中国出張第6日目。
5:50、起床。
昨夜の大熱唱もあって非常に眠いです。
朝風呂を浴びてから送迎の車に乗って空港に向かいます。
飛行機の出発時刻は10:50で、
ホテルから空港までは30分くらいだそうなのに
7:00出発ってどう考えても早過ぎないか…?
しかも国内線だし。
霧が出ると高速道路が通行止になって
余計に時間が掛かるからという事だそうですが、
そんな気配は一切ありませんでした。
慎重に慎重を期すのが中国式なんだろうか…
揚州泰州空港に到着。
やはり早過ぎるじゃないか…
お土産を見たり、朝食を食べたりして時間を潰します。
10:50発CA1842便に搭乗。
眠いので寝ます。
目を覚ますと恐ろしい濃さのスモッグです。
前に来た時より悪化していないか…?
12:51、北京首都国際空港に到着。
帰路は北京で乗り継ぎます。
乗継時間は4時間40分という、
混雑で有名な北京首都国際空港としては
何とも中途半端な時間。
しかし、これまでまともに観光した事のない北京を見たい!
せめて天安門くらいは見たい!
という事で、大急ぎで行ってみます。
少しでも時間を作る為に昨夜の内に
北京-東京分はオンラインチェックインしておいたのですが、
これが逆に裏目に出て揚州泰州空港では発券出来ず、
北京首都国際空港でも自動チェックイン機が使えずに
大行列している窓口に並ばされました。
何の為のオンラインチェックインなんだ…
航空券を手に入れたら北京地鉄機場線で市街地に向かいます。
東直門駅で北京地鉄2号線に乗り換え、前門駅へ。
天安門広場の南端、正陽門にやって来ました。
ここから天安門は見えませんが。
正陽門の前は前門大街という歩行者天国になっています。
石畳になっていて何処となく西洋っぽさも感じさせます。
しかし、スターバックスコーヒーは何とも中華。
曲芸でお茶を煎れてきそうです。
歩行者天国の端っこに路面電車らしきものの案内が。
この雑踏の中の路面電車…?
架線も見当たらないし、廃止されたのかな?
と思っていたら、雑踏をかき分けて本当に来ました。
パンタグラフを上げていますが、
架線は無いのでただの飾りのようです。
バッテリー式でしょうか。
中国鉄道博物館。
嘗て京奉鉄道の終点だった正陽門駅を改築した博物館です。
食べ物屋が軒を連ねているのは
現役時代からそうだったのでしょうか。
北京の鉄道博物館は北東の郊外に位置する
朝陽区にももう一つあるそうで、
そちらはここよりも遥かに大きいそうです。
中を見て回るほどの時間はありませんが、
ミュージアムショップを覗いてみました。
メインのお土産は鉄道模型のようです。
でも、鉄道模型は置く場所がないしなぁ…
という事で、例の如くマグネットを買っておきました。
天安門が見えました!
…意外と遠くないか?
空港から前門駅まで来るのに1時間弱を要していて、
飛行機の出発時刻まではあと1時間40分。
…無理では?
というか、そもそも今の時点で相当危ういのでは?
イスタンブールほど日本から離れていないし、
もし明日以降に特に予定が無ければ
まあ最悪乗り逃しても…
という考えも無くは無いのかも知れませんが、
明日は駒場祭大演奏会本番です。
絶対に飛行機を逃す訳にはいきません。
ダッシュで空港へと向かいます。
前門駅から北京地鉄2号線に乗り、
北京地鉄機場線の乗換駅である東直門駅へ。
実は既に現金を使い切ってしまっていて、
空港に戻れるだけの手持ちはありません。
キャッシュレス社会の中国だし、
空港行きの地下鉄では流石にカード払い出来るだろう…
え?クレジットカードは使えない?
ならば、TH先輩の微信支付で…
ええ?現金だけ?
ならATMで海外キャッシングを…
…何故か反応しない。
これは本格的にまずい!
一旦地上に出て銀行を探してみたものの、
大通りの向こう側にあって間に合いそうもありません。
そもそも、16時を過ぎていて
銀行は開いていない可能性が高いです。
どうすれば良いんだ…
藁にも縋る思いで通りすがりのお姉さんに頼み込んで
微信交付のお金と現金を交換してもらい、
どうにか空港までの切符を購入出来ました。
助かった…
しかし、まだタイムアタックは終わっていません。
人でごった返す北京首都国際空港を縦断して
30分以内に搭乗口に到着せねばならないのです。
ゲートまでは荷物を背負って走り、
保安検査場でも出国審査でも係員の人に頼み込んで
優先的に通らせてもらい、
北京の大気汚染に喉がやられて
喘息気味になりながら何とか搭乗口に到着。
間に合った…
17:20発CA183便に搭乗。
遅延してるじゃないか!
そんなに急がなくても大丈夫だったな…
まあ、それは結果論ですが。
21:53、羽田国際空港に到着。
人の数に対して話し声が全然聞こえない…
横山さんと別れてTH先輩と夕食。
あれ?遅延した所為で終電が迫ってない?
帰国してからもまさかのタイムアタック続行でしたが、
こちらは割と余裕で間に合いました。
そんなこんなで、ドタバタな初国際学会でした。
明日はいよいよ演奏本番か…
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