さあ、今日は今季初登山です。
5:00、起床。
朝食を済ませ、国道158号で東へ向かいます。
バスを抜かし、幾つものトンネルを抜けて梓川の上流へ。
新中の湯登山口に到着。
梅雨明けしたとあってか大混雑です。
10台程の狭い駐車場は当然の如く満車なので、
幅員の広い場所を見付けて路上駐車します。
今回登るのは飛?山脈(北アルプス)で
唯一と言って良い活火山の焼岳。
北アルプスの中では非常に登りやすい山の一つで、
リハビリ山行にピッタリです。
まずは樹林帯の急登です。
車を降りた瞬間は涼しく感じましたが、
登り始めると流石に暑いですね…
久し振りの登山で滝のように汗が出てきます。
下堀沢出合まで来て森林限界を抜けました。
良い天気ですねー。
良い天気過ぎて暑い。
テキサス用に買った帽子とサングラスを装備します。
記念撮影。
人工物が一切見当たりませんね…
上高地があるからこの程度で済んでいるけど、
もし上高地という存在が無かったら
どれだけアクセス困難な山域になっていたのか…
北峰と南峰の間の鞍部に着きました。
南峰が最高地点ではあるのですが、
崩落が激しく現在では立入禁止です。
火口湖の正賀池が美しいですね。
この正賀池を回り込むようにして北峰に登ります。
登山道のすぐ側からももくもくとガスが出ていますね。
風向きによっては硫黄がかなり強く鼻を突きます。
上高地の門番とも言うべき焼岳の肩に立って、
上高地と北アルプスの主稜線が目の前に開けました!
何という絶景!
こうして見るとこれだけ険しい地形の中で
上高地は異例中の異例と言って良い平地ですね。
元々は深い峡谷を刻んでいた梓川が
焼岳(周辺)の噴火で出来た天然ダムで堰き止められ、
そこに周りの山々から流れ込んだ土砂が堆積し、
谷が埋め立てられてこのような地形になったそうです。
というわけで、焼岳北峰山頂(2,444.3m)に到達!
多くの登山客で賑わっています。
爆裂火口を俯瞰。
大正4年の大噴火では梓川を改めて堰き止めて
あの大正池を形成するに至った他、
昭和37年にも水蒸気爆発を起こし、
その後30年間もの長きに渡って登頂が規制された後、
平成3年になって漸く北峰に登れるようになりました。
今でもちょくちょく火山性地震が起きるなど、
かなり活発な活火山です。
一応ヘルメットを持っては来たけど、
徒歩1時間強の焼岳小屋までシェルターの類は一切無いし、
ここで噴火されたら一溜まりも無いな…
焼岳から延びる北アルプスの主稜線は、
手前から割谷山と西穂高岳、ジャンダルムを経て、
右から前穂高岳を擁する吊尾根が奥穂高岳にて合流し、
大キレットを抜けて左奥の槍ヶ岳へと続いています。
梅雨明けで天気の良さを期待してはいたけど、
まさかここまでの快晴に恵まれるとは…
お誂え向きの岩峰があったので記念撮影したり、
ガス缶で紅茶を沸かしたりして暫し山頂を満喫します。
僕は汗っかきなことが災いして
あまり長居をすると水が足りなくなりそうなので、
30分ほどで片付けて下山します。
下りもまた絶景ですねー。
新中の湯登山口に到着。
登り下りともほぼコースタイム通りでした。
緊張感には欠けますが肩慣らしにはとても良い山ですね。
さて、火山と言ったら温泉がセット!
ということで、今日の宿は中の湯温泉です。
焼岳を味わい尽くしていますね。
何ヶ月振りの温泉だろう…
登山後の秘湯は最高に癒やされますね…
夕食を食べている最中に
焼岳を震源とする地震があってビビりましたが。
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