(無題)

島流し旅行第3日目。
青ヶ島を離れます。

6:58、起床。
船の就航可否を告げる村の防災無線で目が覚めました。
今日もちゃんと就航するそうです。
日頃の行いが良いからですね。
ヘリコプターも当日キャンセルが出て
3人分空きがあったそうですが、
運賃が5倍弱もするのでやめました。
(船…2,550円、ヘリコプター…11,530円)
だからこそ、船が就航するという事で
定員の3分の1もキャンセルが出たのでしょうが。


青ヶ島村の村営チャンネル。
ただひたすら三宝港の映像が流れています。
三宝港は集落から最も離れた位置にあって
いちいち状況を確認しに行くのは面倒なので、
こういった形で確認出来るようにしているのでしょう。


朝食を済ませたら朝の散歩に出掛けます。
集落から一段下がる道で島の最北端へ。


ジョウマン共同牧場。
牛達が草を食んでいます。
伸び放題でちょっと食べ難そう。
とても長閑な風景ですが、
この牧場の端は高さ200mの断崖絶壁になっています。
どんなに険しい島だと言っても
普通は一ヶ所くらい簡単に海へ降りられる
港に適した場所があるものですが、
青ヶ島は本当に周り360°断崖しかありません。
よくぞこんな島に住もうと思ったものだな…


村で唯一の児童公園。
動くかと思いきや微動だにしない恐竜の乗り物と、
意外に豪華なアスレチック遊具があります。


奥の遊具には「青宝トンネル」がありました。
青宝トンネルとは、三宝港から外輪山を抜ける
青ヶ島に着いた人々が必ず通るあのトンネルです。
遊具にするほど開通が嬉しかったのでしょうか。


あ、この遊具は土台が青ヶ島の形になっているんですね。
芸が細かい。
滑り台のある辺りが集落です。


商店でお土産を買ったりしてから
ガソリンを入れてレンタカーを返却します。
青ヶ島は補助金のお蔭でガソリンが40円引きだとか。
40円引きされてリッター170円です。
ちなみに、八丈島は10円引きされてリッター170円、
あの母島は70円引きされてリッター170円です。


レンタカーは返却後も港まで乗って良いそうなので
港まで行きがてら最後の観光。
島の総鎮守である大里神社です。


これまた急な玉石の階段。
青ヶ島の神社の参道は何処も急登ですね…


大里神社本殿?
総鎮守の割にはえらく殺風景ですね…
一応、お参りはしておきました。


宿で昼食を作ってもらったので、
ひんぎゃの地熱釜で温めます。
まずは釜の籠に食材を入れて…


釜の下のレバーを捻れば調理出来ます。
蒸気はかなり熱いので火傷に注意。
卵なら10分弱で程良く蒸し上がります。


昼食を食べ終えたら港へ。
青ヶ島港落石防護施設が切符販売窓口になっています。


この三宝港、船が非常に高い位置に置かれています。
欠航率4割からも分かる通り海が荒れる事も多いので
港に繋留する事が出来ないのでしょう。
こんなに高い位置に置いていて
どうやって海に出すのかというと…


クレーンで釣り上げて搬出します。
何から何までワイルドな島です。


13:20発伊豆諸島開発ゆり丸に乗船。
時刻表では12:20着の13:20発となっていましたが、
12:10に出港していました。
1時間10分早発はワロタ。
誰が乗船するのか簡単に確認出来る青ヶ島ならではですね。


さらば、青ヶ島よ…!
衝撃的な島であった…


15:52、八丈島底土港に到着。
青ヶ島から戻ってくると八丈島が大都会に感じる…

今日は特に何かをする予定も無いので、
折角水着も持ってきた事だし底土海水浴場へ。
南の島でのんびり泳ごう!
…冷たい!
何だこの冷たさ!
20℃を切っているんじゃあるまいかという水温です。
黒潮って寒流だっけ…?
泳ぐつもり満々だったのですが、
あまりに冷たいので浸かるだけで終わりました。


夜は虫の音を聞きつつ宿から40分歩いてお寿司屋さんへ。
三晩続けての島寿司です。
好きだからね、仕方無いね。
ここの島寿司は断トツに美味しかったです。
これまで旅行先で食べたものの中で一二を争うレベル。
島焼酎もまた美味しい!
焼酎を心から美味しいと思ったのは初めてです。
大将や地元のおじさんとの会話も弾んで、
大将から島焼酎を奢って頂いたり、
おじさんに宿までタクシーで送って頂いたりしました。
やはり、島での人との触れ合いは良いですね…

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