会津駒ヶ岳

3:30、起床。
折角の温泉宿ですが、日の出から行動するべく4時出発です。


檜枝岐村の滝沢登山口に到着。
2ヶ月振り(2022/7/17)の檜枝岐村です。
今年何回会津に来ているんだろう…


樹林帯の急登からスタートです。
この山は最初が一番キツくて頂上付近は緩めという
お椀型のような形をしているので、
最初さえ越えれば後は爽やかな稜線歩きが楽しめるはず…


てな訳で森林限界を越えました。
と書くと、するっと急登を終えたみたいですが、
実際はたっぷり2時間を要しています。
今回は同行者が東大ワンゲルの強い人しか居なくて
写真を撮る猶予が与えられなかったのと、
そもそも樹林帯の急登で取り立てて撮影したい光景は
見い出すことが出来なかったので、
えっちらおっちら2時間登っている間の写真はありません。


とはいえ、2時間でこの景色に到達出来るというのは
相当にコスパの良い山と言えるでしょう。
お隣の燧ヶ岳(2015/7/26)と同じく美しい湿原が広がっています。


平成19年に尾瀬国立公園に組み込まれたので、
湿原の木道は環境省が管理しているようです。
中央省庁っぽくない脱力系の看板ですね。


駒ノ大池とその奥に聳える会津駒ヶ岳。
稜線に出ました。
このすぐ裏手には駒ノ小屋という有人小屋がありますが、
山小屋嫌いのワンゲル部(というかFA)なので無視です。


一休みしたら稜線歩きの始まりです。


いやぁ、何という爽快な稜線歩き!
これぞ登山の醍醐味です。
しかし、これも木道が無かったら
ぐっちょぐちょの湿地帯歩きなので木道様々ですね。


最後はちょっとした登りがあって
会津駒ヶ岳(標高2,133m)に登頂!
日本百名山です。
やはり百名山は何だかんだ名山ですね。
山頂からの展望は微妙ですが。


如何にも火山というピラミダルな燧ヶ岳と、
更に見事な円錐形を覗かせる富士山が見えます。
パノラマガイドという案内看板はありますが、
山頂からまともに見えるのはこの方角だけです。


木道はもう少し続いているので稜線歩き続行です。


木道が藪に埋もれてきました。
上越国境の思い出が…
綺麗な登山道は誰かの努力の賜物です。


中門岳に到着。
岳っていうか鞍部の池塘では?と思いましたが、
「この辺り一帯が全部中門岳なんです!」
と主張する杭が打たれているので、
先程の会津駒ヶ岳宜しく山頂よりここの方が
展望が良いということなのでしょう。
記念撮影などします。


駒ノ大池より遥かに大きいです。
何故こちらに名前が付けられていないのだろう…
それとも、駒ノ大池も嘗てはもっと大きかったのでしょうか。
会津駒ヶ岳で満足して帰る人が多いのか、
こちらは人が少なくてゆっくりと満喫出来て良いです。


中門岳(池?)を堪能したら下山します。
ゆるふわ登山に見えるかも知れませんが、
標準コースタイム9時間のロングコースなので
あまり悠長にしている猶予はありません。
下山してからの帰路も長いし…


入山から7時間で下山。
休憩込みで休憩抜きの標準コースタイムの8割未満なのは
ワンゲル部の現役時代を思い出しますね…
ただ、それでもそこまでの疲労を感じないのは
今年8回目という異常な登山頻度のお蔭でしょうか。
この後は道の駅尾瀬檜枝岐併設の温泉で汗を流してから、
FAの車に乗って関東へ帰りました。

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