(無題)

大学院生は研究に専念していれば良い、
そう思っていた時期が僕にも多分ありました。
DC1の申請書書くの面倒臭いよ…
DC1というのは日本学術振興会による研究奨励金で、
受理されればD1からD3までの3年間に渡り、
月20万円の生活費(?)と
年100万円を上限とした科研費を貰う事が出来ます。
用途は研究関連に限られるので給与とは全く違いますが、
それでも年340万円が支給される訳で、
社会人になっている友達に聞かれたら
助走を付けてぶん殴られそうな話です。
しかし、その為には面倒極まりない書類を書かねばならず…
東大の理論系なのに、M2初期の段階で
研究実績なんてある訳がないんだよなぁ…
研究計画にしても、余程厳格なプロジェクトでもない限り
3年後に何をしているかなんて分かりっこないし…
こういう経験を経る事によって、
心にもない美辞麗句を並べ立てた
中身の薄い書類を量産する官僚が育つんですね。
…いや、DC1を出すような人はあまり官僚にはならないか。

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