(無題)

忘れた訳ではないですよ!
という事で、南欧旅行第4日目の日記を書き上げました。
こちらからどうぞ。
既に3ヶ月以上が経過していますが、
この日の日記は中々気が乗らなかったので…
と言いつつ、まだ5日目と7日目も書き終えていませんが。
もうあれから3ヶ月も経ったんだな…

今日はサマリートークで
ブラックホールの情報量問題についての話がありました。
ブラックホールに落ち行く宇宙飛行士を外から見ると
宇宙飛行士はホーキング輻射で燃え尽きて、
その亡骸の残照が今は亡き宇宙飛行士の情報を
後世に語り継いでくれるように見えますが、
これを宇宙飛行士本人の視点から見ると
ホーキング輻射などというものは存在しなくて、
宇宙飛行士は燃え尽きる事なく
無事に(?)ブラックホールに落ちられる筈で、
結局宇宙飛行士の死因は焼死なのか転落死なのか?
というパラドックスが紹介されて、
これは真空が座標変換に対して不変
(誰から見ても同じ)という仮定から来るものだから
真空の共変性を否定すれば万事解決!
みたいな感じで言っていたのですが、
何故真空の共変性という、これまで寸分の狂いも無く
現実に即していたものを犠牲にしてまで
ホーキング輻射という未だ嘗て誰も見た事の無い
謎の現象を守ろうとするのでしょうか…
でも、マクスウェル方程式とかも
最初はそう思われていたのかなぁ…

脚注
※「ホーキング輻射」
   ブラックホールの事象の地平面周りの真空の揺らぎによって
   ブラックホールが光を発しているように見える現象。
   が、この現象はあくまでブラックホールの影響を受けない遠く離れた人が
   自分の居る環境と比較した時にそう見えるというだけで、
   実はブラックホールの「事象の地平面」というのは、
   そこに特別な何かがある訳ではなく
   近付いて見てみると周りの何も無い空間と全く同じなので、
   そこまで行ってみた人にとっては
   ホーキング輻射は存在しないという事になる。

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