(無題)

ポーランド出張第7日目。
最早ポーランドではありませんが。


5:16、Мінск-Пасажырскі駅(ミンスク旅客駅)に到着。
ベラルーシの首都Мінск(ミンスク)です。
いつの間にか列車の進行方向が変わっていました。


近未来的なМінск-Пасажырскі駅。
ベラルーシは第二次世界大戦の激戦地だったので
欧州の首都ながら古い建物はあまりありません。


寝不足の寝起きの身体には堪える寒さです。
人通りも殆どありません。
足早にバスターミナルに向かいます。


ショッピングセンターの1階にあるバスターミナルから
5:55発300Э番バスАэрапорт(空港)行きに乗車。
ミニバスの1400К番バスと交互に出ています。


バクテリオファージみたいな見た目の
Нацынальная Бібліятэка Беларусі
(ベラルーシ国立図書館)。
通称は勿論バクテリオファージ…
ではなくАлмаз(ダイヤモンド)です。
夜になるとイルミネーションがあるとか。
このセンスは独裁国家っぽいですね。


Мінск国際空港(ミンスク国際空港)に到着。
チェックインを済ませます。


思ったよりも時間に余裕があったので、
残っていたベラルーシルーブルで朝食。
のんびり食べていたら保安検査場に
長蛇の列が出来ていることに気付き、
慌てて食べ終えて列に並びました。
保安検査の窓口の数が少な過ぎるのでは…


8:45発B2 957便に搭乗。
ベラルーシの国営航空、ベラヴィア航空です。
ベラルーシ-ロシア便はちょっと特殊な事情で
「国内線」扱いになっているので出国審査がありません。
出入国カードも共通のものを使用しており、
ベラルーシ入国時に貰った出国用のカードは
ロシア出国時まで持っていることになります。
ロシアに隣接していながら
ここまでロシアに近しい国は他に無いでしょう。
ただ、その所為で第三国人はこの2ヶ国に
跨がる列車に乗れなかったり、
ロシア便で出入国するとビザが免除されなかったりと
色々不便を被ることになるのですが。

(以降、モスクワ時間UTC+3.0h)


9:58、Домодедово国際空港
(ドモジェドヴォ国際空港)に到着。
ロシア連邦に舞い戻ってきました。
またしても乗り継ぎですが。
そして、今度も荷物を一度受け取らねばなりません。
今度はロストバゲージさせない!

Мінскを出る時は国内線扱いで
出国印も捺されませんでしたが、
ここでは入国審査があります。
バスを降りて空港のターミナルに入ると
「ロシア、ベラルーシ国籍以外の人は
入国審査の列に並んでください!」
とロシア語で案内があるのでそれに従いましょう。
というか、ロシア人でもベラルーシ人でもない人に
案内するんだから、英語で話すべきでは…
該当者の大半はウクライナ人だったので、
ロシア語で大丈夫ということなのでしょうか。

今度は3時間あるので楽々荷物の受け取りに成功。
というか、荷物を受け取るベルトコンベアが
入国審査の後にあったので、
ビザの無かった往路はそもそも時間以前の問題で
荷物を受け取れなかった説がありますが。
改めてチェックインを済ませて搭乗口へ。


13:20発S7 175便に搭乗。
久し振りのS7航空です。
アエロフロート・ロシア航空には何故か縁がありません。

(以降、クラスノヤルスク時間UTC+7.0h)


21:15、Толмачёво国際空港
(トルマチョーヴォ国際空港)に到着。
Сахалин(サハリン、樺太)の時以外
毎回乗り換えや乗り継ぎをしているシベリアの要衝
Новосибирск(ノヴォシビルスク)です。
今回は乗り継ぎが良いので市内観光はしませんが。
正直これと言った見所も無いしな…
「成田へ乗り継ぎする人は申し出てください!」
と、これまたロシア語で案内がありました。
しかも、Нарита(ナリタ)が対格に格変化して
Нариту(ナリトゥ)になるおまけ付き。
つくづくロシア語弱者には厳しい国です。

まだまだ移動は終わりません。
目指す町はМосква(モスクワ)から
乗り継ぎも含めて飛行機で12時間以上も掛かる地の果て。
遠回りしているわけでもないのにこの所要時間は
流石ロシア連邦と言う他ありません。


23:15発S7 5249便に乗り継ぎ。
2夜連続の夜行便。
仕方無いさ、旧ソ連だもの。
いよいよ、国際学会に自主的に参加し、
全航空券を自費で買ってでも行きたかった
あの場所へと飛びます。

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