今日はΜετέωρα(メテオラ)を巡ります。
6:06、起床。
シャワーを浴び、支度を済ませたら出発します。
Πανεπιστήμιο駅
(パネピスティミオ駅)から地下鉄2号線
Ανθούπολη(アンスポリ)行きに乗車。

ギリシャ国鉄のΑθήνα駅(アテネ駅)から
8:27発884列車Καλαμπάκα
(カランバカ)行きに乗車。
さらば、忌まわしきΑθήνα!

Παρνασσός(パルナッソス山)を望む。
美しく雪化粧しています。

山脈に向かって高度を上げてきました。
険しい渓谷を走ります。

おー、これは中々の眺め!
断崖絶壁すれすれを走っています。
仮乗降場のような場所もあったけど、
ここで降りる事も出来るのかな?
観光列車があってもおかしくはなさそうだけど。

暫く眠ったらΚαλαμπάκα行きの
支線に入っていました。
このΦαναρι駅(ファナリ駅)のような
小さな駅にちょこちょこと停まりながら進みます。
結構遅れているな…

巨岩が見えてきました。

13:56、Καλαμπάκα駅
(カランバカ駅)に到着。
Μετέωραの最寄り駅です。

手書き式でもフラップ式でもない
まさかの活字式の時刻表。
一番面倒臭いんじゃなかろうか。

まずは観光案内所に向かいます。
超有名観光地の筈だけど、
オフシーズンだからか観光客は殆ど居ないな…

人懐っこい看板猫が寛ぐ観光案内所に到着。
オフシーズンの為バスが全然出ていないので
ここで運転手を紹介してもらいます。
運転手がやって来るまでに近くのパン屋で
遅い昼食用のパンを買い込み、
15分ほどでやけにハイテンションな運転手が現れて早速出発。
車内BGMがキルギスのタクシーと同じだけど、
これは国際的なタクシーBGMなんだろうか…

岩山の裏側に回り込んで車を停め、
徒歩で岩の上に建つ修道院の一つに登ります。
かなり急な道です。

エレベーターもありますね。
昇降機と言った方が雰囲気が出るでしょうか。
カウンターウェイトが見当たらない
何とも心許無い作りだけど…

昇降機は修道士専用なので
僕等観光客は階段で上がります。

結構高い!
屹立していると形容すべき形状の岩なので
かなりの高度感があります。

修道院に辿り着きました。
写真に写っているのは鐘ですが、
ちゃんとした造りの修道院が建っています。
どうやって建設したのだろうか…

昇降機。
この修道院は観光用になっているのか、
中は土産物屋と化していました。

さあ、ここから岩山の上へと登っていきます。
景色が良いから何処かで記念撮影でもしたいな…

と思っていたら、何も言わずとも
運転手さんが車を停めて、
「さあ、ここがビューポイントだ!
カメラを貸しな!撮影してあげるから並んで並んで!」
と促してきました。
しかも、本来なら立入禁止なんじゃなかろうかという
結構ギリギリのラインを攻めてきます。
「崖っぷちの岩の上に立つと写真映えするぞ!」とか。
で、写真を撮りまくって決め台詞は
「どうだい、俺はクレイジーだろぉ!?」
とにかくクレイジーを連呼するので、
僕等の中で彼のあだ名はクレイジードライバーに決定しました。

しかし、この景色は絶景だなぁ…
ギリシャの中でも一二を争うと思います。

下の町からも見えていたΙερά Μονή Αγίας Τριάδος
(ホーリー・トリニティ修道院)。
ここも中を見学する事が出来ます。
修道院というよりは博物館みたいな感じでした。

折角なのでΚαλαμπάκαを俯瞰する崖っ淵へ。

Μετέωραあるあるの崖っ淵記念撮影。
格好付けようとしたけど、
ただ頭が痛いだけみたいなポーズになってしまった。

この岩は…
登れそうだな!
一瞬だけとはいえワンゲル部だった大学時代。
その締めとして登らねば!

わりかし簡単に登攀出来ました。
爽快かな。
他の人達は誰も登っていませんでしたが。

そんな他の人達も、車道に戻る塀は攀じ登っていました。
ファイト一発ごっこもしたり。

こんなところにも野良猫が居ました。
ギリシャは猫が多いのかな?

いやー、それにしても噂に違わぬ絶景だった。
荒んでいた心が洗われました。
ギリシャにも良いところはあります。
というか、ギリシャも田舎は良いところです。
何処の国も都会がその国の評判を落としているのであって。

帰りに嘗て修行場だったという
断崖に刳り貫かれたお堂に寄りました。
日本で言うところの投入堂みたいな?
ここに寄る運転手は珍しいらしく、
「こんなところに寄るなんてクレイジーだろぉ!?」
と最後までクレイジーアピールしていました。
南欧らしく陽気で宜しい。

オフシーズンだからか
レストランは殆ど開いていなかったので、
町の小さな食堂で軽くつまんでから駅へ。

19:30発887列車Παλαιοφάρσαλος
(パレイオファルサロス)行きに乗車。
ガラガラです。

19:46、Τρίκαλα駅(トリカラ駅)に到着。

やはり人通りが極端に少ない駅前。
蒸気機関車が静態保存されていますね。
レストランを探しますが、
ここも開いている店は殆どありません。
ギリシャ人は冬眠するんだろうか。

歩き回ってどうにか見付けた
お洒落なレストランでギリシャ最後の晩餐。
入店した20時半頃にはガラガラでしたが、
21時過ぎになるとどんどん客が入ってきて
最終的には満員になりました。
店が全然開いていなかったのは
冬だからじゃなくて単に時間が(ギリシャ基準で)早かったから?
まさか遅くまで働いている訳ではあるまいし、
日没後にこんな時間まで何をしているんだろう…
料理は普通に美味しかったです。
さて、時間が迫ってきたからそろそろバス乗り場に向かうか。
が、このバスというのが中々の曲者で、
正確な情報が何一つ分からない。
公式サイトと思われるものはあったのですが、
ここΤρίκαλαは
あくまで経由地に過ぎない為、
バス停の場所すら掲載されておらず分かりません。
一応、Θεσσαλονίκη(テッサロニキ)で
チケットを買った際に地図を印刷してもらったのですが、
レストランで呼んでもらったタクシーの運転手は
「こんな場所にバス停なんてないよ!」
と知らない様子。
地方だからかそもそも英語も余り通じないし…
それならばと違うタクシーも呼んでもらったものの、
やはり答えは同じ。
もしかして、バス会社に騙されたのか…?
実はそんなバス路線は存在していないとか…
それでも、やはりタクシーの運転手さんというのは
町の事を良く知っているもので、
「その行き先のバスが来るのはこの町だとあそこしかない。
君達の求めているバスかは分からないけど、
取り敢えずはそこに行くしかない。」
と、可能性の高そうな場所へ連れていってくれる事に。
タクシーで連れてこられたのは、
5人ほどのおじさんがお酒を飲みながら談笑する
紫煙燻る小さな事務所のような場所。
一応ここにバスは来るのか訊いてみると…
来る!?
良かった…
でも、あのΘεσσαλονίκηの
オフィスでの情報は一体何だったんだ…
さて、後はバスを待つのみです。
が、このバスは発着時刻さえ定かではありません。
ホームページに載っていた情報では22:15発、
Θεσσαλονίκηの
オフィスでの情報では0:00発
(早まって22:00発になる可能性あり)
という話だったのですが、
ここのおじさんが言うには22:30発との事。
22時台という以外何一つ情報が一致していない…
まあ、正確な時刻表があったところで
実際の運航がそれに則るとは限らないけど。
僕等の他にも同じバスを待っている夫婦が居るし、
まあ気長に待つか…
と、ここでまさかの事態が発生。
KSが携帯電話をタクシーに置き忘れたとの事。
ええ!?ここで!?
急いでレストランに電話してタクシーに連絡を取ってもらいます。
正直、厳しいのでは…
と思いもしましたが、結果的には戻ってきてくれて
KSは無事携帯電話を回収する事が出来ました。
タクシーの運転手さんには本当に感謝しかありません。
ギリシャ人も田舎だと良い人なんだな…

結局、バスは22:50になってやってきました。
全く人騒がせなバスだ。
兎にも角にも、これで旅行を続けられますね。


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