冬休み最終日です。
まだ半田に居ます。
こっちでないと出来ないことはないだろうかと調べていたら
中部国際空港に珍しい飛行機が飛来するとの情報を得たので、
暇潰しついでに撮りに行ってみることにしました。
懐かしの中部国際空港。
久し振りにここから海外へ行きたいなぁ…
夏にフィンエアーでも使ってみようかな。
スカイデッキに出ると既に多くの人で賑わっていました。
ただ、撮影場所を確保出来ないという程ではないですね。
スカイデッキからは中部国際空港を離発着する
大小様々な飛行機を間近に眺めることが出来ます。
これは小、松山空港行きNH1823便のボルバルディアDHC-8です。
10年前(2024/12/27)に乗った便の次の便ですね。
何だあの真っ白い機体!?
貨物機かな?
気になって調べてみたところ、
タイ・エアアジアXのエアバスA330-300(機体番号:HS-XTO)
バンコクのドンムアン空港行きXJ610便だそうです。
LCCって宣伝も兼ねて派手な塗装をしているイメージだったけど、
JR西日本みたいに塗装費の削減を図ったんだろうか。
上の便は貨物機ではありませんでしたが、
日本最大の工業地帯、中京工業地帯に位置する
旅客便が貧弱な中部国際空港は
特に貨物便のバリエーションが豊富なことで有名です。
僕が今日狙っているのも貨物機なのですが、
貨物便は一般向けの飛行機ではないので情報があまり出てきません。
いつまで経っても来ないな…
おや?遥か彼方に見えるあの機影は…
来ました!
テッド・スティーブンス・アンカレッジ国際空港からの5Y4312便、
ボーイング747-400LCF(機体番号:N718BA)です!
巨大機らしくタイヤから盛大に煙を上げて接地。
そもそもベース機の時点で日本では今やまずお目に掛かれない
4発機のジャンボジェット、ボーイング747なのですが…
どう見ても機体が謎に膨らんでいます。
実はこの機体、飛行機の大型部品を分解せず輸送出来るように
ただでさえ大きいボーイング747の胴体を更に拡張する改造を施した
世界に4機しかないボーイング747-400LCF、
通称ドリームリフターと呼ばれる超レア機体です。
ちなみに、後ろで飛び立っている真っ白い機体
(機体番号:N1619A)も実は結構レアなやつらしくて、
日本では中部国際空港にしか来ないアマゾン・エア
(運航会社はアトラス航空)だそうです。
ブラジルの航空会社…じゃなくて通販のAmazonの方です。
5Y8368便としてダニエル・K・イノウエ国際空港に向け飛んで行きました。
愛知県からハワイってどういう需要の貨物なんだろうか。
実は旅客機だったHS-XTOとの見分け方ですが、
HS-XTOは窓が開いていたのに対して
N1619Aは窓も含めて白く塗り潰されているのが大きな違いです。
貨物は日光に当てない方が良いのでこうなります。
上の写真のN1619A(ボーイング767-300)と
おおよそ同じ位置をタクシング中のドリームリフター。
寸法がまるで違いますね。
そして、旅客ターミナルから遠く離れた駐機場所へ。
何ということでしょう、
世界に4機しかない機体の内の2機が揃っています。
上述の通り、ドリームリフターは航空機の部品を輸送する為、
もう少し詳しく言うと日米伊各地で製造されたボーイング787の部品を
サウスカロライナの組立工場へ送る為に造られた機体。
で、ボーイング787の部品の結構な割合は愛知県製なのです。
半田市で製造している部品(中央翼)もあります。
こういうところは流石ものづくりの愛知県ですね。
思いがけず面白いものを見られて満足な正月休み最終日でした。
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