(無題)

今日から新年度。
僕は最早大学生ではありません。
これが良い区切りになると思うので、
高校合格を機に始めたこのブログを
本日限りで止める事に決めました。
無料版サーバーの残り容量逼迫というのも大きいですが、
流石に大学院生になってからは
旅行してばかりではいけないだろうという事で
これからは勉学に専念致します。
7年間ご愛読ありがとうございました。

…と、久し振りにエイプリルフールをやってみた。
院生になったら旅行せず勉学に専念しよう
なんて毛頭考えていませんからね!
いや、少しは考えるべきなのかも知れないけど。
今日は新年度早々静岡まで出掛けました。

愛犬2匹も引き連れて9時前に出発。
半田中央ICから知多半島道路に乗り、
大府西ICで下りて伊勢湾岸自動車道に移り、
そこから東名高速道路に移って静岡ICへ。
相変わらず静岡というのは半田からも東京からも遠いな…
愛知県と静岡県は隣同士で近いように思われがちですが、
名古屋からだと静岡は京都よりも遠いです。
静岡駅で東京出張から帰ってきた母親を拾い、
国道1号で更に東へ。


由比までやって来ました。
東海道本線と崖に挟まれた
猫の額ほどの空間に家が犇めき、
その間を縫うように細い道が通っています。
今日はどうやら祭礼の日なようで
小さな神輿を担いでいる人達も居ました。
こんな場所でお祭りって大変だな…


崖の上にある八阪神社。
ちょっと愛犬と上ってみます。


上りました。
結構高いですね。
津波警報発令時の避難所にもなっているようです。


しかし、高さは十分にしても
この急な階段ではお年寄りは上れないのでは…


愛犬達も下りるのに一苦労です。
駆け下りて手綱を引っ張るのは止めて欲しい。


下から見上げた図。
最早梯子レベルですね。


愛犬との散策で時間を潰していたら
順番が回ってきたので昼食にします。
由比に来たのはこの桜エビがお目当てなのです。
実は日本で捕れる桜エビの全ては駿河湾のもの。
余所ではまずお目に掛かれない
生桜エビの刺身なんかも食べられます。
甘くて美味しいです。


桜エビのかき揚げ。
どうやってこの間隙率の高い形に揚げるのだろう…
かき揚げらしからぬ上品な味です。


桜エビの釜飯。
おこげが美味しい!


折角由比に来たのであそこにも行ってみます。
神輿を避けて細い急坂で上へ。
ミカン畑が広がっているけど、
こんな急斜面では手入れするのも大変だな…


狭い駐車場に車を停めて最後は歩きます。


着きました!
薩埵峠です。
東海道随一の難所として、
そして東海道随一の景勝地として、
歌川広重の東海道五十三次にも描かれています。
今もJR東海道本線、国道1号、東名高速道路という
日本の大動脈が一堂に集結しています。


晴れていたら富士山がこんな感じに見えるそうですが…
今日は生憎の天気なので全く見えません。


お次は由比港漁協。
桜エビのオブジェがお出迎えしています。


由比港。
東名高速道路が防波堤のようになっています。
でも、これだと何処から海に出るんだろう…


あ、一部分だけ橋になっているんですね。
防波堤と高速道路を一体化させるという
面白い発想が昭和30年代からあったとは…
でも、これ津波が来たら
東名高速道路が一漁港を庇って犠牲になるけど良いのかな?


ここまで来たらもう少し足を伸ばしてみよう
という事で、富士宮の富士山本宮浅間大社まで来ました。
富士山をご神山として祀る
全国にある浅間神社の総本山です。


本殿。
ここは流石に愛犬を連れて入る訳にはいきません。
ここの桜は満開になっているな…


富士山の伏流水が湧き出る湧玉池。
日に20万トンもの湧水があるそうです。
これがあるからこそここに
富士山本宮浅間大社が建立されたのでしょうか。


逆立ちして餌を探すカモが居ました。


それを見つめる愛犬。
カモを狩るつもりなんだろうか。


1日20万トンという事で
池からはかなりの量の水が流れ出しています。
ここが静岡の神田川の起点なのです。
起点の時点でこの水量は凄いな…


何故この地にこれだけの湧水があるのかと言うと
この富士宮は富士山から流れ出た溶岩の末端に位置するから。
街中の随所でその痕跡を見る事が出来ます。
という事は、裏を返すと富士山が大規模噴火を起こしたら
ここは溶岩に飲み込まれる可能性があるという事ですが。


天気は微妙だったけど、
食に地形に中々面白かったです。
復路は新東名高速道路で帰りました。
今年度も津々浦々まで出掛けるぞ!

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