7:00、起床。
朝食を済ませたらチェックアウトして、
大きな荷物を置いて出掛けます。
Autopista Norte(ノルテ高速道路)で北へ。
丁度通勤ラッシュの時間帯なのか
Transmilenio(トランスミレニオ)が列を成しています。
これだけの需要があるなら地下鉄を引けないのだろうか。
どういうシステムなのかは良く分かりませんが、
暫く行くと料金所が現れます。
出入口は無料で出入り自由なので、
この直前で降りて直後で入り直せば
料金を払わずに済むような…?
コロンビア人はそんなケチなことはしないのでしょうか。
1時間ほどでZipaquirá(シパキラ)の町に到着。
瓦葺きの家が軒を連ねる風情のある街並みです。
やって来たのはCatedral de Sal(塩の教会)です。
岩塩の鉱山の中に造られた教会で、
Bogotáから日帰りで気軽に観光出来るとして
コロンビア人にも人気な観光スポットです。
その所為なのか極めて強気な価格設定で、
Museo del Oro(黄金博物館)の入館料が
COP5,000(約140円)なのに対して、
何と20倍近いCOP98,000(約2,800円)もします。
コロンビア人にとって許容範囲なのでしょうか…
いざ入坑です。
入ったすぐ側から壁に塩が析出しています。
…何故この塩は採掘しなかったのかな?
山全体が岩塩で出来ていて一々掘っていたらキリが無いとか?
だとしたら露天掘りすれば良いような気もするけど。
少し歩くと十字架が現れ始めます。
Catedral de Salは元々この岩塩鉱山で働いていた鉱夫が
事故に遭わないようにと神に祈る為に
坑道に掘ったのが始まりの建造物で、
オリジナルのものは安全上の理由から閉鎖されている為、
今見学出来るのは閉山後の1992年から1995年に掛けて
改めて掘られたものになっています。
十字架は嘗て岩塩を採掘していた
何本もある細長い直方体状の坑道に造られており、
幾つかの十字架の後ろには深い穴が口を開けています。
それぞれの十字架がイエス・キリストの
様々な場面を表しているそうなのですが、
キリスト教に疎い僕には良く分かりません。
14個の十字架を過ぎるとCúpula(ドーム)が現れ…
上下左右に入り組んだ教会本体に入ります。
この辺りは操業時の構造を保っているのでしょうか。
いや、わざわざこんなに入り組ませる必然性は無いか?
最深部にあるNave de la Vida。
直訳すると「命の身廊」となるのですが、
キリスト教の宗教用語か何かでしょうか…
暫くしたらプロジェクションマッピングが始まりました。
教会という土地柄を鑑みるに創世記でしょうか?
中々力が入っています。
一通り回り終えたら洞窟内の喫茶店で一服。
コロンビアって何処も凄くお洒落な気がする。
デザインセンスが育まれ易いお国柄なのでしょうか?
半世紀以上内戦をやってきた国には到底見えません。
普通長期間本気の内戦をやっていたような国は
経済も国民も疲弊し切ってデザインに気を遣う余裕は
全く生まれないものだと思うのですが…
これがコロンビアの底力なのでしょうか。
帰りは鉱石輸送トロッコをイメージした連結バスで戻ります。
牽引車が蒸気機関車を模しているけど、
坑道でSLはまずいですよ!
俯瞰したZipaquiráの街。
Uberを呼んでBogotá(ボゴタ)に戻ります。
今日は木曜日なのでUberでアクセスしましたが、
土日祝日は観光列車も走っています。
事実上コロンビア唯一の旅客鉄道なので
行程さえ合えば是非とも乗りたいところでしたが…
一旦コロンビアを離れるので
El Dorado国際空港(エルドラド国際空港)に来ました。
賑わっていますね。
出発フロア内で見付けた
寿司×コーヒーとかいう世界一合わなさそうな組み合わせのバー。
コーヒー王国のコロンビア人的には許容範囲なんですかね…?
17:22発P5 7078便に搭乗。
コロンビアのLCC、Wingo(ウィンゴ航空)です。
南米はCordillera de los Andes(アンデス山脈)の存在もあって
結構航空事故が多いのですが、
果たしてコロンビアの格安航空は大丈夫でしょうか…
相当開発されている割には
煉瓦色で統一感のあるBogotáの街並み。
やっぱり、コロンビアはデザインに長けている気がします。
(以降、コスタリカ時間UTC-6.0h)
18:36、Juan Santamaría国際空港
(ファン・サンタマリア国際空港)に到着。
3ヶ国目のコスタリカ共和国です!
僕の当初の計画では全く候補に挙がっていませんでしたが、
同行者の1人が希望したので追加してみました。
標高が大分下がって(とはいえ900mはある)
夜なのに若干の蒸し暑さを感じます。
この空港は到着ロビーらしい到着ロビーが無くて、
荷物を受け取りが終わると
即タクシーの客引きが待ち受ける通りに放り出されます。
ワンクッション欲しい。
コスタリカで夕食。
エクアドルもコロンビアも食費が安かったので
その感覚のままステーキ屋に入ってみたら…
何だこの値段は!
米国並みです。
中米ってこんなに物価高だったっけ…?
確かに、コスタリカは中米の中で一番発展している国の一つだけど…
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