(無題)

卒業旅行第三弾第2日目。

(以降、イスタンブール時間UTC+3.0h)

4:38、Istanbul Atatürk国際空港
(イスタンブール・アタテュルク国際空港)に到着。
1ヶ月振りに戻ってきました。
と言っても、今回も乗り継ぐだけですが。


7:30発TK384便に乗り継ぎ。
TKがこの機内でまさかの高校同期と再会していました。
世界は狭い。

(以降、トビリシ時間UTC+4.0h)


10:40、Shota Rustaveli Tbilisi国際空港
(ショタ・ルスタヴェリ・トビリシ国際空港)に到着。
やって来ました、ジョージア共和国です!
平成27年4月まではグルジアと呼ばれていた国です。
(ジョージアは英語読みでグルジアはロシア語読み。)
カスピ海と黒海に挟まれ、
アジア枠に入れられたり中東枠に入れられたり、
はたまたヨーロッパ枠に入れられたりもする
様々な文化の結節点に位置する国です。
という事で、卒業旅行第三弾では
日本人にとって下手するとアフリカよりも馴染みの薄い
コーカサス(カフカス)地方を旅します。


まずはバスで市街へ。
タクシーの客引きがそこそこしつこく、
バスで行くと言っても
「バスは一人10GEL(大嘘)だから
三人合わせて25GELのタクシーの方がお得だぞ!」
とか大嘘吐いてタクシーに乗せようとしてきました。
ちなみに、バスの本当の運賃は0.50GELです。


山々が後ろに聳えていて綺麗ですね。


郊外の集合住宅は如何にも旧ソ連な感じ。
一昔前の集合住宅なんて
旧ソ連だろうが何処だろうが同じかも知れませんが。


中心街らしき場所。
街並みはヨーロッパそのものです。
ジョージアの地理的な位置だけを見ると
ヨーロッパ枠に入るのは不思議でしたが、
確かにこれはヨーロッパの一員ですね。


それでも、旧ソ連っぽい謎モニュメントがありますが。


1時間程でTbilisi Central駅(トビリシ中央駅)に到着。
想像していたよりも遥かに近代的で巨大な駅です。


ショッピングモールと駅が一体化しています。
日本の駅ビルみたいな感じでしょうか。
こちらは駅が完全におまけですが。


4階で後々乗る事になる鉄道の切符を購入。
窓口では普通に英語が通じました。


5階の食堂で昼食。
ジョージア料理はロシア料理に通ずるところがあります。
中々美味しいです。
食後は3階でSIMカードを購入してから外へ。


駅前地下通路。
所狭しと洋服屋が並んでいて
Бишкек(ビシュケク)を思い起こさせます。
こういうところはアジアっぽいですね。


Sadguris Moedani駅(サドグリス・モエダニ駅)。
ここから地下鉄に乗ります。
英語表記では翻訳されて
Station Square駅(駅前広場駅)になっていますね。

どうやら、Dubai(ドバイ)と同じく
乗車する為には交通系ICカードを買わねばならないのですが、
何処で買えば良いのか分からずうろうろしていると、
「ついて来なさい。」
と言うお爺さんが。
カード売り場に案内してくれる親切なおじさん…
かと思いきや、改札機に向かうと
徐に自分のICカードを取り出し、
改札機にタッチして僕等を通してくれたではありませんか。
ジョージアの人も優しいですね。
後でTKがロシア語で聞いたところによると、
お爺さんは嘗てАлматы(アルマトイ)で働いていて、
僕等をカザフ人やキルギス人と勘違いしたのだとか。
中国人や韓国人ではなく
中央アジア人と勘違いされたのは初めてだな…


Didube駅(ディドゥベ駅)で下車。
ここからマルシルートカに乗るつもりでしたが、
駅を出たところでタクシーの客引きに止められ、
「マルシルートカで行っても、見所の修道院へは
結局タクシーで行く事になるから、
始めからタクシーで行った方がお得だぞ!」
と言ってきたので、乗る事にしました。


Tbilisiの街を離れます。
首都なのにほんの数km走るだけで家が無くなりますね。


山道を上っていきます。


Jvari Church(ジュヴァリ教会)に到着。
丘の上に立つ眺めの良い教会です。
世界文化遺産にも登録されています。


芝の生い茂る丘陵。
そして、草を食む牛。
如何にもジョージアらしい景色です。


教会から見下ろすMtskheta(ムツヘタ)の街。
おお、絶景!
茶色いMtkvari(ムトゥクヴァリ川)と
青いAragvi(アラグヴィ川)が交わっています。


外の景色ばかりに気を取られていましたが、
Jvari Churchの中もちゃんと見ます。
石造りの立派な教会です。
そんなに大きくはないですが。


山国というのは良いですねー。
十分楽しんだところでMtskhetaに向かい、
宿にチェックインします。


大きな荷物を宿に置いて街歩き。
古き良きヨーロッパの街並みです。
土産物屋が並んでいますが、客引きは殆どありません。
アフリカの後だと寂しくも感じますね。


ジョージアはワインでも有名な国。
真昼間からサングリアを売る屋台があります。
折角なので1杯注文。
5GEL(約230円)でワイングラス2杯半分くらい来ます。
ワイン自体かなり甘口ですが美味しいです。


長椅子に腰掛けてワインを飲んでいたら、
隣の長椅子に猿使いとオウム使いが居て
子供達が集まっていました。
平和ですね。


ほろ酔いになったところで街歩き再開。
Svetitskhoveli Cathedral(スヴェティツホヴェリ聖堂)。
Jvari Churchと共に世界文化遺産に登録されています。
そこそこ観光客が居ますね。
殆どジョージア人っぽいですが。


Svetitskhoveli Cathedral内部。
Jvari Churchよりかなり立派です。
また、床には偉人の墓らしきものがあります。


Mtskhetaはとっても良い町ですが、町中の見所は
Svetitskhoveli Cathedralくらいしかないようなので
今度は西の丘にあるらしい教会を目指してみます。


結構な急坂を登ります。
ランニングするおじさんも居たり。


Ghvtismshoveli Church
(グヴティスムショヴェリ教会)に到着。
滅茶苦茶小さい教会です。
今も使われているのかな?
中には入れません。


暗くなってきたので町に戻ります。


Svetitskhoveli Cathedralの前で夕食。
ジョージアの名物料理Khinkali(ヒンカリ)が
1個0.7GELで5個からしか頼めないとの事だったので、
値段的に餃子くらいの大きさかと思ったら、
肉まん大のものが出て来て吃驚しました。
ジョージアの物価を舐めていたな…
そしてこの味は…
パクチーじゃないか!
何と、ジョージア料理にまでパクチーがあるのか…
上がり続けていたジョージアの評価は
ここへ来て暴落です。
とても食べ切れずに一部持ち帰りにして、
宿に帰ったら途轍も無い眠気に襲われたので
シャワーも浴びずに即寝落ちしました。

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