6:36、起床。
今日も今日とてドライブです。
今日は津軽をドライブします。
まずは道の駅ひろさき サンフェスタいしかわへ。
凄く既視感のある看板。
某電器屋しか思い浮かばない。
弘前市街に来て何処へ寄ろうか迷いましたが、
弘前城は6年前(2018/7/31)に来ているので
その隣の藤田記念庭園の中にある大正浪漫喫茶室へ。
弘前と言えば林檎を抜きには語れません。
何せ、日本国内の林檎の4分の1を弘前市で生産しているのですから。
という訳で、アップルパイを頂きます。
紅玉を使っているのはどれかと尋ねたら、
「紅玉を使っていて一番酸味がしっかりしているのはこれですよ」
とお薦めしてもらったタムラファームのアップルパイ。
流石は津軽人、林檎の本質が酸味であると分かってらっしゃる。
その言葉通り酸味でしっかりと輪郭が描かれていて美味です。
これこそ林檎!
アップルパイだけ食べたら早々に弘前市街を離れます。
あの中央弘前駅が微妙に改修されている…
今回はレンタカーで機動力が高いので
白神山地にもアプローチを掛けてみます。
でも、峠から先は長期通行止めなのか…
少しでも白神山地を感じようと
乳穂ヶ滝にやって来ました。
冬季には凍結し、その氷柱の形で豊凶を占うそうです。
自然と身が引き締まる原生林の澄んだ空気。
…熊が出そうでちょっと怖い。
乳穂ヶ滝の滝裏。
今の時期の水量だと視認も難しいですね…
良ーく見ると写真にも白い筋が写り込んでいますが。
冬に結氷した姿はこんな感じだそうです。
この姿が乳穂に似ているから乳穂ヶ滝と呼ばれているようですが、
「乳穂」で検索しても乳穂ヶ滝しか出て来ません。
自己参照?
ここから更に白神山地の奥へと行くことも考えましたが、
時間が足りなくなりそうなので切り上げて岩木山に向かいます。
日本百名山でもある岩木山に登ることも考えましたが、
そんなに天気が良い訳でもないので
取り敢えず岩木山神社に参拝だけしておきました。
岩木山を回り込んで鶴の舞橋へ。
全長300mもある巨大な木橋で、
三連太鼓橋としては日本で一番長いそうです。
三連太鼓橋ってどのくらいメジャーなジャンルなんですかね?
平成6年竣工で橋齢30年を迎える鶴の舞橋は老朽化が激しく、
去年から3年を掛けて3分の1ずつ掛け替えをしている最中です。
今は令和5年度の工事と令和6年度の工事の間で、
岩木山側3分の1が新築になっています。
上の写真でも右3分の1だけピカピカなのが分かりますね。
残り3分の2はまだこんな様子。
この長大な木橋がどんな水域を渡っているかと言えば
廻堰大溜池という農業用溜池で、
平成3年着工という時代背景を考えても
バブル期の名残で観光客誘致の為の箱物(?)として架けられたんだろうな…
何故三連太鼓橋という謎ジャンルではなく
普通の木橋として日本一木橋日本一は大井川に架かる蓬萊橋(長さ897.4m)。
明治12年竣工。を目指さなかったのだろうか。
今夜の宿に向かって更に岩木山を回り込んでいきます。
昼食を食べ忘れていることに気付いたので
道の駅もりたアーストップで休憩。
地球の頂を名乗るには些か不十分な立地では…?
多分「あー、ストップ」と掛けているのでしょうが。
鶴の舞橋と言い、何処と無く寒いノリを感じてしまうのは考え過ぎかな。
値引きしていたので海老フライカレーを購入。
津軽らしさがあるのか良く分かりませんが美味しかったです。
日本海沿いに出て鯵ヶ沢町のきくや商店にやって来ました。
このお店は平成20年代に一世を風靡していたのですが、
皆さんは覚えているでしょうか。
ぶさかわ犬のわさおです。
「天才!志村どうぶつ園」で取り上げられると
町の顔になるほど有名になりました。
しかし、飼い主だった菊谷節子さんは平成29年に逝去、
全国区に押し上げた志村けんさんは令和2年3月に、
そしてわさおも同年6月に逝去し、
今や全員が旅立ってしまいました。
それでも、わさおを偲んで訪れる観光客が次々来店しています。
嘗てはわさおの寝床だった立派な小屋も
今や空っぽ…
ではなく、わさおの後継のちょめがいました。
ぶさかわと呼ぶには端正な顔立ちですね。
わさおばかりが有名になって
きくや商店が何を売っているお店なのか知りませんでしたが、
津軽らしくイカ焼きのお店でした。
なお、犬にイカをあげるは厳禁です。
おっと、そろそろ行かないと!
とある事情から急いでやって来た行合崎。
鯵ヶ沢町の隣、深浦町にある岬です。
何をそんなに急いでいるのかと言うと…
来たっ!リゾートしらかみ4号!
初めて乗った時からいつか撮り鉄してみたいと思っていたJR五能線。
遂に収めることが出来ました。
深浦駅で行き違いしたリゾートしらかみ5号も来ました。
さっきの4号が橅編成で、この5号が青池編成のようですね。
こういう荒々しい岩海岸が如何にもJR五能線。
無事にリゾートしらかみを写真に収められたら
JR五能線沿いに国道101号を走っていきます。
と、道すがら景勝地っぽい場所を見付けたので寄り道。
恵比須神社という神社のようですが…
裏手から謎の土手道が伸びています。
そこはかとなくモン・サン・ミシェルっぽく見えなくもないような?
大岩という捻りの無い名前が付いています。
そして、道は大岩の中へと吸い込まれていきます。
一体何処へ…?
何と大岩に隧道が穿たれていました。
しかも手掘りっぽい断面。
何がある訳でも無さそうな海辺の岩に
多大な労力を掛けてまで階段付きトンネルを掘る動機があったのでしょうか?
トンネルの先にも謎の道が続いています。
ここも鉄製の柵まで付けられて
かなりお金を掛けて整備されている様子。
線形としてはトンネルを用いたループ線と言って良さそう。
そうまでして辿り着いた大岩の上がこちら。
…予想通り何も無いですね。
深浦町のホームページを見るに、
どうやらこの大岩は岩木山や白神山地を望む
天然の展望台として使われているようです。
今日は曇天なのでどちらも見えませんが。
頂点には三角点が据え付けられていました。
地理院地図曰く標高は18.2mだそうです。
周辺の色んな場所から見えて同定もしやすいので
三角点には最適な立地ですね。
ちょっと早めの夕食は
深浦名物のマグロとヒラメの海鮮丼。
深浦マグロステーキ丼というのが
最近深浦町が売り出し中のご当地グルメだそうですが、
結構なお値段したので怖気付いてしまいました。
深浦町中心部から更にもう少し走って
今夜の宿に辿り着きました。
To be continued.
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