中国出張第3日目。
今日からCosPA2018が始まります。
7:15に起床して朝食を食べ、会場へ。
まずは開会の言葉から始まったのですが、
まさかの中国語+同時通訳。
国際学会なのに英語で挨拶しないのか…
WS(須藤研)曰く中国の人は
美しい文章を書く事を心掛けるらしいから、
実は韻を踏んだ漢詩になっていたりしたんだろうか。
あと、無限にお茶が注がれるのが何とも中国らしい。
午前中は招待講演があり、
午後になると3つの分科会に分かれて口頭発表をする流れに。
僕は天文・素粒子物理の分科会に割り振られて
トップバッターになっていたのですが、
3つの分科会の中で1つだけ階が違うからか
参加者が非常に少なくて寂しかったです。
そしてグダグダな進行。
主催者側の用意したパソコンが使えなくて
僕のパソコンを使うってどういう事なんだ…
国際学会ってこんなものなんですかね?
RESCEUサマースクールの方がしっかりしていたぞ…
その分、緊張は一切しませんでした。
無事発表は終了して自由(議論)時間に。
今週末に演奏会が迫った身としては
何としてでもピアノを練習せねばなりません。
しかし、ホテルにもすぐ側にある揚州大学にも
ピアノを練習出来る場所は無いとの事。
調べてみたら近くにピアノ店があったので
駄目元で行ってみる事に。
何かピアノ店が軒を連ねる一角があるぞ!
ピアノ店ってこんなに隣接するものだっけ…?
お客がおらず暇そうにしている店に入って
練習させてもらえないか頼み込んでみます。
これで断られたら駒場祭が危うい…!
弾かせてもらえたぞ!
思ったよりもあっさりと許可してくれました。
優しい。
しかも、まさかのベヒシュタインのグランドです。
お値段は45.8万元(約750万円)也。
調律はあまりされていないようでしたが、
練習させてもらえただけでも感謝感激です。
思う存分練習してからホテルに戻りました。
展示品のピアノで1時間半も大音量で練習するなんて
日本人は何て面の皮が厚いのかと評判が立ちそう。
夕食後はHMの希望で街歩きしてみる事に。
東関街という通りが有名らしいので行ってみます。
若干既視感のあるロゴの珈琲店。
何故中国人も日本人もスタバが好きなんだろうか。
水路沿いに歩きます。
揚州は北京と杭州を繋ぐ
京杭大運河の要衝として栄えた事もあり、
今でも多くの水路が街中に残っています。
東関街に辿り着きました。
日本で言うところの旧宿場町のような感じで
歴史的景観を残したお店が建ち並んでいます。
ところどころから臭豆腐の臭いが…
えらく酸奶(ヨーグルト)を推していたので、
一つ瓶入りのものを買ってみました。
形状的にも、ストローを渡された事からも
飲むヨーグルトの類だと思うのですが、
日本なら食べるヨーグルトとしても通用しそうな濃さです。
ロシアのアイスクリームとかもそうだけど、
日本の乳製品は諸外国に比べて薄い気がする…
名前のブローチなんかもありました。
漢字だから種類が豊富ですね。
僕の姓名の頭文字もありました。
こちらは似顔絵屋。
日本の似顔絵と違ってかなり写実的です。
そしてこの絵は似顔絵と言うべきか、風刺画と言うべきか…
揚州の有名な庭園、个園。
中国と言えばやはり庭園です。
しかし、残念ながら夜間閉鎖中でした。
更に歩いていくと千と千尋に出てきた
油屋のような建造物が見えてきました。
東関街の「関」であろう東門です。
上に登って東関街を俯瞰する事も出来るらしいのですが、
残念ながら入口が見当たらず。
これも夜間閉鎖なのかな?
門の前には馬可波羅(マルコポーロ)の像が。
彼はこの地で3年間総督を務めたのだそうです。
馬に乗っていて馬可とは覚え易くて良いですね。
この後は来た道をとことこ歩いて宿に戻りました。
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