中南米旅行 第10日目

7:22、起床。
今日は遂に中南米を離れる日です。
ただ、出発の飛行機まで時間があるので
Cartagena de Indias(カルタヘナ・デ・インディアス)を観光します。


Getsemaní(ヘツェマニ)にやって来ました。
アーティスティックな街角が有名な地区です。
現代語ではアーティスティックではなく
フォトジェニックと言うべきでしょうか。


映える写真が撮れそうな壁や…


国旗や傘が吊り下げられた通りなど、
インスタ映えスポットが一杯です。
ただ、海外では写真映えする街角というのは、
貧困地区の治安を改善する目的で落書きの質を上げた
という出自を有していることが多いのですが。


それでも、写真映えの治安改善効果は覿面なのか、
土産物売りの客引きはそれなりに居るものの、
Bogotá(ボゴタ)の裏路地のような
常に索敵態勢を維持していなければならないような
ひりついた空気は全く感じられません。
いや、単に蒸し暑すぎて
悪人も動く気が起きないというだけだろうか。


昨日よりはちょっと慣れましたが、
それでもこの炎天下を歩き続けるのは無理なので
喫茶店で涼を取りつつ観光します。
やはりコロンビアのコーヒーは美味しい!


もしかして、傘や国旗が吊らされているのも
元は直射日光を防ぐ為という
非常に実用的な理由だったりするのでしょうか?
観光客寄せにもなるし一石二鳥ですね。


コーヒーではお腹が膨れなかったので、
地元の人達で賑わう食堂で少し早めの昼食にします。
Sancocho(サンコチョ、左上のスープ)と
コスタリカのCasado(カサード)っぽいプレート。
勿論、パクチーとかいう害草は抜いてもらいました。
日本人にも何処か懐かしい味で美味しい!
量は南米基準でかなり多いですが。


エネルギーを補給してCastillo de San Felipe de Barajas
(サン・フェリペ・デ・バラハス要塞)にやって来ました。
17世紀にスペイン帝国によって建設された要塞で、
Cartagenaの世界文化遺産を構成する主要素の一つとなっています。


要塞は丘に建てられており、
水平面が一切無いのではないかというくらい
何処も彼処も坂だらけです。
炎天下でこれはキツい…
要塞の入場口には大勢の水売りが哀れな観光客を待ち受けているので、
万が一水を切らしたら大人しく買いましょう。


Cartagenaを最強の要塞都市たらしめた城塞は、
今も尚Cartagenaの街を見下ろしています。
最高の展望スポットですね。


このCastillo de San Felipe de Barajasは
丘の中に縦横無尽に掘られた地下通路でも有名。
外は炎天下で辛いので、直射日光から逃げるように潜ります。


地下通路もまた水平という概念を忘れたのか
微妙な勾配が続いています。
そして、しょっちゅう曲がりくねって分岐して
現在地を把握するのが非常に難しいです。
今でこそ電灯が付けられていますが、
当時はこれで更に真っ暗闇だった訳で、
襲撃してきた敵兵を空間識失調に陥れる目的があったのでしょうか。


何だかんだあって何故か屋上に出ました。
土産物屋や東屋があるので一休みします。


再び地下通路での要塞脱出に挑戦し、
成功したらタクシーで空港へと向かいます。


Rafael Núñez国際空港
(ラファエル・ヌニェス国際空港)で
Juan Valdez Café(ファン・バルデス・カフェ)納め。
美味しいコーヒーを飲み過ぎて舌が肥えてしまった。
コロンビアから日本に進出してきたりしないかな。


19:39発LA4397便に搭乗。


21:24、El Dorado国際空港(エルドラド国際空港)に到着。
今から乗り継ぐ米国便の乗客がカウンターに呼び出されて
すわ欠航かと焦りましたが、
単に航空券が発券されただけでした。
Cartagenaで通しの航空券を発券したんだけどな…?
裏で受託手荷物検査がされていて
怪しい乗客だけ別室に呼び出すとかでしょうか。


23:40発DL254便に乗り継ぎ。
さらば、コロンビアよ…!

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