北東インド遠征 第5日目(書きかけ)


5:10、起床。
今朝は一層綺麗にKanchenjunga(カンチェンジュンガ)が見えます。
今日早起きしたのは他でもない、
あのKanchenjungaをより間近に拝む為のトレッキングに出ます!


早朝の閑散とした歩行者天国で集合し、
旅行会社の事務所に不要な荷物を預けて出発します。
インドの乗合ジープ再びか…


これは今までで一番の窮屈さ!
助手席に2人、後部座席は1列4人ずつの計11人を押し込んでいます。
これでDarjeeling(ダージリン)から更に奥地へ行くのか…


予想通りのとんでもない山道です。
骨盤と肩関節が隣の人とくっつくような凝縮状態で
揺れるわ跳ねるわの大混乱です。
車酔いで吐き気を催している人も居ます。
登り始める前から辛い…


Dhotrey(ドトリー)で朝食休憩。
ただでさえここまでの5日間で疲労が蓄積しているので、
既に満身創痍になりつつあります。
ネパール料理のThukpa(トゥクパ)とMomo(モモ)で
歓迎して下さっているのですが、正直全く食欲が湧きません。
ネパール料理は胃腸に優しそうな薄味なのですが…
でも、日本人としては逆に塩気が欲しいかも。


ネパールとの国境地帯を走り続けます。
インドの凄いところはこんな僻地であっても
結構な規模の集落がそこかしこにあること。
人口世界一の国は違いますね。
貧弱な山道しか無いけど物流とかどうしているんだろう。


休憩込みで4時間を掛け、やっとの思いで
登山口のRimbick(リンビック)に辿り着きました。
Singalila National Park(シンガリラ国立公園)の玄関口ということで
結構大きな町になっています。
これだけの人間が住むだけの物資をどうやって…


Singalila National Parkは国立公園であると同時に
ネパールとの国境地帯でもあるので、
ここで警察と軍に対して登山届を提出します。
この辺りの管理はしっかりしていますね。


これと言った案内も無い
ただの作業道みたいな階段から入山します。
これはガイドが無いと分からないな…


初っ端から相当な急登です。
しかし、かなりちゃんとした階段が整備されていますね。
それが有難いかと言うと微妙なところですが。


民家の裏手を抜けるような箇所もあります。
というか、こういう民家に住んでいる人達の為に
整備維持されている道を用いてトレッキングしているのでしょうか。


しかも、現れる家々は周囲で手に入る材料を用いたような木造ではなく
どれも立派なコンクリート製です。
どうやって資材を運んだのだろう…
人海戦術で歩荷したのでしょうか。


毎回この超が付く急坂を上り下りするのは大変そうですが、
Kolkata(コルカタ)のような大喧騒の中で揉まれるよりは
QOLの高い生活を送れるのかも知れませんね。


一頻り急坂は登りきったようで水平移動に移りました。
まだ細々した上り下りはありますが。


古代遺跡みたいな治水設備。
砂防ダムでしょうか?
いや、どちらかと言うと取水関係かな。


再び民家が現れました。
Upper Sepi(アッパーセピ)という場所のようで、
ここで昼食休憩を取るとのこと。


昼食は当然カレーです。
ガイドさんがネパール人だからなのか、
国境が近くてネパールの影響を受けているからなのか分かりませんが、
インドカレーではなくネパール式のカレーだとか。
刺激少なめで美味しい。


勿論食前食後にはダージリンティーが供されます。
茶碗は中華風ですね。


カレーとダージリンティーで体力を回復させたら
再びゴリゴリ歩いていきます。
旅行会社の資料には出発地点と到着地点の標高しか載っておらず、
今日は150m登って終わりの簡単な行程
かのように書かれていたのですが、
実際にはアップダウンが激しくその何倍も登っている気がします。


ふと後ろを振り返ったら、
何処から来たのかいつの間にか犬がついてきていました。
ガイドさんに尋ねたら
「地元ガイドだよ!」
とのこと。
可愛い。
けど、山道をついて来れるのかな…
あと、ちゃんと元の家に帰れるのかな…

 

(以下、メモ書きネタバレ注意)

ヤクの肉
ジャーキーみたいで美味しい

コメント