(無題)

春一番明けで寒い晴れ空。
こんな日は遠くまで散歩したくなります。
久し振りに碧南へ焼き芋でも買いに行くか!
という事で、愛犬2匹を引き連れて散歩に出掛けました。


去年は衣浦大橋で碧南に渡ったので、
今年は衣浦トンネルで碧南に渡ってみます。
人気の無い半田埠頭を歩いてトンネルへ。


そう言えば、埠頭の先にあるこの建物、
上ったり出来るのかな?


出来ました。
浮浪者っぽい人が居たりしましたが。


気を取り直してトンネルを潜ります。
愛犬は衣浦トンネル初体験です。


トンネルを抜けて碧南市にやって来ました。
これまた久し振りの碧南駅。
4年振りです。


4年前は駅舎を外から見ただけですが、
今回は入場券を買って中に入ってみます。
一見何の変哲も無い駅ですが、
人々の訝しむ目を耐えてホームを隈無く探してみると…


ありました!
ロシア語の書かれた古レールです!
5ヶ月振りの生(?)ロシア語。
書かれている文字は
“Б. Г. О. Ж. Д. 1902 XII НАДЕЖД ЗАВ. Б. Г. О.”
でしょうか。
何かの略字らしき”Б. Г. О. Ж. Д.”の意味は謎ですが、
“1902 XII”は製造年月日と思われる「1902年12月」、
“ЗАВ.”は”завод”(工場)の略だと思われます。
そして、工場の名前らしき”НАДЕЖД”は
如何にもロシアが好きそうな「希望」という意味。
合わせると
「1902年12月 希望工場製」
といったところでしょうか。

ホームの支柱に古レールが使われる事自体は珍しくなく、
特にケチなエコな名鉄では良く見られますが、
海外製の物はアメリカ製やドイツ製が多く
ロシア製はかなり貴重です。
日露戦争に勝って東清鉄道を獲得した際に
流入したものと考えられています。
そして、不思議な事にそのロシア製レールは
名鉄三河線だけに驚くほど局在しているのです。
ネットで調べた限り、名鉄三河線以外は名鉄豊橋駅だけ。
意外にも三河はロシアと繋がりの深い場所なのです。


ちょっと三河線を撮り鉄。
この後は無事焼き芋を買い、
愛犬用のおまけも貰って愛犬達も満足していました。

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