アフリカ旅行第10日目。
Erta Ale(エルタ・アレ火山)を離れます。
6:00、起床。
昨夜マットレスで横になった以降の記憶が無い…
のび太君ばりの速さで寝てしまったようです。
4時間くらいしか寝ていないから眠い…
ちなみに、昨夜の寝床はこんな場所でした。
開放感この上無いです。
ワンダーフォーゲル部でオカンしている先輩が居たけど、
その気持ちが分かったような気がします。
ただ、未明の砂漠は結構寒いです。
本来はここから再び火口まで歩いて
火口で日の出を拝むそうなのですが、
野営地から火口までの道(?)が余りに酷過ぎて
誰一人行きたがらず直で戻る事になりました。
復路の行軍中に日の出を迎えました。
日本のそれよりもかなり黄色いです。
太陽が出ると急激に暑くなってくるな…
嘗ての溶岩の流れが手に取るように分かります。
ここでさえかなり歩き難いのに、
これよりも遥かに危ない道を
月明かりも無い真夜中に歩くって、
冷静に考えると狂っているよな…
ただ、これはツアー会社が強行した訳ではなく、
前のツアーで悪天候の為に
Erta Aleに行けなかった観光客達が、
もう一度タダでツアーに参加させて
今度は火口まで行かせろ!
とゴネたからのようです。
こういうところまで旅行に来るような人は
ちょっとアレな人達が多いから、
ツアー会社も大変だな…
早朝だというのにこの暑さはエグい…
昨夜の暗中行軍の疲労も相俟って
お腹と背中がひっ付きそうですが、
Dodom(ドドム)に辿り着かなければ
朝食にありつけません。
極限状態の中、歩を進めます。
これもアフリカらしさ…だろうか。
着いたー!
2時間歩いて漸く着きました。
本来は朝食前に更に2時間歩くって
幾ら何でも流石に頭がおかしいと思う。
朝食はセルフサービス方式なので
大食いの欧米人達に負けじとお代わりしました。
朝食を終えたら出発です。
行きと同じ凄まじい悪路を走りますが、
余りに疲れているので
ロデオマシーン状態で眠ってしまいました。
人間その気になればどんな状況でも寝られますね。
起きたら塩田に来ていました。
Lake Afrera(アフレラ湖)。
ダナキル盆地にあるので流出する河川が無く、
凄まじい暑さによって塩湖になっています。
リゾート地みたいですね。
本来は行程に入っていませんでしたが、
日の出の火口ハイクが無くなった分、
こちらに寄ったようです。
皆が水着に着替えて泳ぎ始めました。
しまった、こんな行程に変わっているとは知らずに
水着を持ってきていなかった…
為す術も無く湖畔で佇んでいたら
ガイドや韓国人観光客のお兄さんに押されたので、
パンツ一丁になって入ってみました。
水面は結構熱いですが底は割と冷たいです。
塩湖と言えば浮遊体験ですが、
そんなには感じませんでした。
ちなみに、すぐ横で洗濯をしていたりします。
塩辛さを確かめる為に舐めちゃった…
砂浜のすぐ傍には温泉もあります。
火山と言えば温泉ですね。
42℃くらいで良い湯加減です。
久し振りにお湯に浸かれた…
やはり温泉は良い。
日本に帰ったら温泉旅行したいな…
Afrera(アフレラ)の集落で昼食。
こんなところでも集落があるんだな…
主に塩田での塩の精製を生業としているようです。
昼食を終えたら一旦Danakil(ダナキル)から離れます。
行きと同じ道で盆地から登っていきます。
途中何度かラクダやヤギの大移動に遭遇しました。
Afar州(アファール州)に住むアファール人は遊牧民族で、
水を求めて3ヶ月毎に移動しており、
今ではその移動先が政府によって決められているそうです。
17時頃Abaala(アバアラ)の街に到着。
今日の宿はゲストハウスです。
おお、屋根と壁がある…!
寝床は相変わらず床にマットレスですが。
しかし、有難い事にコンセントがあります。
ダナキルツアーでは充電出来ないものと思っていた。
wifiは当然の如くありませんが。
この辺りで最も近いwifiスポットは
50km離れたMekele(メケレ)だそうです。
この辺の州では州都くらいにしかないとか。
これぞアフリカの日常ですね。
地元の動物や子供と触れ合いながら夕食を待ち、
20時に夕食を食べてから
明日についての説明を受けて寝ました。
エチオピア人の英語はとっても聴き取り易くて嬉しい。
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