今や社内での僕の扱いはすっかり山屋です。
週末の予定を訊かれる際には
「週末は何をするの?」
ではなく
「週末は何処の山へ行くの?」
です。
どうしてこうなった。
いや、理由は火を見るよりも明らかですが。
でもって今週もまた登山です。
最近中々S2000でロングドライブ出来ていなかったので、
今回はマイカーでのアプローチに挑戦してみました。
未明に中央自動車道に乗って須玉ICまで向かい、
レタス収穫に勤しむ川上村にやって来ました。
この時期はオープンで走ると最高に気持ち良いですね。
登山口の毛木平に到着。
最後は未舗装路になってお腹を擦らないか冷や汗をかきました。
S2000は登山のアプローチ向きではないですね…
別の車に乗ってやって来る会社の登山部の方々を待ちます。
という訳で、今回は会社の登山部として甲武信ヶ岳に登ります。
企画者が部長なので、僕が企画した斜里岳(2022/9/25)と比較して
参加者の平均年齢は高めです。
時期的に紅葉…はまだ早いですね。
鮮やかに色付いた一角を辛うじて見付けて
秋っぽさを演出します。
辺りは針葉樹林がメインで沢に沿っていて苔も多いので、
まだまだ緑色が豊かです。
それにしても苔が多い。
奇しくも山を越えた山梨県側にある沢(2014/8/24)と同じ名前の
この西沢が供給する水分のお蔭でしょう。
この沢、実はあの超有名な川の源流なのですがご存知でしょうか。
正解は千曲川(信濃川)です。
日本一長い川の源流がここにあるんですね。
日本一長いにも関わらず流域は長野県と新潟県の2県だけです。
長野県と新潟県が如何に長いか。
ここが信濃川(千曲川)の水源地点。
…どの辺だ?
沢を詰めていって、
地上から流れが無くなる地点を発見しました。
この湧水が全長367kmの大河の原点です。
少しずつ滴り落ちる感じかと思いきや
スタート地点からそれなりに水勢がありますね。
地表から千曲川は消えましたが、
千曲川の豊富な流れの元となる集水域の斜面を登っていきます。
という訳で、甲武信ヶ岳(標高2,475m)登頂です!
その名の通り、甲斐(山梨県)、武蔵(埼玉県)、
そして信濃(長野県)の3県に跨る三県境となっている山頂。
数々の3,000m峰を抱える長野県、山梨県はともかく、
埼玉県にとっては最高峰…
でもなく、実はお隣の三宝山の方が8mだけ高いです。
まあ、高さだけが山の取り柄ではありませんね。
眺望は…ガスってしまいましたね。
明日晴れてくれることを願って。
それでは、今夜の宿に向かいます。
苔と霧は相性が良いですね。
着きました、甲武信小屋です。
丸太組みでこれぞ山小屋な外観ですね。
結構人気のある山小屋なので
今回はパーティ全員分の予約が取れていません。
なので、小屋組とテント組に分かれることになります。
僕は…
小屋組です。
何故かテント組の方が希望者が多かったので。
そう言われると久々にテント泊でも良かったような気になってくる。
しかし、小屋は温かいご飯がおかわり自由なのが良いですね。
自分で作ると後始末が大変なので…
食後はテント組と合流して天体観測。
天の川を見上げながら語り合いました。
コメント