秘島の極み

他の先進国と比較しても交通インフラが充実した日本。
そんな現代日本に於いて最もアクセス困難な
「最後の秘境」たり得る自治体は何処か?
それはやはり離島ということになるのでしょう。
片道24時間を要する上に6日に1往復しか船がない
(但し就航率は日本一高いし、宿も結構ある)
小笠原村(2015/3/23-29)なのか、
片道6〜24時間半を要して週2往復しか船が無く、
しかも宿のキャパシティが有り得ないくらい小さい
(その代わり就航率は90%前後ある)
十島村(2016/2/6-10)なのか、
ヘリは争奪戦な上に船は就航率6割前後
(とはいえ、人口の割に宿は意外とある)
青ヶ島村(2017/8/18-19)なのか、
それとも…


仕事を終えてやって来ました。
夏休みの喧騒は何処へやら、
閑古鳥が無く竹芝客船ターミナルです。


東海汽船ってガチャガチャなんか出していたのか…
コンテナマグネットクリップを回しておきました。
伊豆諸島開発が出たけど結構レア?


本題に戻って、ここから夜行船に乗ります。
22:30発東海汽船さるびあ丸に乗船。
目指すは御蔵島です!
船便自体は毎日1往復あるものの、
船の就航率が青ヶ島並み(年平均6割)、
そして宿の予約の取り難くさがトカラ列島並みという
非常に高い来島難度を誇る秘島です。
加えて、単なる統計上の数字以上に
この島の来訪難度を難しくしているのが観光資源。
5〜8月であれば就航率が8割前後になるものの、
御蔵島はドルフィンスイムが人気な為
夏季の宿争奪戦は熾烈を極めます。
2〜3ヶ月前の予約開始直後に満室という有様。
夏にも挑戦はしていたのですが敢え無く敗れました。

では、冬なら良いのか?
そうは問屋が卸しません。
年度末に向けて工事関係の需要が増えたりもありますが、
それよりも遥かに凶悪なのが船の就航率の低さ。
12月の平均就航率は脅威の3割、
今月の実績値では何と25%です。
ぶっちゃけ、冬に御蔵島など狂気の沙汰でしかありません。
そんな狂気に挑む我々に天は味方するのか…


予想通り条件付就航(接岸出来るか未確定)ですが、
有無を言わさぬ欠航でないだけでも十分です。
本土の灯に暫しの別れを告げて太平洋に漕ぎ出します。

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