(無題)

宿泊は流石にマズいかと避けつつも
日帰りで色々行っていますが、
今日はIT(元・旭丘高)に誘われて
岐阜県へ行くことになりました。
岐阜県と行っても中濃なので、
高速料金をケチって下道で行きます。
IT宅のある中村区から高速道路に乗ると
かなりの遠回りになってしまうというのもありますが。


やって来たのは八百津町です。
と言うと、旧・名鉄八百津線を期待するかも知れませんが、
ITは鉄オタではないので今回はそういう要素はありません。
僕とITが遠出をする目的というと登山か、或いは…


八百津町と言うと、平成19年から
ずっと全面通行止めのままになっている
酷道、もとい国道418号でも有名なのですが、
新丸山ダムの建設に伴って
今ではとっても立派なバイパスが出来ている為、
酷道っぽさはありません。
(事実上の廃道となった区間も
実はまだ国道指定が残っていますが。)


そのバイパスの中で最も有名なのが、
深いV字谷を跨ぐこの巨大な新旅足橋。
川面からの高さは何と215mにもなります。
しかし、ただ高いだけの橋と言うにしては
やけに見物客が多過ぎると思いませんか?


足の竦む高さ。
しかし、見物客の視線を集めているのはこの景色ではなく…


この中に身を投じる人です。
高度感と橋の巨大さを感じてもらう為に
敢えて拡大はしませんでしたが、
赤いウイングスーツに身を包んだジャンパーが見えるでしょうか。
そう、この新旅足橋ではバンジージャンプが出来るのです!


去年、竜神大吊橋でバンジージャンプをした際
「日本で一番高い」と言いましたが、
今年8月にこの新旅足橋の岐阜バンジーが記録を大幅に更新。
竜神バンジー(100m)ですら、
次点の五木バンジー(66m)の5割増だったというのに、
この岐阜バンジーは何と倍以上の215mもあるのです。
あまりにも高過ぎて(深過ぎて)
橋の上からは疎か、上述の展望台からでさえ
ジャンプの最低到達点は全く見えません。


そもそも観光用に造られた竜神大吊橋と違って
新旅足橋は天下の国道の橋だからなのか、
岐阜バンジーの受付は屋台みたいになっています。
ここで受付を済ませてウイングスーツに着替えます。
別名ムササビスーツとも呼ばれるあれです。
ベースジャンプではなくてあくまでバンジージャンプなのですが、
「少しでも長い時間落下出来るように」
という粋な計らいだとか。
バンジージャンプのグレードって
落下速度じゃなくて落下時間に対するものだったのか…?


大勢の見物客に見守られながら
歩き難いウイングスーツで十三階段、
もといジャンプ台へ。
頑丈な橋桁に設置されていた竜神バンジーと違って
欄干からはみ出す形でどう見ても後付けのジャンプ台は、
そこに立つだけでも中々怖いです。


覚悟を決めて、いざバンジー!
高い、あまりにも高い。
下がダム湖で高さが分かり難い竜神バンジーと違い、
山肌の木々で否応無しに高さを分からされます。
そして速い。
折角のウイングスーツでしたが
殆ど真下を向く形で飛び降りてしまったので、
その真価が発揮されることはありませんでした。
竜神バンジーを経験していてもなお異次元の経験です。


バンジージャンプは結構お高いスポーツ
(安かったらそれはそれで怖い)なのですが、
今だけ新型コロナ割引で
通常36,000円のところが20,000円になっています。
興味のある方はこの機会に是非。
しかし、ここで215mを体験してしまったとなると
世界最高のマカオタワーでも233mだから、
いよいよスカイダイビングでもしないと
これを超える経験は出来なくなってしまったな…

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