長居してしまいましたが、半田を発ちます。
東海道新幹線に乗車。
13:06、博多駅に到着。
半田は離れますが、冬休みが終わったとは言っていません。
貴重な長期休暇を帰省だけに費やすなんて
社会人にあるまじき行為です。
冬休み後半は旅行します。
ちなみに、新山口-小倉を通過したことで
山口県の鉄道は完全乗車しました。
最後の最後まで後回しになっていたのが山陽新幹線です。
半田からにしろ、関東からにしろ、
新幹線で九州へ行くことは無いからな…
まずは福岡市の鉄道を乗り潰します。
福岡市地下鉄を乗り継いで貝塚駅に向かい、
13:47発西鉄貝塚線普通西鉄新宮行きに乗り換え。
地図で見ると如何にも地下鉄へ直通していそうなのに、
JR筑肥線と違ってこちらは分断されています。
三苫駅。
ワールドカップ以降サッカーファンの間で話題に…
なるかと思いましたが、
サッカー選手の三笘は目を凝らして見てみると
草冠じゃなくて竹冠なんですね。
14:11、西鉄新宮駅に到着。
ここまで乗ってきた電車もそうでしたが、
何故か猫を推しています。
この駅には一匹もいないようだけど…
どうやら、近くに渡船場のある相島が
猫の島だということのようです。
猫の島って全国各地にありますね。
駅名や町名の由来になっている新宮神社。
社叢が松林とは珍しい
かと思いきや、これは防潮林のようです。
かの有名な虹の松原(2019/3/16)も然り、
玄界灘は昔から塩害が酷かったのでしょうか?
折り返しの14:28発西鉄貝塚線普通貝塚行きに乗り、
和白駅で14:43発JR香椎線普通西戸崎行きに乗り換え。
このJR香椎線には珍しい特徴が2つあります。
1つ目は起点終点共に他の路線と接続していない点。
鉄道は基本的に幹線から枝分かれして延びていく為
起点は他の路線と接続していることが普通なのですが、
香椎線は糟屋炭田で採れた石炭を
西戸崎港まで運び出す目的で敷設された為、
このような一風変わった形になっています。
先に挙げた特徴は鉄オタ以外にはどうでも良い話ですが、
もう一つは普通の観光客にとっても面白味があります。
このJR香椎線、雁ノ巣駅から先は
海の中道と呼ばれる陸繋砂洲の上を走るのです。
地図で見ると細い砂洲を走っているのが目を惹きます。
実際、初めてJR香椎線の存在を知ったのは
高校の地理の授業中暇潰しに地図帳を眺めていた時でした。
砂洲を走る路線としては他にもJR境線(2015/8/18)がありますが、
あちらは正直砂洲を走っているという実感に乏しかったのに対し
こちらは車窓を見ていても如何にも砂洲の上だと分かります。
14:58、西戸崎駅に到着。
現在も福岡市営渡船が博多港や志賀島との間を結んでいます。
実は西戸崎だけではなく志賀島も陸路が通じているのですが、
博多湾をショートカット出来る航路は
それなりに需要があるのでしょう。
黄砂で煙っていますが、
ガントリークレーンの立ち並ぶ博多港が見えます。
船で通勤通学する人とかも居るのかな?
15:09発JR香椎線普通香椎行きに乗車。
香椎駅で15:35発JR香椎線普通宇美行きに乗り換え。
もう片方の端も勿論乗っておきます。
英語圏ならミームになりそうな須恵駅。
英単語の“sue”は「告訴する」という意味で、
“sue me”で「文句あんなら訴えてみろよ」というスラングです。
16:02、宇美駅に到着。
上述の通りこちら側も宙ぶらりんで他の路線に接続していません。
しかし、これは昔からそうだった訳ではありません。
実は昭和60年までは国鉄勝田線という路線も
この宇美駅に乗り入れていました。
無駄に広いこの駅前広場はその名残。
ただ、同じ宇美駅を名乗っていても
別々の私鉄が建設した経緯から駅舎は別だったそうですが。
16:18発JR香椎線普通香椎行きに乗車。
長者原駅で16:39発JR篠栗線普通博多行きに乗り換えて博多駅へ。
17:22発JR九州新幹線さくら411号鹿児島中央行きに乗り換え。
長期休暇なのに土日でも観光出来る福岡県で留まる訳がありません。
福岡市なんておまけも良いところです。
まだまだ行きます。
博多駅のスーパーマーケットで見付けて、
知多半島民として買わずにはいられなかったみどり牛乳。
…というのは知多半島民でも一部の年代だけだそうですが。
昭和50年頃から平成25年度まで知多半島(の南部だけ?)で
学校給食に出されていた牛乳も「みどり牛乳」だったのです。
半田市のみどり乳業は廃業してしまい今はもう飲めませんが、
九州乳業のみどり牛乳は未だ健在のようです。
18:58、鹿児島中央駅に到着。
これで鹿児島県の鉄道も完全乗車しました。
勘の良い方ならもう察しが付いているかも知れませんね。
この旅行は明日からが本番です。
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