奄美群島旅行 第5日目

7:42、起床。
今日は奄美大島の観光。
ここまでの行程で疲れも溜まってくる頃かと考えていたので、
ツアーに参加してお任せでいきます。


朝食を終えたらツアーの送迎地点へ。
昨日は暗くて良く見えませんでしたが、
名瀬って周囲を山に囲まれているんですね。
だからこんなに高層建築(?)が多いのか。


ツアーの車に乗ったら道の駅奄美大島住用へ。
奄美大島で唯一の道の駅です。


令和3年に奄美大島が世界自然遺産に登録されたことで、
道の駅には世界遺産センターが併設されています。
実は徳之島も同じ世界遺産に含まれています。
喜界島や沖永良部島は含まれていませんが。


ここからカヤックに乗ります。
住用川のマングローブを抜けるカヤックが今日の目玉です。


我々は全員カヤック初心者ですが、
波も流れも殆ど無いので多分大丈夫でしょう。
という訳で出航です。


早速マングローブに突っ込んでしまうメンバーが。
自然環境に悪影響を与えず沈没もしないことを目標に頑張ります。


と言いながら、マングローブ林に突っ込んでいくのが
このツアーの醍醐味です。
アマゾンの奥地に向かう探検隊もこんな感じなのでしょうか。


マングローブ林なので水深はどんどん浅くなっていって…


そのまま座礁してお昼寝。
マングローブを五感で感じます。
…どういうツアーなんだ。
今は冬なので良いですが、夏だと蚊の大群に襲われそうですね。


無事帰港です。
シーカヤック(2022/3/21)と違って波が無いだけで大分楽でした。
それでは、一旦名瀬に戻ります。


と、その道すがら気になるものを車窓から見付けてしまいました。
離島に似付かわしくない存在感を放つ巨大構造物。
あれはどう見ても…


ループ橋!
それも2重ループです。
気になり過ぎて寄り道してもらいました。
道の島ループ橋と言うそうです。
山の多い奄美大島で高低差を克服する為に造られたのでしょう。
離島でループ橋があるなんてここだけ…
でも無かったりしますが(2015/8/20)


ループ橋を上ったところから見た名瀬。
こう見ると本当に可住面積が少ないですね…


改めて名瀬に戻ってきて昼食。
鶏飯や鳥刺しを頂きます。
鳥刺しはちょっと怖くなくもないけど、
今日は最終日だから後は野となれ山となれ。
本場の鶏は美味しい!


昼食の後は最後の観光、宮古崎に向かいます。
鬱蒼とした森で全土が覆われている奄美大島の中で
木々が生えずリュウキュウチクの笹原に覆われている岬です。


木の生えない理由は吹き付ける強風。
写真を見ているだけでも頬に風を感じそうなほど
辺り一帯の植物が暴風に靡いているのが一目瞭然です。


でも、風が強いというのなら
宮古崎に限らず奄美大島の他の岬だってそうなのでは?
という気がするのですが、
何故か宮古崎とその周辺しか笹原になっていません。
不思議なものですね。


風が強いということもあってここは海路の難所の一つで、
屡々難破船が漂着していたとか。
その割に灯台は無いんだな…


突端の展望台からの眺め。
まだ向こうに遊歩道のようなものが見えますが、
あそこまでの道は崩落してしまったそうです。


今回奄美大島はあくまでオマケということで、
不完全燃焼ではありますがこれで切り上げて奄美空港へ。


あっ、駐機場にホンダジェットが停まっている!
初めて実物を見た気がする。
奄美大島までお忍びで来ているお金持ちが居るのか、
島の名士の持ち物なのか。


我々は勿論エコノミークラスで帰ります。
18:15発BC388便に搭乗。


鹿児島空港で19:45発BC308便に乗り継いで
羽田へと飛びました。
僕を含め遂に全員が社会人と相成った離島班ですが、
それでも案外旅が出来るものですね。

コメント