(無題)

突然ですが、僕はロシアが好きです。
ロシアという国には不思議な魅力があるらしく、
一緒に旧ソ連圏へ行った人が気に入って
その後リピーターになっていたりしますが、
今日は一昨年の夏にシベリアへ行った面子+εで
ロシア料理のパーティーを開く事になりました。

北千住駅から9:15発東京メトロ千代田線
各停代々木上原行きに乗車。
西日暮里駅で9:25発JR京浜東北線各停蒲田行きに乗り換え、
品川駅で9:57発京急本線快特三崎口行きに乗り換え、
上大岡駅で10:27発京急逗子線
エアポート急行新逗子行きに乗り換え、
新逗子駅で10:50発京浜急行バス逗2系統葉山行きに乗り換え。
吃驚するくらい狭い道を走るんだな…


11:05、森戸神社バス停で下車。
久し振りの三浦半島です。
パーティーまでは時間があるし、
今日は折角の晴天なのでちょっと寄り道して
当てもなく三浦半島西岸を巡ります。


森戸神社。
どういう神社なのかは良く知りませんが、
地図で目に留まったので降りてみました。
潮風が心地良い海に面した神社です。


海らしく、鯛みくじなるおみくじがありました。
手前の小さな釣り竿で釣り上げるのでしょうか。


沖合には多数のヨットが犇めいています。
流石はヨットの聖地葉山。


思ったよりも小さい神社だったので次に向かいます。
11:11発(?)京浜急行バス逗2系統葉山行きに乗車。
遅れまくっていて何分発の便なのか良く分かりません。

終点の葉山バス停で下車。
バスを乗り継ぎます。
…乗り継ぐバスが時刻を過ぎても全然来ないな。
まあ、大した距離でもないし歩くか…
と歩き出した矢先にバスがやって来るのが見えました。
しまった、今から戻っても間に合わない!
大急ぎで次の葉山公園前バス停まで走り、
何とか京浜急行バス逗5系統横須賀市民病院前行きに乗車。
普通、田舎のバス旅行だと
時刻表を熟読して綿密な計画を立てなければなりませんが、
ここは時刻表が役に立たないので
寧ろ適当にバス停へ行った方が良いかも知れませんね。


11:41、長者ヶ崎バス停で下車。
地図で三浦半島を眺めていたらぴょこっと飛び出ていたので
気になって来てみました。
昔は遊歩道が先端の方まで続いていたようですが、
残念ながら崩落著しい為に現在は通行止め。
ちなみに、最狭部では幅15mに満たない細い岬ながら、
真ん中を境に葉山町と横須賀市に分けられています。


11:50発京浜急行バス逗6系統長井行きに乗車。
こいつは1時間に2本しかないので
乗り損ねるとちょっと面倒なのですが、
ここまでの経験から最低10分は遅れるだろうと
12時丁度にバス停へ行ったら、
案の定15分遅れていて普通に乗れました。
あと、ここまで4本のバスを乗り継いでいますが、
漏れなく運転手の態度が悪いのは
三浦半島の地域性なのか、京急バスの特性なのか。
地元のお婆さん達が下車ボタンを押し間違えた際に
怯えた様子で平謝りしていました。
終点の長井バス停で下車。


半島と言ったらやはり海鮮でしょう。
正午を回ってお腹が空いていたので、
賑わっていた食堂に入ってみました。
長井は鎌倉に近い事もあってシラスが有名なようですが、
個人的にはシメサバの方が美味しかったです。
ロシア帰りの身体に海鮮丼は沁みるなぁ…

井尻バス停から13:13発京浜急行バス三12系統荒崎行きに乗車。
今回も定刻よりちょっと遅めに行ったら
反対方向のバスが定刻で来ていたので少し焦りましたが、
僕の乗るバスはしっかり8分遅れていました。


13:27、荒崎バス停に到着。
トンビの鳴き声が響き渡り、ワカメが干され、
非常に長閑な港町の様相を呈しています。
良いですね。
荒崎には海岸沿いの遊歩道があるのでそれを歩いてみます。


タカアシガニの銅像。
ご丁寧に記念撮影用のカメラ台まであるけど、
言うほどタカアシガニで記念撮影したいものかな…?


褶曲した地層が露出した海岸。
これぞ三浦半島ですね。
でも、遊歩道は一体何処に…


あ、これか!
良ーく見ると波蝕棚のところどころに
階段らしきものがあります。
この歩き難さがとても良い。


海食崖の穴を抜けたり、
ちょっとした探検気分を味わえます。
こういう遊歩道が下宿の近くにも欲しいところです。


あれ?
標識に従って歩いていたら
土産物屋に突き当たってしまった。
道を間違えたかな…?


と思ったら、この土産物屋の軒先を通るのが順路でした。
中々な道を指定してきますね。


夏はサーファーなどで賑わうであろう和田長浜海岸。
ここで遊歩道は終わりです。
バス停に向かって分かり難い車道を歩いていきます。


一面に広がる大根畑。
和田城址だそうです。
跡形も無いな…
この辺りは元々そういう地形なのか、
周りより10m強盛り上がった台地になっていて、
これが恐らくお城のあった土台なのでしょうが。

和田城址の傍にあった和田バス停でバスを待つ
…のですが、夏の土日の師崎よろしく渋滞していて
待てど暮らせどバスが来ません。
このままでは時間に間に合わなくなってしまう…
仕方ない、少し遠いけど駅まで歩くか。
と歩き出して暫くしたところで
後ろからバスが追い抜いていきました。
まずい、次のバス停まで200mくらいあるぞ!
急いで走って追い掛けたら、
乗降客が多かったお蔭で何とか間に合いました。
宮田バス停から京浜急行バス須6系統三崎東岡行きに乗車し、
油壺入口バス停で15:38発京浜急行バス三4系統
京急油壺マリンパーク行きに乗り換え。


15:45、京急油壺マリンパークバス停に到着。

さて、今日は元々何をする予定だったのかと言えば
ロシア料理パーティーです。
勿論忘れてはいません。
会場はここ油壺、
東京大学三崎臨海実験場です。
東大はこんなところにも施設を有しているんですね。
あの時シベリアに行った面子の一人USが
理生としてここに進学したので、
広いキッチンダイニングがあるというここで
ロシアンパーティーを開かせてもらう事になりました。
そう思うと、シベリア面子は皆が皆
バラバラの場所に進学したんだな…
(本郷、弥生、駒場、三崎、三島)
何故かシベリアを経験していない人も乱入していましたが。
モスクワとサンクト如きでロシアを語ってもらっちゃ困る。
それはともかくとして料理を作ります。


セルクルの代わりに、実験場に生えている竹を使って
毛皮のコートを着たニシンに挑戦。
果たして、上手く抜けるかどうか…


抜けた!
ニシンの酢漬けは手に入らなかったので
シメサバで代用しました。
和露折衷ですね。


僕のボルシチとOSのピロシキ、
それにUSのシャシリクも完成して
とても豪勢な食卓になりました。
これにビールで乾杯!
あぁ~堪らねぇぜ。
やはり、大勢でロシア料理を食べると最高やで。
夜は実験場に併設された宿舎に泊めさせてもらいました。
合宿を思い出すな…
僕は合宿の時と同じく速攻で寝ましたが。

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