夏学旅行第3日目。
豪雨の信越を進みます。
6:30、起床。
今日は朝遅い列車なのでもっと寝られるのですが、
折角なので朝風呂を浴びておきます。
日本海を眺めながらの温泉は良い…
瀬波温泉前バス停から8:24発せなみ巡回バス1便に乗車。
日曜祝日運休のコミュニティバスです。
今日は月曜日なのでちゃんと走っています。
村上駅で8:49発JR羽越本線普通新潟行きに乗り換え。
今日は最新式の車両でした。
大雨で増水した阿賀野川。
現在、新潟県は広範囲に大雨洪水警報が発令されています。
新潟駅で10:08発JR信越本線長岡行きに乗り換え。
新潟県はかなりの回数来ていますが、
新潟駅に来たのはこれが二度目。
しかも、未だに新潟市をまともに観光した事がありません。
ただ、ここで新潟市内観光をしていると
この後雨で何が起こるか分からないので、
今回も新潟駅は乗り換えだけで素通りします。
蒲原鉄道の廃線跡を見たりしながら南下します。
この辺りは雨が降っていませんね。
11:32、長岡駅に到着。
今日はここから移動が長いので昼食を済ませます。
長岡駅外観。
長岡も駅の外に出るのは初めてですが、
想像の5倍くらい栄えていました。
福島駅より栄えているのでは。
駅前アーケードにあった洋食屋で昼食。
長岡名物だという洋風カツ丼です。
丼…?
見た目はカツカレーっぽいですが、
かかっているのはカレーではなくトマトベースのソース。
かなりとろみの強いソースなので
カツの衣がサクサクのまま頂け、
カツカレーよりもしっかりとカツの味を楽しめます。
瀬波温泉にコンビニが無かった所為で朝食抜きでしたが、
これでエネルギーを補給出来ました。
12:34発JR上越線普通越後湯沢行きに乗り換え。
結構混んでいます。
越後川口駅で13:10発JR飯山線普通戸狩野沢温泉行きに乗り換え。
そこまで懐かしくないような気もする飯山線です。
千曲川に沿って走ります。
今日はやけに川霧が出ていますね。
ラフティングっぽい事をやっている人達がいました。
長野県も大雨になるかも知れないのに大丈夫なのかな…
実はつい数日前まで飯山線は土砂崩れの影響で
森宮野原-戸狩野沢温泉間の運転を見合わせていました。
今日までに復旧するのか不安でしたが、
ちゃんと復旧してくれましたね。
仙川に居た頃は、スタバでMacBookを広げて
ドヤ顔している人を良く見掛けたので、
僕も飯山線でMacBookを広げてドヤ顔してみます。
…宇宙論Ⅰのレポートを書いているだけです。
15:01、戸狩野沢温泉駅に到着。
少し時間があるので外に出てみます。
駅前通り。
見事に寂れていますね。
申し訳程度に中央線が引かれた細い車道は
毎年大量に使われるであろう融雪剤で赤茶け、
昭和の資料写真を切り貼りしたような建物が並んでいます。
この中で今も営業している店はあるのだろうか…
雨上がりの田んぼ道。
長野から来る飯山線を撮り鉄しようとしましたが、
しょうもない画しか撮れなかったのでお蔵入りしました。
15:33発JR飯山線普通長野行きに乗り換え。
レポートを書きます。
16:37、長野駅に到着。
うおぉ、遠かった…
鉄道で通り抜けようとすると長い県の代表として
東海道本線の静岡県が良く槍玉に挙げられますが、
新潟県と長野県の方がよっぽど長いです。
長野駅で17:11発JR篠ノ井線普通大月行きに乗り換え。
今晩の宿は長野駅の近くなのですが、
今日は移動しているだけで観光らしい観光もしていないので
最後にほんのちょっとだけ観光します。
実は大糸線の帰りに松本-塩尻を乗った以外は
一度も乗った事のない篠ノ井線。
半田からにしても、東京からにしても、
在来線で長野に行く最も一般的な経路は
中央本線と篠ノ井線を使うものですが、
バスで碓氷峠を越えたり、越後川口から回ったり、
アブノーマルな事ばかりしていたら残ってしまいました。
篠ノ井を過ぎて暫くすると、
列車は大きなカーブを描きながら山に登っていきます。
外国人観光客も写真を撮っていました。
スイッチバック式の桑ノ原信号場。
ここで特急列車と行き違います。
何故駅でも平地でも無くわざわざ坂の途中で…
更にもう一度スイッチバックすると…
17:46、姨捨駅に到着。
日本三大車窓の一つ、善光寺平を望む姨捨駅です!
残り二つは根室本線の狩勝峠と
肥薩線の矢岳峠なので、これで制覇ですね。
まさか最後が姨捨になるとは思わなかったけど。
姨捨駅の構造。
左側の線路が長野方面に続いていて、
長野方面からの列車は奥で折り返して
姨捨駅に入線してきます。
スイッチバック駅なのでもう片方は行き止まりです。
良く見るともう一個小さなスイッチバックがありますね…
姨捨駅外観。
日本三大車窓の一つとして知名度が高く、
他二つの三大車窓に比べ格段にアクセスが良いので、
JR東日本も力を入れて立派な駅舎を建てています。
但し、駅前通りは幅1車線の県道です。
配線マニアが好きそうな画。
「廃線」ではなく「配線」です。
鉄道オタクは滅茶苦茶細分化されているのです。
現代物理学みたいに。
この「5」と書かれた四角い標識が
5両編成の列車が折り返す際に停車する目印。
勿論、貨物列車は遥か先まで行ってから折り返します。
但し、姨捨駅を通過する特急列車は
スイッチバックする事なく
そのままスルー出来る構造になっています。
駅周辺を散策していると…
「おばすて・棚田」?
これは見て置かなければ!
おお!
善光寺平を見下ろす素晴らしい立地の棚田です。
でも、思ったより勾配はキツくないのかな?
そうこうしている内に列車がやって来ました。
観光列車のリゾートビューふるさとです。
まず一旦姨捨駅に入って…
折り返して…
再度折り返して長野方面へと下っていきました。
これがスイッチバックです。
スイッチバックの一部始終も見られて満足しました。
18:16発JR篠ノ井線普通長野行きに乗車。
18:53、長野駅に到着。
長野も何気に栄えている街です。
裏路地に隠れるようにあった食堂で夕食。
地元飯だという焼きそば。
…お分かり頂けただろうか。
iPod touchと比較してもう一度。
凄まじい大きさです。
長径30cm、短径20cm、高さ5cm。
更に驚きなのが、これは「小」だという事。
大だと高さが2倍になります。
パリパリの麺に餡がかけられたあんかけ焼きそばで、
餡がかなり甘めの味付けなので余計お腹に溜まります。
飯田のローメンもそうだったけど、
長野県のご当地飯は基本的に甘い気が…
塩辛い東北が懐かしいです。
この後は1年前と同じ宿に行って寝ました。
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