郷に入っては郷に従え

米国生活での必需品と言えば?
そう、自動車ですね。
Houston(ヒューストン)時代は大学徒歩圏内に滞在して、
買い出しも友人の車に便乗したり市電を使ったり
どうにもならない時はレンタカーを借りたり
どうにか凌いでいましたが、
流石に年単位で業務をするとなると車無しでは無理です。
電車に乗らない縛りで首都圏で暮らすくらい無理です。
という訳で、車を購入します。
折角の米国暮らしならやっぱりアメリカンな車にしたいところ。


ホンダディーラーにやって来ました。
Chevrolet Corvette(シボレー コルベット)
Dodge Challenger(ダッジ チャレンジャー)も大好きですが、
流石にああいうマッスルカーは普段使いには向きません。
どの日用品も大きくて積載量が要求されるので…


とはいえ、流石に日本でも売っている
Civic(シビック)とかはアメリカン要素が薄いので、
日本では売っていない車種を見ます。
北米でしか売っていないホンダ唯一のピックアップトラック、
Honda Ridgeline(ホンダ リッジライン)です!


ピックアップトラックとは開放式、
つまり屋根の無い荷台を持ったトラックのことで、
日本では軽トラくらいしか個人所有はしませんが、
米国では車と言えばピックアップトラックというくらい人気で、
50年間に渡って新車販売台数1位は
Ford F-Series(フォード Fシリーズ)というピックアップです。
日本で言うところの軽トールワゴンみたいな感じで、
国を象徴する車種と言って良いでしょう。


そういう訳で、米国では一般人が普段使いするのが
ピックアップトラックという存在なので、
トラックでありながら後部座席があって5人乗車出来ます。


それでもトラックはトラックなので
巨大な荷台もちゃんとあります。
Ridgelineの場合は床下収納(サブトランク)まで付いているので、
荷台の906Lにサブトランク206Lを足して
1kL超の積載容量を実現しています。
開放式なのでその気になればもっと積めると思いますが。


では、試乗させてもらいましょう。
一通りの快適装備はちゃんと付いていて、
乗り込むのも実にスムーズに行きます。

ゆっくりとペダルを踏んでいざ発進してみると…
…車体が重いからなのかちょっと遅いような?
と思いましたが、もう少し踏み込んでみると
一気に加速しました。
流石は300馬力を叩き出す3.5LのV6エンジン!
日本人からするとこれでも十分オーバースペックなのですが、
米国では前述のFord F-Seriesを始めとして
排気量6L超のV8エンジンを積んだトラックがゴロゴロ走っているので、
「非力」という評価を受けることもあるそうです。
何を運ぶつもりなんですかね…
ちなみに、大きく見えるRidgelineですが、
米国ではFull-size(フルサイズ)ではなく
Mid-size(ミッドサイズ)扱いです。


一般的なトラックが採用するフレーム構造、
つまり骨組み(フレーム)を組んで
その上にボディをポンと乗っける構造ではなく、
Ridgelineはモノコックといって
ボディそれ自体で強度を確保する構造になっているので、
乗り心地は一般的な乗用車と変わらない快適さでした。
これは余裕で普段使い出来ますね。
S2000を普段使いしているのなら
現行車で普段使い出来ない車は無いだろと言われたらそれはそう。


ディーラーを梯子してもう1台見ます。
という訳で、米国を代表する自動車会社の1つである
Ford(フォード)ディーラーにやって来ました。


これが前述のF-Seriesの1つ、F-150。
隣に停めたNissan Altima(日産アルティマ)との比較で
その巨大さが窺い知れるでしょうか。
いや、Altimaも日本基準では十分大きいんですけどね?
更に恐ろしいことに、F-150というのは
F-Seriesの中で一番「小型」なモデルなのだそうです。


店内にはF-150の1つ上のモデル、
Super Duty(スーパーデューティー)ことF-250が。
デカ過ぎんだろ…
実は更に上のF-350とかF-450とかも控えていたり。


幾ら米国在留中であるとはいえ
フルサイズピックアップトラックを乗りこなせる気はしないので、
僕はもっとコンパクトなやつを試します。
Ford Maverick(フォード マーヴェリック)です。
Honda Ridgelineよりも一回り小さく、
米国ではCompact(コンパクト)のサイズに分類されます。
つまり軽トラだな!(錯乱)


Lexus LS 460(レクサスLS460)の隣に並べるとこう。
これは日本人からしても常識的なサイズですね。
アメリカ人でも特に都市部に住む人間から
「こういうのでいいんだよ」という評価を得て
今人気を博しているモデルです。


Maverickにはハイブリッドエンジンの設定もあり
市街地で42 MPG(18 km/L)の燃費を達成していたりと、
アメ車らしからぬ聞き分けの良さです。
なお、Ford F-150のスーパーチャージャー付きV8エンジンモデル
Raptor R(ラプターR)の市街地燃費は10 MPG(4.3 km/L)。


荷台はこんな感じ。
大きな家具を買って持って帰ったり、
国立公園に登山用具を持って行ったりするのも安心ですね。


では、試乗してみましょう。
MaverickもRidgelineと同じくモノコック構造で、
SUVと同じような乗り味です。
視座が高くて大きな車の多い米国の通りでも見通しが良く、
コンパクト(米国内比)で最小回転半径も小さいので
取り回しが良くで便利です。
サスペンションも柔らかめな設定で、
欧米にありがちなスピードバンプを乗り越えても快適。


Time is money(時は金なり)、
米国では自動車も新車中古車問わず即断即決が基本。
何ならその気になれば即日乗って帰れるとか。
まあ、僕は日本でも即日購入していましたが。
という訳で、ここで心を決めて
Ford Maverick XLT Hybridの購入を決断しました!
そもそも日本から撤退していて
正規輸入では絶対に買えないフォード車。
芯から米国を体感する駐米生活を作り上げていきます!

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