上武ドライブ

昨日の陽気で一昨日の雪はすっかり融け切りました。
今日も季節外れの暖かさです。
何処かドライブに行こうかな。
そう言えば、これまでドライブに行ったのは南か西ばかりで
北へは殆ど行ったことがありませんでした。
多摩から引っ越すとしたら次向かうのは
確実に山梨県か神奈川県だし、
そう考えると北こそ今の内に行くべきかも知れないな…
という訳で、下道でえっちらおっちら北を目指します。


道の駅いちごの里よしみに到着。
この辺り本当に見所が無さ過ぎて
目的地に出来るような場所が見当たらないので、
記念切符集めに道の駅を梯子します。


都心から近く平坦な土地が有り余っているからか
食品工場が多く立地しており、
道の駅の目玉商品の一つは工場直送ポテチです。
上の写真でも背景にコカコーラの工場が見えますね。


勿論、いちごの里を掲げているので苺商品
苺が飛び出しているのが白餡、
そうでないのがこし餡です。
餡子に負けない味のしっかりしたイチゴが美味しい。
いちごの里を自称するだけありますね。


さて、繰り返しになりますが
この辺りの地域は観光資源が本当に乏しく、
何があるのか皆目見当も付かなかったのですが、
道の駅で情報を手に入れたので寄ってみました。


吉見百穴です。
その名の通り、凝灰岩の岩山に大量の穴が空いています。
古墳時代の遺跡だとか。


岩山の中に遊歩道が付けられています。
こんなど真ん中を突っ切って良いんですね、
文化財保護の観点的に。


穴の中はこんな感じ。
大人だと丸まれば何とか入れるような大きさで、
明治から大正の初期にかけては
真面目にコロボックル人の住居だと考えられていたとか。
実際は普通に日本人の墓だそうです。


戦時中はこの穴を利用して、
中島飛行機の地下工場を建設しようともしていたとか。
中島飛行機と言えば半田市でもお馴染みですね。
大して大きな岩山にも見えないけど、
軍需工場なんて造れたんだろうか…


百穴の前には土産物屋兼茶店があって、
五家宝という謎の埼玉銘菓が売られていました。
このお菓子、何故かどういう代物なのかという説明が
(英語を除いて)一切見当たりません。
埼玉県民には常識だからなのか、
まずは前情報無しで試してみろという挑戦状なのか…
いずれにしても気になるので食べてみます。


これは初めての食感…!
噛んだ時を擬音語で表すなら「シャリッ」という
氷菓のそれを彷彿とさせるものなのですが、
口に含むとすぐに餅っぽい弾力を取り戻します。
ここで食べられるのは出来立てのものらしいので、
お土産として持って帰ると
最初から割ともちもち食感になるのでしょうか。


次は道の駅おかべで休憩。
深谷市の道の駅です。
深谷市と言えば深谷ネギ…


も勿論あるのですが、
今は渋沢栄一推しになっています。
そんなに購買意欲を刺激するかな…?


ここまで来たらもう群馬県まで行きます。
日がすっかり暮れた道の駅玉村宿で記念切符を収集。


そのまま高崎まで行ってパスタを頂きます。
久し振りの高崎パスタ。
こういうバリバリに日本式改造されたパスタが大好きです。
高崎のパスタ屋はチェーン店もあるけど、
全部高崎市内に閉じているんだよな…
それを求めてドライブというのもまた一興ですが。
ただ、流石に全部下道は疲れたので
帰りは関越自動車道を使いました。

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