7:30、起床。
乗合タクシーを捕まえてUliga(ウリガ)にある
RREことHotel Robert Reimers(ホテル・ロバート・ライマーズ)へ。
Majuro Atoll(マジュロ環礁)にはMajuro(マジュロ島)以外にも
数多の小島が存在しています。
その内の幾つかは日帰りピクニックも出来たりするので、
RREで予約しておいた船に乗り込んで
Eneko(エネコ島)に向かいます。
小さな船ですが、礁湖なので殆ど揺れません。
一歩外海に出ると全く違うんだろうな…
養殖の生け簀らしきものもあります。
何を育てているのだろう。
Eneko以外にも観光出来る小島は幾つかあり、
有名処だとEnemanit(エネマニ島)や
Bikendrik(ビケンドリック島)がありますが、
その他の島にも住んでいる人は居るようです。
Enekoの大分手前で船が止まったので何事かと思ったら、
太平洋戦争中に撃墜されたという米軍機が沈んでいました。
あろうことか防水カメラを忘れてきた…
ので、同じ船に乗っていたスイス人観光客と仲良くなって
水中写真を譲ってもらいました。
後部が見当たりませんが真っ二つに折れたのでしょうか。
そうこうしている内にEnekoに到着しました。
あれ?桟橋が無いような…
どうやら、直接砂浜に飛び降りる方式のようですね。
最初からサンダルを履いておけば良かった。
という訳で、Eneko上陸です!
僕の他は同じ船で来たスイス人観光客2人と、
島にある設備を整備している従業員しか居ません。
静かだ…
週末は地元の人達で賑わうそうですが。
ここで帰りの船が来るまでの5時間を過ごします。
速攻で海に入りたくもなりますが、
そうすると体力を消耗した上に潮でベトベトになって
散策する気力が失われてしまうので、
まずは島を巡ります。
巡ると言っても、島の大半は原生林で
足を踏み入れられるような状況ではありませんが。
ここに来るピクニック客も基本的に海目当てで
わざわざ陸地を散策しようとはしないんだろうな…
Enekoの西端。
もう8km程先まで行くとMajuro Lagoon
(マジュロ礁湖)の入口があります。
ちなみに、“Majuro”のマーシャル語での意味は
「二つの入口」だとか。
和訳したら二口環礁?
ただ、南半分の島々を埋め立てで繋げたからなのか
今は一つしか入口がありません。
もしかして、Majuro Bridge(マジュロ橋)のところが
もう一つの入口なのでしょうか?
環礁の続き。
外洋側は打ち付ける波が砕けて煙っていますね。
船着場に戻って来ました。
スイス人観光客から缶ビールを2本も頂いてしまったので、
波音を肴に飲みます。
優雅な時間…
と写真では見えますが、
蝿や蚊が飛び交っているのでそこまで優雅でもありません。
ちなみに、このEnekoには泊まることも出来ます。
食事をどうするのか良く分かりませんが。
お次は島の北側、即ち外洋側へ行ってみます。
3分も掛からず外洋側に出ました。
流石の細さですね。
ほんの200mかそこらの距離ですが、
礁湖側とは全く雰囲気が違います。
かなり風が強く、それが原因なのか浜に砂は少なく
ゴツゴツした珊瑚礁が露出しています。
当然泳ぐのには向きませんが、
風が強い分蝿や蚊は少ないので
浜辺で過ごす分には寧ろこっちの方が良いかも知れません。
沖では太平洋の荒波が珊瑚礁に打ち付けています。
火山由来の島だったりしたら
あの荒波が直接打ち付けているんだろうな…
さて、一通り散策したりのんびりしたりし切ったら
いよいよ泳ぎます。
ライフガードは居ないので自己責任で楽しみましょう。
この海がまた凄い!
透明度という点ではバヌアツとかの方が上ですが、
魚と珊瑚礁の多さが半端ではありません。
また、観光客が少ないからなのか、
近付いても魚があまり逃げません。
どうにかこの魚の多さを伝えられないかと
陸上から撮ってみた写真がこちら。
手前にある珊瑚礁みたいな影が魚群です。
この浅瀬でこんなに魚がいるのです。
Majuro Lagoon全体が天然の養殖筏みたいなものですね。
最初は、こんな何も無い島で5時間もどうするんだよ…
と思っていましたが、案外すぐに時間が経って
帰りの船が迎えにやって来ました。
Enekoを後にします。
今度は梯子さえなく飛び乗る方式でした。
環礁伝いに帰ります。
という訳で、日帰りのプチ島旅でした。
まあ、ここもまだ島ですが。
今夜はMajuroで過ごす最後の夜。
地元料理を出すという食堂が裏路地にあったので、
入ってみることにしました。
メニューを見ても何なのか皆目検討も付かない…
尋ねたら幾つか実物を見せてくれましたが、
Banke Rice(バンケライス=パンプキンライス?)は
カボチャの入った甘そうなお粥、
IQは冬瓜みたいなとろみのあるココナッツスープでした。
その他は品切れだそうです。
Chopped Tuna Steak(ツナ炒め)とサイドにBanke Rice
…を頼んだつもりが多分IQ。
Chopped Tuna Steakはオイスターソースベースの
濃いめの味付けでご飯が進みます。
やはりマーシャル諸島はマグロに限る。
IQは千切ったパンみたいなココナッツの身が入っていて
こう見えて噛むとシャクシャクした食感があります。
日本人にも馴染みやすい味ではないでしょうか。
これで僕のIQも上がるだろうか。
日没後のダウンタウンの裏路地も
こんなに清々しい気分で歩けるだなんて、
マーシャル諸島は本当に良いところですね。
放し飼いの犬だけはどうにかして欲しいところですが…
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