蔵王・磐梯旅行第2日目。
蔵王連山を巡ります。
6:45、起床。
折角の温泉宿なので朝風呂に入ります。
昨日は女湯になっていたので入れなかった大湯。伊達家御用達だったとか。
昨日の蔵湯に負けず劣らず立派なお風呂です。
お風呂から上がってもまだ朝食まで時間があったので
辺りを少し散歩してみます。
じゃっぽの湯という公衆浴場の前から見た蔵王山麓。
じゃっぽの湯では青根温泉感謝祭という事で
サンマの炭火焼き1,000人前の準備をしていました。
朝食を済ませたら宮城県道255号線で西へ。
「青根温泉No.2スポット!
360°大パノラマの物見岩」
という看板があったのでちょっと寄り道しています。
あまり眺望の無い道だけど…
本当に大パノラマなんて望めるんだろうか…?
結局、岩はこれしか見付かりませんでした。
前方の茂みで何かが枝を踏み潰す音も聞こえたので、
ひとまずここで撤退する事に。
九十九折りの険道を走ります。
途中に温泉宿もありました。
温泉宿っていうのは凄まじい場所にあるな…
そして、ここからは蔵王エコーラインを走ります。
蔵王連山を突っ切り、奥羽山脈を越える観光道路。
標高が高いので既に紅葉していますね。
駐車場から延びる遊歩道を見付けたので歩いてみます。
10月頭なのに辺り一面綺麗に色付いていますね。
賽の磧(かわら)となって付いている通り、
ところどころ蔵王山の噴火によって飛んできた
岩石が散らばっています。
何処と無く日本庭園っぽさがあるような。
1kmほど歩くと展望ポイントがありました。
山肌が燃え上がるように紅葉していますね。
こちらは地下がリアルに燃え上がっている蔵王山方面。
谷間から煙が上がっています。
温泉が湧いているのかな?
この展望台には廃索道の跡が残されています。
キノコ狩りをしていた地元のお爺さんに訊いたところ、
嘗てこの谷底の川沿いにあった温泉へ
物資を運ぶ為に使われていたものだそうです。
勿論、この頼りない支柱では人を運ぶ事は出来ず、
湯治客は歩いて下っていったとか。
温泉で癒されてもその後の登りで帳消しになりそう。
車道が混んできそうだったので戻ります。
少し上がったところから見た蔵王連峰。
ここまで来ると火山ガスにより
完全に禿山となっています。
遥か眼下にはその名も濁川が。
温泉が混じって濁っているから濁川なのでしょう。
遠過ぎて水の色は良く分かりませんが。
…そして、サニ峠から調子の悪かったレンズが
ここで完全に死んでしまいました。
うおぉ、よりによってこんなタイミングで!
この旅行が終わったら修理に出そうと思っていたのに…
しかし、零した牛乳を嘆いても仕方無い。
ここからはiPod touchで写真を撮ります。
と、ここで突如大渋滞に巻き込まれてしまいました。
どうやら、最高地点にあるレストハウスの
駐車場待ちの車列がこんなところまで伸びているようです。
そんなに大人気のスポットだったのか…
1時間近く待って漸く駐車出来ました。
蔵王連峰の稜線付近にあるカルデラ湖、御釜。
蔵王の象徴です。
強酸性になっており、生物は一切生息していません。
また、水深10mくらいまでは潜るほど水温が下がりますが、
そこから湖底にかけては再び水温が上がるという
世界的に見ても極めて珍しい特徴を有しているとか。
デジカメのレンズが認識されないならと、
レンズを取り外してCCDの前でほんの少し浮かせた状態で
前後に動かして手動でピントを合わせるという、
超ゴリ押しな手法で撮ってみました。
意外と撮れて自分でも驚きました。
多分、カメラには全く宜しくないですが。
蔵王エコーラインを抜けて山形県へ。
ワインが有名なだけあって
ブドウを育てる温室が色んな所にあります。
折角近くまで来たのだからと
昼食は3ヶ月前にも食べた赤湯ラーメン。
以前食べたラーメン屋があまりに美味しかったので
再訪しようと思ったのですが、
物凄い大行列が出来ていたので別の店にしました。
あの時は空いている店を適当に選んで入っただけだったけど、
そんな大人気店だったとは知らなかったな…
米沢で食後のデザートとして
うこぎという謎植物を使ったソフトクリーム。
豆乳で作った抹茶ソフトのような風味でした。
ちなみに、このうこぎは普段生け垣として用いられており、
剪定する際についでに食べるのだとか。
一石二鳥ですね。
看板を見掛けたので何となく寄ってみた上杉神社。
米沢の偉人、上杉家を祀っているようです。
これまた初詣かというくらいの人の入り。
この辺りってそんなに人気の観光地だったっけ?
…ちょっと山形県を見縊り過ぎかな?
山形県の人気を認識したところで、
山形県道2号で早くも山形県を出ます。
米沢市街から南下するとすぐ山に入り、
猿の親子が道を横断するような場所になりました。
ここは西吾妻スカイバレー。
磐梯に数多ある観光道路の一つです。
嘗ては有料道路でしたが、
磐梯の他の観光道路と同じく現在は無料開放されています。
最上川源流の碑がありました。
一県だけを流れる川としては日本最長にして
日本三大急流の一つ。
「五月雨を あつめて早し 最上川」
という芭蕉の句はあまりにも有名です。
白布峠を越えて福島県に戻ってきました。
こちらは晴れていますね。
全手動のゴリ押しで写真を撮った所為で
中心にしか焦点が合わなくて、
周りがボケてしまうのですが、
それが逆に味を出している
…ような気がして気に入った一枚。
いや、早く修理に出さないとな。
今夜の宿は湖沿いのホテル。
夕食が驚くほど美味しい!
純和風の昨日からの差が凄いです。
どちらが良いかと言われると一概には決め兼ねますが。
どちらにしても一人旅ではとても泊まれませんね…
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