資格を取ろう

社会人たるもの、休日でも自己研鑽に努めねばなりません。
今のところ準中型自動車第一種運転免許しか
履歴書に書けるような資格を持っていないので、
今日はTK(横山研)を誘って資格を取得しに行きました。


TKと連れ立って、という時点で察しが付くかと思いますが、
やって来たのは筑波サーキットです。


資格取得とか言いながらサボってレースを見に来たのか?
と思われそうですが、今日はレース開催日ではありません。
走っているのは一般車です。


地上波で放映するようなレースを見ると、
サーキットはF1とかSUPER GTみたいな
プロがサーキット専用(公道走行不可)のレーシングカーに乗って
真剣勝負を繰り広げる為だけの場と思い込んでしまいますが、
実は一介の民草でも条件を満たせば走ることが出来ます。
最も手軽なのはサーキットの運営会社が偶に開催する
体験走行会に参加することですが、
これは謂わば裏口のようなものなので、最も順当な手段は…


JAFが発給するモータースポーツライセンスを取得することです。
そう、今日TKと取得しに来たのは何を隠そう
F1を頂点としたモータースポーツの登山口、国内Bライセンスです!
やはり、こんな車に乗っている以上は
嗜みとして持っておかなければならないでしょう。

ライセンスと言うと何だか仰々しく聞こえますが、
ぶっちゃけBライこと国内Bライセンスは
講習会を受けるだけで試験も無く取得出来るので、
普通の運転免許を持っていれば誰でも取得出来ます
(登竜門ではなく「登山口」と書いたのはそういう理由です)。
モータースポーツについての
極々単純な講義を受ければそれでお終いです。
何なら、コロナ禍以降はオンラインでも取得出来ます。

では何故わざわざ筑波サーキットまで足を伸ばしたかと言えば
今回参加した講習会には体験走行も付いているからです。
体験走行というのは自由に走るのではなくて
先導者の後ろを並んで走っていくものなのですが、
サーキットを走るなんてラスベガス(2021/10/30)以来ですし、
勿論この車では初めてです。
最後尾で気楽に走ろう…


と思っていたら、主催者の謎配慮により
先頭に配置換えされました。
これがS2000の宿命か。
ペースを落として他の参加者に迷惑を掛ける訳にはいかないので
先導者にベタ付けする勢いで走りました。
カーブでのシフトダウンは中々上手く出来ませんが、
ドライバーがそんなポンコツでも
圧倒的に楽しいS2000はやはり偉大な車ですね。
正直サーキット走行は面白いです。


見る側ではなくやる側としての
モータースポーツの魅力を垣間見た一日でした。

…ただ、スポーツ走行をするにあたって
S2000には唯一にして致命的な弱点があって、
それは「オープンカー」という点なんです。
モータースポーツは頭のネジが外れた野郎共が
生死不問でやる競技のように思われがちですが、
実は普通のスポーツより遥かに安全性に厳しいんですね。
オープンカーは万が一横転すると危険ということで、
ロールバーという補強用の棒を取り付けないと
競技会には出てはいけないことになっているのです。
フルノーマルが好きでこの個体を買ったのに…
まあ、そうなると出るにしても競技会ではなくて
有志が開く走行会とかかなぁ…

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