(無題)

成中登山部第3回山行第2日目。


6:36、起床。
山行と題打ちましたが
今日は登山をするわけではないので、
のんびり朝風呂に入ってから朝食を食べ、
車に乗って出掛けます。
朝からアマゴの炊き込みご飯という贅沢。


まずやって来たのは吉野山。
泊まった宿が吉野町にあり、
町内限定で使えるクーポンが貰えたので、
クーポンに釣られて来てみました。
大峯奥駈道の入口でもあるので、
個人的には因縁の地かも知れませんが。


山上の蔵王堂たる大峯山寺と対をなす、
山下の蔵王堂、金峯山寺。
深い深い山の奥にある大峯山寺とは違い、
吉野山地区商店街の真ん中にあります。


何やら秘仏本尊を特別に開帳しているそうですが、
僕等の造詣では理解不能と思われるのでパスします。


お次は吉水神社。
漫画の舞台になったのか、
イラスト入りの絵馬が沢山掲げられていました。


ここは吉野山の千本桜を一目に見渡せる
一目千本として有名です。
毎年桜の時期になると
各地から大勢の人が押し寄せるそうですが、
今の時期はとても静かです。
神主らしき人がスマホで写真を撮っていました。


吉野と言えばもう一つ、葛も忘れてはいけません。
吉野の山々を見渡せる縁側で葛切りを頂きます。
ぷるぷるもちもちの食感が堪りません。
見た目とは裏腹に結局お腹に溜まりますね。


さて、あまり吉野山に長居はしていられないので、
葛切りとお土産でクーポンを消費したら
山を越え谷を抜け北東へと向かいます。


また別の山の中にある曽爾村にやって来ました。
奈良県は北西の極一部以外全部山なので…
昨日の大台ヶ原に引き続いてここもかなり混んでいます。
コロナ禍でアウトドア人気が過熱しているのでしょうか。
まずは遅めの昼食で腹拵え。


本当はもっと上の方にも駐車場があるのですが、
凄まじい渋滞っぷりだったのでレストランから歩くことに。
まだ14時過ぎだけど、
まさか既に夕日狙いの渋滞なんだろうか。


舗装されていますがかなりの急坂です。
湿っていたら麓まで滑っていきそうだな…


上にある駐車場まで辿り着きました。
紅葉の下でベトナム人らしきグループが
コスプレをして写真撮影に興じています。
しかし、ここで本当に見るべきなのは紅葉よりも…


このススキです!
ここは日本で最もススキが有名な曽爾高原。
三方を山に囲まれたすり鉢状の湿地に
これでもかとススキが群生しています。


亀山峠から俯瞰したススキ原。
真ん中に輝いているのはお亀池です。
「お亀伝説」という伝承があるそうで、
てっきり亀に纏わる伝承なのかと思いきや、
お亀という名前の女性がここで大蛇になったという話だとか。
じゃあ寧ろ蛇池なのでは…
どちらかと言えば、形が亀っぽいからお亀池という名前が付いて、
その後に名前に合わせて伝説が作られたというところでしょうか。


池周辺の湿地はともかく、
何故山の斜面まで綺麗なススキ原になっているのかというと、
毎年3月に山焼きが行われているからです。
稜線付近には山焼きで焦げた跡が残っていますね。


そのままお鉢巡り(?)をしてみます。
意外にも鎖場があったりしてちょっと険しいです。


ススキということで夕焼けが殊に有名なのですが、
夕焼けを最後まで見ようとすると
あのとんでもない渋滞に諸に巻き込まれてしまうので、
日没の前に帰ります。


まだまだ延びているな…
コロナ禍でこれなら例年はどんな感じだったのでしょうか。


この後は名阪国道、東名阪自動車道、伊勢湾岸自動車道と
知多半島道路を走って半田へと帰りました。
やっぱり山は良いなぁ…

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