カムチャッカ旅行 第1日目

降り立ちます。


夜行便なのに客室灯を煌々と点け続けるS7航空。
機内でも白夜を感じさせようという計らいでしょうか。
止めて欲しい。

(以降、ペトロパブロフスク=カムチャツキー時間UTC+12.0h)


10:27、Елизово空港(エリゾヴォ空港)に到着。
辿り着きました、Камчатка(カムチャッカ)です!
千島列島の先に位置し、広大なロシア連邦の中でも
地の果てと呼ぶに相応しい場所。
ユーラシア大陸の中で最も
時間が進んでいる場所でもあります。


空港ターミナルが想像以上にショボい。
まるでビニールハウスです。
これでКамчаткаの厳しい自然に耐えられるのでしょうか。
それとも、沈下橋みたいに壊れることが前提なのかな?
地理的に近いからか日本語と中国語も書かれていますね。


大型犬が沢山迎えに来ている駐車場。
宿に対して空港送迎を頼むメールをしたものの
返信が無かったのでそんな予感はしていましたが、
やはり迎えは来ていません。
Камчаткаはツアー旅行が前提の土地なので、
調べても今一つ空港アクセスの情報が出てきません。
とは言え、地元のロシア人だって使うのだから
何かしらの公共交通機関はあるはず…


ロータリーの中にバス停を見付けました。
どうやらこれで市街地まで行けそうです。
104番バスに乗車。


1時間ほどで終点のКомсомольская Площадьバス停
(コムソモール広場バス停)に到着。
運賃は70рでした。
公共交通機関の運賃の安さは流石ロシア。
1,000р札しか持ち合わせていなかったので
受け取り拒否されないか心配でしたが、
ちゃんと930рぴったりお釣りをくれました。


カムチャッカ州の州都、
Петропавловск-Камчатский
(ペトロパブロフスク=カムチャツキー)です。
結構栄えていますね。
何処からか大音量でラジオが流れています。


Т-34型戦車の像。
Петропавловск-Камчатскийは
日米の目と鼻の先にあるその地理的条件から
昔から軍事的に非常に重要な拠点となっており、
ソ連時代は外国人の立ち入りが堅く禁じられていました。
ソ連崩壊後1990年になって漸く解放され今に至ります。


お腹が空いたので昼食にします。
マークがとっても某ハンバーガーチェーンみたいですが、
これはMではなく逆さに見たШ(シャー)です。
ここはハンバーガ屋ではなく
Шаурма(シャウルマ)屋なのです。
Шаурмаとはケバブのような焼いた肉の薄切りを
厚いクレープで巻いたブリトーのような料理で、
ギリシャで言うところのΠίτα Γύρος(ギロピタ)
みたいなファストフードです。


Авачинская Губа(アバチャ湾)まで歩いてきました。
Петропавловск-Камчатскийは
この湾によって支えられてきました。


大通りからちょっと入るともう泥道ですね。
流石は極東の更に果て
…と言いつつ、この程度の整備度なら
ロシアのほぼ全ての町が当てはまりますが。


そんな泥道の先にある
湾沿いの高台に建つ宿に泊まります。
ここまで歩いてきた通りの雰囲気から
一体どんな前時代的な宿が現れるかと
内心ヒヤヒヤしていましたが、
北欧顔負けの近代的な宿で安心しました。
但し、凄く外国人観光客向けな見た目をしておきながら
宿泊客は僕以外全員ロシア人です。
ロシア語力が鍛えられてしまう…


何はともあれ、宿に荷物を置いて街歩きです。
商業的な中心地区は空港からのバスが停まった
Комсомольская Площадь
(コムソモール広場)なのでしょうが、
観光という意味では海沿いの
Площадь Ленина(レーニン広場)の方が
観光客向けの施設が揃っています。


どう足掻いても記念碑。
何の記念碑なのかの説明文が小さ過ぎる。


砂利のビーチ。
親潮の影響で夏でも冷涼なので泳ぐ人は居ませんが、
多くの市民が海辺で遊んでいます。
海というのは泳がずとも癒されるものです。


しかし、ちょっと脇を見ると巨大な落石(落岩)が。
かなり脆い地形のようです。
通行止めになったりはしませんし、
素知らぬ顔で人々は散歩していますが。


車はちょくちょく通るし、
海岸にもそこそこ人は居るのですが、
如何せん旧ソ連時代の馬鹿デカい広場や建物に
見合うだけの量ではなく、
どうにも閑散とした印象を拭えません。


さて、シベリアは物価が安かったりするのですが、
ここまで辺境の地となると何かとお金が掛かります。
ということで、明日からの行程に備えて
銀行のATMでルーブルを調達しておきましょう。


引き出してみたら、一昨年発行されたばかりの
新しい2000ルーブル札で出てきました。
このお札、Космодром Восточный
(ボストチヌイ宇宙基地)と、
Золотой Мост(黄金橋)という
極東のランドマークが描かれていることもあり、
ロシアの他の地域に先駆けて
この地で流通が広まっているそうです。
思いっきり北方領土が描かれているけど、
日本政府は特に抗議しなかったんだろうか…
この後はスーパーで夕食を買い込んでから
宿に戻って寝ました。

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