7:30、起床。
朝食を食べたらFRの車でいざ出発です。
道中で見掛けたスズキタウン海南。
「全国鈴木姓発祥のまち海南」と書かれています。
熊野の神官だった鈴木家が平安時代に
現在の海南市に移り住んできたのだとか。
そこから熊野信仰の布教と共に鈴木姓も広まったそうです。
リアス式海岸に光り輝く紀伊水道とミカン畑。
これぞ紀伊半島です。
今年の初日の出は徳島県だったので1年半振りですが、
やっぱり紀伊半島は良いですね。
リアス式海岸は天然の良港も多く、
由良港には造船所や海上自衛隊の基地があります。
船にとっては良いだろうけど、
それだけの人員が住める広さの土地はあるのかな?
由良町を岬の方へと走っていくと、
急に地質が変わってきました。
白崎海洋公園に到着。
古くは万葉集の和歌にも詠まれた景勝地です。
何故こんなにも白いのかというと、
この辺り一帯は石灰岩で出来ているから。
何処までも青い空と海に映える純白の岩々の強烈なコントラストは
仏ヶ浦(2018/7/26)のように現実離れした感覚を覚えさせます。
あちらは石灰岩ではなくて凝灰岩でしたが。
しかし、何故この岬周辺だけに石灰岩が集中しているのだろう…
ここだけが2.5億年前に有孔虫の大群生地だったのでしょうか。
お次はFR一押しの御坊市の鰻屋へ…
行ってみたのですが、流石はオススメだけあって大混雑。
順番待ちの表に記名して時間を潰します。
標識があったアメリカ村へ。
「カナダ移民のまち アメリカ村」って
カナダなのかアメリカなのかどっちなんですかね…
アメリカ大陸ってこと?
こちらがアメリカ村こと美浜町三尾集落。
アメリカ要素は何処…?
カナダ移民日本に馴染み過ぎでは。
と思ったら、カナダ移民というのは
カナダから来た移民のことではなくて、
この集落からカナダに移住して
その後財を成して戻ってきた人達のことを指しているそうです。
移民って戻ってくることもあるんだ。
アメリカ(カナダ)っぽい要素として
カナダミュージアムを覗いてみます。
三尾の人々は何故カナダを目指したかという謎に答えています。
その理由はサーモン漁。
明治時代に漁業権争いに負けて窮地に陥った三尾村は
夥しい数のサーモンが犇めくカナダに活路を求めたとか。
最盛期には2,000人を超えるまでに膨れ上がったそうですが、
太平洋戦争時に強制収容所送りとなり、
戦後カナダに留まるか日本に帰国するかの選択を迫られた際に
多くの人が帰郷する道を選んだことで
今のアメリカ村に通じる三尾が生まれたそうです。
アメリカ村から戻って鰻を入手。
焼き目のサクサク感と皮の弾力が絶妙で美味しいです。
初めて白焼きも食べてみましたが、これもまた絶品。
和歌山県に鰻のイメージは無かったのですが、
こんな名店があったんですね。
食べてばっかりですが、
今の時期は桃が外せない!というFRのオススメに従って
紀の川市の桃農園に梯子しに来ました。
ここもまた大行列で間に合うか心配でしたが、
滑り込みで何とかありつけました。
モモも美味しい!
和歌山県は美食の郷ですね。
鰻屋も桃農園も予想以上に混んでいて
時間が掛かってしまいましたが、
帰りの列車には何とか間に合いそうです。
ここでFRにお礼を言ってお別れします。
また会おう!
15:55発JR和歌山線普通五条行きに乗車。
奈良県との県境まで乗ったところで
和歌山県の鉄道を完全乗車しました!
五条駅で17:14発JR和歌山線普通高田行きに乗り換え、
高田駅で18:01発JR和歌山線普通王寺行きに乗り換え、
王寺駅で18:30発JR関西本線大和路快速天王寺行きに乗り換え。
最後は天王寺で夕食。
初日に続いてお好み焼きです。
こちらの方がオーソドックスなスタイル?
初日の醤油ベースのお好み焼きも美味しかったですが。
この後、天王寺駅から20:06発大阪メトロ御堂筋線
普通新大阪行きに乗って大阪メトロ御堂筋線を完乗しつつ、
新大阪駅で20:45発JR東海道新幹線
ひかり668号東京行きに乗り換えて松田へと帰りました。
コメント