5:00、起床。
たっぷり朝食を摂ってから稚内駅へ。
6:36発JR宗谷本線特急サロベツ2号旭川行きに乗車。
白銀の宗谷丘陵を走ります。
今日はエゾシカが少ないようであまり止まりません。
9:04、美深駅に到着。
言わずと知れた旧・国鉄美幸線の分岐駅。
思い返してみると、鉄道で来て下車するのは初めてかも。
宗谷北線とも呼ばれるJR宗谷本線名寄以北の中では
起終点の名寄、稚内、南稚内の次に利用者数が多い駅なので、
下車する人もそれなりに居るだろう…
と思っていましたが、下車したのは僕の他に1人だけでした。
稚内から来る需要は無いということなのか、
それとも宗谷北線の厳しい実情の現れか。
煉瓦造りで立派な駅舎。
嘗てターミナル駅だった過去を偲ばせます。
あれ?
日本一寒い町という主張をしていますね。
お隣の幌加内町母子里(2024/7/7)も同じ主張をしていなかったっけ?
というか、気象庁はどちらでもない旭川市と案内していたはず…
どうやら、それぞれ観測主体と観測手法が微妙に違っていて
単純比較が出来ないからということのようです。
なお、それぞれが主張する値は
美深が-41.5℃(1931年1月27日)、
母子里が-41.2℃(1978年2月17日)、
旭川が-41.0℃(1902年1月25日)です。
ただ、今日の美深はそんなに寒くなくて-7℃くらいです。
美深バス停で9:45発名士バス恩根内線3便恩根内行きに乗り換え。
余裕だと思ってのんびり歩いていたら
3分くらい早く来て焦った。
9:54、美深温泉バス停に到着。
天塩川の三日月湖沿いに造られた温泉施設です。
地元のお年寄り数人が降りていきました。
装備が雪山登山のそれに見える。
そしてここ、5年前(2020/11/7)にも来たあの美深チョウザメ館の隣です。
まだ大分記憶が鮮明だ。
今回は餌やり体験もしてみました。
うーん、静止画では良く分からない。
チョウザメは結構トロいというか鈍いようで、
餌が沈んでから気付いて群がっています。
で、ここに再訪した理由はチョウザメではなくて
例によって道の駅の記念切符回収です。
5年前の時にそういう考えがあれば
今回の行程の大半が不要になっていたのですが…
まあ、冬の道北に来る動機付けが出来たので良しとしましょう。
道の駅の品揃えに遂に美深産キャビアが!
今度こそ社会人の力でキャビアを購入
…は流石にしませんでした。
お求め易いミニサイズも登場していましたが。
美深温泉バス停から10:22発名士バス恩根内線3便名寄駅前行きに乗車。
このバス路線は去年廃止された恩根内駅跡が終点になっているので
駅跡でも拝んでおこうかとも考えましたが、
サロベツの車内から何一つ駅舎痕跡を確認出来なかったので止めました。
恩根内駅は令和3年度で一度廃止されかけた際に
地元自治会が除雪作業を担う代わりに存続が許されたものの、
雪掻きの負担が大き過ぎて3年で断念して廃止されたという駅なので、
倒壊せぬよう冬が来る前に急いで解体したのでしょう。
美深を通り越して11:15、名寄駅前バス停に到着。
嘗ては名寄本線と深名線が分岐し、
今でも宗谷本線の南北を分ける立ち位置の要衝。
でも、駅舎は美深駅の方が立派な気がしますね。
今日は祝日ということでJR北海道バスの深名線が運賃無料だとか。
なら深名線転換バスで移動しようかとも考えましたが…
こんな時刻表なので諦めました。
朝の1本が土日祝運休なのが痛過ぎる。
まあ、深川までただ乗り通すだけだったり、
母子里で引き返して美深に戻ってくるとかなら行けなくはないですが、
そもそも7ヶ月前(2024/7/7)に行ったばかりなので…
何はともあれ昼食にします。
駅前に創業111年という歴史の長過ぎる食堂を見付けたので入店。
地元の人達で賑わっています。
これぞ大衆食堂といったホッとする味でした。
さて、道北マスターMS(元・旭川高)が
ここ名寄駅前の商店街には今月末に閉店してしまう
老舗洋菓子店があると教えてくれたので、
葬式鉄ばりの野次馬根性で寄ってみました。
が、月火水定休とのことで敢え無く撃沈。
閉店直前の祝日くらい営業してくれても…
それが儘ならないくらいの状況だから閉店するのでしょうが。
駅にあった観光案内パンフレットで、イオン名寄店に
ブラジルのお菓子が陳列されている写真が掲載されていたので、
一縷の望みを掛けて行ってみます。
晴れてきて強烈に眩しい!
…まあそうだよね、
スーパーに卸すような余力があるなら閉店しないよね。
プリンは無理でも、日持ちする焼き菓子くらい無いかと期待しましたが…
なよろ菓子工房ブラジルは諦めて、
目を潰しに来ている眩しさの雪原を駅へと歩きます。
こんなこともあろうかとサングラスを持ってきておいて良かった。
To be continued.
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