ユーラシア旅行 第3日目

ロシアに上陸します。

船上というのはどうして
こう眠くなるものなのでしょうか。
また10時間以上眠って
船内食堂の朝食営業が終わったところで起床。
船内のアイスクリーム屋でアイスを買ったりして
Владивосток(ウラジオストク)到着を待ちます。


霧の中から陸地が見えて来ました。


おー、これがВладивосток。
やけにカラフルな建物ですね。
灰色の空に何とか抗おうとしているようです。
坂の斜面に雑然と建物が並んでいる様は
長崎を思い起こさせるような気もする。
船は14:00着との事だったのですが、
着岸してからの下船手続きが遅々として進みません。
Корсаков(コルサコフ)もこんな感じだったな…
建物がカラフルになっても
ロシアはロシアのままですね。

(以降、ウラジオストク時間UTC+10.0h)


という事で、ロシア連邦に上陸しました!
またしてもフェリーでの入国です。
二度目のロシアにして二度とも海路という。


まずは宿に向かいます。
Сахалин(サハリン)よりも遥かに活気のある街ですね。
というか普通にお洒落な西洋の街です。
TKは共産主義が感じられないと言って
大層残念がっていました。


共産主義どころか日本のオタク文化の息が。
ボーカロイドらしき絵が描かれたこの店は
看板からすると靴・洋服屋のようです。
コスプレ用品でも取り扱っているのかな?


裏路地にあった宿に荷物を置き、
街の散策に出掛けます。


ул. Адмирала Фокина
(アドミラーラ・フォーキナー通り)。
歩行者天国
と見せ掛けて実は端っこを自動車が通る通りで、
噴水などもあり、とてもお洒落な通りです。
多くの歩行者で賑わっています。


屋台が多く並んでいたので
Пирожок(ピロシキ)を買ってみました。
ああ、ロシアに来たんだなぁ…


その隣には日本の自動販売機がありましたが。
現地の飲み物に比べると非常に高いです。


渋滞するул. Суханова
(スハノヴァ通り)を歩く。
ロシアなので勿論右側通行なのですが、
走っているのは左ハンドルの中古日本車ばかりです。
この辺りはСахалинと似ています。
フォルクスワーゲンなども見掛けますが。


Орлиное Гнездо Смотровая
Площадка(鷲の巣展望台)に来ました。
市街を見下ろす高台にある展望台で、
Владивосток市街を一望出来ます。


手摺に鍵が掛けられていますね…
こんなところも欧米です。
相合傘の落書きとどっちがマシなのだろうか。


Бухта Золотой Рог(金角湾)を渡る
Золотой Мост(黄金橋)。
APECの開催に合わせ2012年に開通した斜張橋。
Владивостокの新たなシンボルです。


Владивосток港。
左手前には退役した
Корабль Красный Вымпел
(クラスヌィ・ヴィムペル軍艦)が繋留されており、
右奥にはDBSクルーズフェリーも見えます。


アパートが建ち並ぶ住宅地。
湾に面した坂に建ち並んでいるあたり、
やはり長崎を思い起こさせます。


Владивостокの夕暮れ。
…そろそろ帰るか。


帰りはФуникулёр
(ケーブルカー)を使ってみます。
普通は上りに使うものですが。


人の気配の無い石造りの駅舎から
ケーブルカーに乗り込みます。
運賃は車内で払う方式で、一人11р。
20円もしないとは安い!
観光路線だと思っていたのですが
地元客の方が遥かに多く、
寧ろ生活路線のような感じでした。


ул. Светланская
(スヴェトランスカヤ通り)のレストランで夕食。
ロシア料理の定番、
Бефстроганов(ビーフストロガノフ)や
Борщ(ボルシチ)を食べました。
やはりロシア料理は美味しい!
個人的にはフランス料理より断然美味しいと思う。


夜のВладивосток。
ちょっと怖い。


明日の朝食を買う為に
夜も開いている食料品店を探していたら、
見覚えのあるマークが。
この配色は…


店内はこんな感じ。
やはりこれは…
本家セブンイレブンとは無関係のようですが。
Владивостокでは日本に関心が高いのかな?
おにぎりなども売っていましたが、
ここはロシアらしく黒パンを買って宿へ。

宿はドミトリー形式な
のですが、
戻ったら韓国から来た観光客の人が居ました。
日本語がとても流暢で、
これから友達と呑みに行くから
一緒に行かないかとの事。


まだロシア初日ですが、
お誘いに乗って呑みに出掛けました。
宿で同室だった人は空港勤務の人で、
その友達はIT関係のベンチャー企業の社長だとか。
Владивостокは物価も安く
フェリーもあるので韓国人が良く来るそうです。
日韓の文化の違いなどについて語りつつ、
二軒目に梯子酒したりして
Владивостокの夜を満喫しました。

コメント

  1. NY より:

    >アパートが建ち並ぶ住宅地。
    湾に面した坂に建ち並んでいるあたり、
    やはり長崎を思い起こさせます。

    少し前に長崎観光したけど分かるなあ。長崎もこんな感じで坂に住宅とかが生えてるような感じだった。

  2. sou16 より:

    長崎は軍艦島しかまともに見た事ないから、久し振りに行きたくなってきた。
    けど、東京からだと中々遠いんだよな…

  3. NY より:

    すごいいい街だったよ。君の健脚なら楽しめると思う(坂歩き的な意味で)
    でもオランダ坂は行かなくてもいいです。

  4. sou16 より:

    いや、東京(23区)からの運賃で一番高いのは他ならぬ東京都の小笠原諸島だと思う。
    学生割引で片道2万円弱は頭おかしい。

  5. sou16 より:

    あ、実は行ける日本領土だったら択捉島が断トツだな。
    成田からユジノサハリンスク経由で片道5万円以上。
    ロシアビザを取らないといけないから、日本政府は行くなと言っているけど…

  6. NY より:

    行けるのか(困惑)
    それなら一度択捉島に行ってみたいな。