5:45、起床。
児島で宿泊したのには明確な理由があります。
朝食を済ませて児島駅へ。
6:50琴参バス瀬戸大橋線坂出駅前行きに乗車。
車道は高速道路の瀬戸中央自動車道しか通っていない瀬戸大橋ですが、
実は路線バスが走っています。
しかも、開通時は世界一高額だと揶揄された瀬戸大橋を走りながら
全線乗り通しても700円という運賃。
当然、これは自治体からの補助金あってのことですが、
児島と坂出の間にはJRがバンバン走っているのに
何故路線バスを走らせる必要があると判断されたのでしょうか。
それは鉄道だけでは賄い切れない需要があるからです。
瀬戸大橋は恰も1本の長大橋が瀬戸内海を一跨ぎしているようですが、
実は途中で4つの小さな島を経由しています。
それは大海原の孤島で羽を休める渡り鳥が如く、
ケーブルの強大な張力に耐える巨大アンカレッジ等の構造物を
少しでも安定した地上に置く為の工夫な訳ですが、
その4島の内3島は人の住む有人島でした。
島民からすると平穏な島に突如巨大建造物を建てられた挙句、
開通した暁には引っ切り無しに通る車や列車の騒音に
半永久的に曝されてしまう訳で、
何の補償も無く建築を容認出来る代物ではありません。
そこで、島民に対する補償の一つとして
各島にはそれぞれインターチェンジが設けられ、
交通利便性を向上させる措置が取られました。
それ自体はしまなみ海道こと西瀬戸自動車道も同じですが…
瀬戸大橋の特殊なところは、
途中に設けられたICの全てが一般車両進入禁止で
島民とその関係者しか利用出来ないようになっている点です。
その為、部外者が入島するにはこの路線バスに乗るしかありません
(島内の民宿に泊まると自家用車でも乗入可能だという噂あり)。
まず1つ目の島は櫃石島。
To be continued.
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