ミクロネシア旅行 第2日目

7:00、起床。
今日は一日Guam(グアム)観光です。
ツアーに参加しようかとも考えましたが、
レンタカーを借りてアローラ地方のBGMを流しながら
自由気儘に巡ることにします。


まずはDededo Flea Market(デデド蚤の市)へ。
地元の人達が土日に広い駐車場で集まって開く朝市です。
食べ物の屋台もあるという話なのでここで朝食にします。


行列が出来ていた串焼きのお店で朝食。
1本$2.50の串焼き2本(写真左)に$2.00足すと
オマケで炒飯と焼きそば(写真右)が付いてくる
という話だったので付けてみたのですが、
どう見てもオマケの量じゃない。
Guamの付け合わせの量を舐めていた…
この量だと朝食どころか昼食も賄えますね。


お腹を満たしたら景勝地巡り開始です。
まずはPuntan Dos Amantes(恋人岬)。
凄くスペイン語っぽいですが、チャモロ語です
(スペイン語なら“Punto de Dos Amantes”)。
チャモロ語はスペイン統治時代の影響がかなり残っています。
数字までスペイン語由来なのか…
…と思いましたが、良く良く考えたら日本語も
「いち、に、さん…」は中国語由来ですね
(大和言葉なら「ひい、ふう、みい…」)。


高さ123mの断崖絶壁である恋人岬。
この地形から察しが付くかと思いますが、
周囲から結婚を反対された男女が身を投げたという
悲恋伝説が残っている場所です。
毎回思うんですが、そういう場所って縁起は良いんですかね?


123mも高さがある割には中途半端な高さの柵で
端に立つと結構怖いです。
吊り橋効果を狙っているのでしょうか?


お次はトレッキングで洞窟を目指します。
普通はツアーに参加するのですが、
個人でも行けなくはないと聞いたので挑戦します。


かなり訪問者は多いらしく道は鮮明で、
道迷いの心配はほぼ無いのですが…
とにかく蒸し暑い!
身体がまだ全然暑さに慣れていない…


かなりの勾配があって珊瑚礁質の刺々しい岩も露出しており、
着実に体力を奪われていきます。
暑い…


あった!
これがPagat Cave(パガットケーブ)の入口です。
兵士とかが隠れていそうな…


しかし、幾ら何でもここに一人で突っ込む訳にはいきません。
沖永良部島(2023/1/8)で思い知りましたが、
鍾乳洞の暗さや内部構造の複雑さは想像を絶するものです。


では、入れもしない鍾乳洞の地味な入口を見る為だけに
熱帯雨林の中を滝汗をかきながら歩いてきたのか?
流石にそんなことはありません。
もう少し頑張って歩きます。


辿り着きました!
Guamの東海岸です。


裏Guam…と呼ばれることがあるかは分かりませんが、
火成岩質で刺々しい岩海岸に人の気配はありません。
リゾート地らしからぬ景色です。
離島っぽくて個人的にはこっちの方が好き。


こちら側は珊瑚礁が少ないのか荒波が直接打ち寄せており、
とても泳げるような状況ではありません。
波を抜きにしても岩が鋭過ぎて、
海に入ったが最後流血無しには陸に戻れませんが。
波の砕ける音を聞きつつ無人の太平洋を眺めます。


…しかし、下りてきたからには
また登り返す必要があります。
この炎天下の熱帯雨林でこの急登はキツい…
登山はやっぱり肌寒いくらいの場所でするものだよな…
これを登山と呼ぶのかは分からないけど…


へろへろになりながら車道まで戻ってきました。
熱帯雨林を出ると今度は直射日光が熱い!
急いで車の中に駆け込んで冷房を全開にし、ドライブ再開です。


島の南に位置するInarajan Natural Pool(イナラハン天然プール)。
地元民が集う、天然の入江を利用したプールです。
砂浜の一切無いような島ならともかく、
Guamなら普通に砂浜で泳げば良いのでは?
と思わなくもないのですが。
砂浜だと上がった後に砂を落とすのが面倒とかそういう理由でしょうか。


一歩天然プールの外に出るとこの荒れようです。
昔はそれこそ貴重な遊泳場だったのでしょう。
まあ、南の島の人達は概して海水浴をしませんが。


海岸線を時計回りに走って大凡最南端の
Malesso Bell Tower(マレッソ鐘楼)に到着。
インスタ映えスポット…なのか?
肝心の鐘楼本体がくたびれまくっていますが…


ここからはGuamの南にある離島
Cocos Island(ココス島)も見えます。
Guamの近くにある離島はこの一つだけです。
日帰りで行けるのでここに行くことも考えましたが、
ドライブを取りました。


Bakånan Cetti Overlook(セッティ湾展望台)。
相変わらず熱帯雨林に包まれていますね…
Guamってもっと開発されて尽くしている島なのかと。


Guam最西端のPoint Udall(ポイントユーダル)、
つまりはアメリカ合衆国の最西端です。
軍事基地を通らないとあそこまで行けなさそうなので
隣のビーチからの遠景です。
日付変更線を跨いでいてここは東経の区域なのですが、
それでも最西端と呼んで良いのでしょうか。
ちなみに、最東端も同じくPoint Udallという名前だそうです
(アメリカ領ヴァージン諸島)。
色々ややこしい。


基地の近くを通って帰る途中に
まさかのCorvette(コルベット)オフ会の現場に遭遇。
日本だと場違い感が無くもないですが、
本場だと似合いますね。


という訳で、Guamを駆け足で一周しました。
締めはアメリカンにステーキで。
サシの無い肉々しさが如何にも米国です。
個人的にはこういうお肉の方が好き。

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