7:30、起床。
今日は本来飛行機に乗る予定だったのですがこの大雪。
敢え無く欠航したのでプランBに移行します。
ここ数日ずっと欠航しているらしいけど、いつ飛ぶんですかね…
9:43発JR山陰本線特急こうのとり12号新大阪行きに乗車。
豊岡から京阪へ向かう特急には
きのさき(山陰本線経由京都行き)
こうのとり(福知山線経由新大阪行き)
はまかぜ(播但線経由大阪行き)
はしだて(京都丹後鉄道経由京都行き)
の4種類があって混沌としていますが、
京都以西ならきのさき、大阪ならこうのとり、
神戸以西ならはまかぜを使うと良いのではないでしょうか。
僕が目指すのはピンポイントに大阪です。
12:23、大阪駅に到着。
移動だけで既に昼時になったので梅田で昼食にします。
ここは大阪らしくうどんで。
城崎温泉であの混みようだったので覚悟はしていましたが、
ここも相当な混雑でした。
うどんなので回転は速かったですが。
さて、実はここからがこの旅行の最大目的です。
西梅田駅から大阪メトロ四つ橋線住之江公園行きに乗車し、
本町駅で大阪メトロ中央線夢洲行きに乗り換え。
ザ・沈埋トンネルな四角いトンネル断面。
そう、この区間は海底の夢咲トンネル、
大阪湾に浮かぶ人工島・夢洲へと繋がる新線です。
夢洲駅に到着。
コスモスクエア-夢洲は先月開業したばかりの
現在の日本で一番新しい鉄道路線。
近未来的な駅構内はまだピカピカです。
実は夢咲トンネル自体は16年も前に開通していたのですが、
その時は鉄道を通す大義名分だった大阪オリンピックが招致に失敗。
夢咲トンネルは長いこと海の底でひっそりと眠っていたのですが、
最近別の大義名分を得て遂に日の目を見ることとなりました。
そう、大阪・関西万博です。
夢洲駅は大阪・関西万博の玄関口として整備されました。
多数の来場者を捌く為、駅構内も周辺も非常に広々した造りになっています。
しかし、万博会場はまだ工事中の為、
夢洲駅の周囲はほぼ完全に柵で囲まれて出られないようになっています。
現状では工事関係者用の通勤路線的な立ち位置なのでしょうか。
それにしては意外にも結構一般客が居るな…
周囲360°完全閉鎖されて何処にも出られないかと思いきや、
1箇所だけ抜け道を発見したので出てみます。
どうやら、舞洲方面へは歩いていけるようですね。
大阪メトロ中央線は舞洲への延伸計画もあるものの
今のところ目立った動きは無いので、
舞洲の各施設へは夢洲駅が最寄駅となっています。
舞洲まで歩いていくほどの時間的余裕は無いので
夢洲駅に戻ってきました。
近未来的な内観に対して外観は割と普通ですね。
夢洲駅構内で見付けた万博を感じさせる案内。
日本語の「カームダウン・クールダウンスペース」より
中国語の「情緒安撫室」の方が分かり易過ぎて好き。
夢洲駅から大阪メトロ中央線普通生駒行きに乗って
大阪港駅にやって来ました。
ここには登山部の一員として見ておきたいものがあります。
埋立地なのに登山部とはこれ如何に?
実は山があるんです。
超巨大な石碑の隣に…
三角点があります。
二等三角点「天保山」です。
この名前を聞いたことのある方はそれなりにみえるのではないでしょうか。
標高は僅か4.53m、長らく「日本一低い山」とされていた「山」です。
東日本大震災の津波で仙台市の日和山が削れて
標高6mから3mに縮んだことにより、
天保山は日本で2番目に低い山となりました。
そもそも、標高0mの大潟富士(2024/6/8)がその上(下?)にいますが。
次は大阪メトロ中央線普通学研奈良登美ヶ丘行きに乗り、
本町駅で大阪メトロ御堂筋線普通箕面萱野行きに乗り換え。
んお?
淀屋橋駅で何やら百葉箱みたいなものがホーム端にありました。
何だこれ?
気になって調べてみたら本当に百葉箱でした。
駅構内の環境整備の参考情報とする為に昭和9年から設置されていて
来月の撤去が決まっているそうで、
期せずして歴史の一頁を収めてしまいました。
百葉箱は完全に偶然の出会いなので目的地ではなくて、
お目当ては大阪メトロ御堂筋線に直通する北大阪急行です。
結構話題になったのでご存知の方も多いかと思いますが、
去年3月に千里中央-箕面萱野が延伸開業しました。
計画自体は北大阪急行開業前の昭和43年からあったものの、
揉めに揉めて実際の延伸まで56年掛かったという因縁の路線です。
箕面萱野駅に到着。
これで大阪府の鉄道は改めて完全乗車しました!
箕面萱野駅前にはショッピングセンターくらいしかないので、
一駅戻って箕面船場阪大前駅で喫茶店にでも行きます。
地図によればここに喫茶店があるようだけど…
どう見ても喫茶店があるようには見えない。
エレベータも完全に貨物用エレベータなのだが…
これ、一般人が乗って大丈夫なやつなんですかね?
エレベータを降りると家具が積み重ねられた倉庫のような階に出ました。
一応コーヒーのような香りが漂ってきますが…
本当に喫茶店がありました。
倉庫の居抜きなんですかね?
秘密基地みたいな感じで凄い好きな雰囲気です。
コーヒーも美味しかった。
仕事で大阪に来る機会があったらまた寄ろうかな。
良い喫茶店を見付けた後は新大阪駅に戻って
大阪名物の肉まんを買おうとしたらとんでもない大行列で、
乗ろうとしていたひかりを逃して
のぞみで追い掛けて名古屋駅で追い付いて帰ったりしました。
久々の関西は楽しかった。
脚注
※「沈埋トンネル」
溝に(大抵は四角い)筒を並べてその上に土を被せて造るトンネルで、水底に造るのに向いている。
ちなみに、日本で初めて海底に造られた沈埋トンネルは半田市の衣浦トンネル。
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