(無題)

カフカス旅行第4日目。
行程を回復します。

6:35、起床。
のんびり朝食を済ませてから出掛けます。
結局、シャワーは壊れたままで浴びられませんでした。


今日は良い天気。
折角なので郊外にあるという滝に行ってみます。


タクシーを捕まえて北へ。
Tergi(テルギ川)の峡谷に刻まれたSakartvelos Samkhedro Gza
(ジョージア軍用道路)を下っていきます。
圧巻の景色ですね。


18世紀からある道らしいけど、
この辺りとか当時はどんな道になっていたのかな…


Sakartvelos Samkhedro Gzaを走り続けると
ロシア連邦の北オセチア共和国に入ってしまうので、
途中で左に曲がって未舗装路を上ります。
Kazbegi(カズベキ)のタクシーが基本4WDなのは
Kazbegi近郊の観光地への道が
こういう道ばかりだからなんですね。


しかし、そんな4WDタクシーでも最後までは行けないので
ここからは歩きとなります。


川のせせらぎを聞きながら歩きます。
軽いトレッキングです。
三回の卒業旅行で三回とも
何かしらの形でトレッキングしていますね。
これでこそ旅行。


雪が固まっていてかなり滑り易いです。
登山靴を持ってくるべきだったかな…


最後の岩場を登れば…


何とかGveleti Waterfall(グヴェレティ滝)まで辿り着きました。
氷瀑と化しています。
ちゃんとした氷瀑を見るのはこれが初めてかも…


登ってきた川。
綺麗ですねー。
昼間でも陽が射し込まないので寒いです。


トレッキングを存分に堪能したら下ります。


帰りに寄ってもらった十字架。
何を表しているのかは分かりません。
Sakartvelos Samkhedro Gzaを通す際に
殉職した人達の慰霊碑でしょうか。


今のTergiは河床が殆ど見えてしまっているけど、
雪解けが始まると水で埋まるのかな?


Kazbegiに戻ってきたらそのまま
Tbilisi(トビリシ)に向かいます。
往路はマルシルートカでしたが、
今日は天気が良いので奮発してタクシーにします。


大型トラックが数珠繋ぎになっています。
雪でスタックしたのでしょうか。
5km近く続いているな…
っていうか、このタクシーは大丈夫だよな…


大型トラックの列が途切れました。
スタックしたというよりは、
大型トラックに限って通行止めしているようですね。
それとも、時間帯規制されているのでしょうか。


美しく雪化粧した山々。
こんなところで山スキーしたら楽しいだろうな…
ヘリで頂上まで上げてもらって
そこから滑降するヘリスキーもあるそうです。


Sakartvelos Samkhedro Gzaの最高点、
Jvris Jvari(十字架峠)の近くで停車。


ふかふかの雪です。
全く汚れの無い純白の雪が眩しい!
サングラスを持ってくるべきだったか…


巨大な円筒状の壁画。
ジョージア・ソ連友好の碑だとか。
あれ?ジョージアってソ連の一員じゃなかったっけ…


Mtiuletis Aragvi(白アラグヴィ川)に刻まれた峡谷。
壮大な景色だ…
どんどんジョージアが好きになっています。
夏に来てトレッキングとかもしてみたいですね。


こう見えて観光インフラは整っているらしく、
何とパラグライダーまでありました。
運ちゃんからやらないかと誘われましたが、
料金が一人250GELととても払える額ではなかったので却下。
ヨーロッパの金持ちがやるのかな…


Jvris Jvariを越えてどんどん下がっていきます。
雪で冷えた所為なのか、
いきなり悪寒がしてきました。
まさか、こんなところで風邪を引いたのか…?
どうしようもないので取り敢えず寝ます。


Ananuri(アナヌリ)に到着。
今度はタクシーなのでちゃんと寄ります。
有名な観光スポットのようで、
土産物屋が多く軒を連ねています。


Mtskheta(ムツヘタ)でも売っていた蝋燭のような何か。
お店の人に訊いてみたら、
ナッツを蜂蜜で固めたものだそうです。
一個買って食べてみました。
蜂蜜にしては酸っぱいな…


Ananuri内部。
要塞のようになっています。


本体。
教会でしょうか?


教会ですね。
ジョージアは十字軍が使っていたのと
同じ意匠の国旗を使っているなど
敬虔なキリスト教国家でもあり、
そこら中に教会や修道院があります。


Ananuriの後はノンストップで
Tbilisiまで戻ってきました。
ケバブ屋で昼食を取ってから
マルシルートカで西に向かいます。


吃驚するほど速度を上げるマルシルートカ。
カーブの度に遠心力で転びそうになるほど。
運転が荒過ぎて周りのジョージア人達が
何度も十字を切っていました。
梅のような花が咲いていたり、
川に沿って走る鉄道が見えたりして
中々景色は良さそうなのですが、
運転の荒さと体調の悪さでそれどころではありませんでした。


16:57、死にそうになりながらKutaisi(クタイシ)に到着。
これで漸く当初の予定と合流しました。
身体全体が寒い…
とても観光したり出来る状態ではなかったので、
すぐにホテルに向かって即刻寝ました。

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