先々週日曜日は貨物フェスティバルで列車を見て、
先週土曜日は東京モーターショーで自動車を見て、
迎えた今週日曜日。
残る男のロマン溢れる乗り物と言えばあれです。
今日は今回の帰省に於ける最大の目的、
浜松基地航空祭エア・フェスタ浜松2015へ行きました。
半田駅から6:49発JR武豊線区間快速名古屋行きに乗車。
大府駅でJR東海道本線に乗り換えて豊橋駅へ。
豊橋駅でMYと合流しました。
2人で浜松駅へ。
9:15、浜松駅に到着。
物凄く混むと聞いていたけど、そうでも無いな…
雨模様だからかな?
遠州鉄道のシャトルバスに乗り換えて浜松基地へ。
浜松基地に到着。
雨なのに賑わっていますね。
航空祭自体は既に始まっています。
丁度始まったのがF-15J(イーグル)の機動飛行。
FはFighter(戦闘機)の頭文字です。
航空祭に単焦点レンズと広角レンズで来る阿呆。
望遠レンズは持っていません…
そんな訳で、肉眼で見たのとほぼ同じ倍率になっています。
正面でアフターバーナーを噴かすと凄い爆音です。
戦闘機ってこんなに五月蝿いものなのか…
沖縄で反対運動が起こるのも分からないでも無い。
しかし、それにしても格好良いですね。
お次は10機のT-4が発進していきました。
TはTraining(練習機)の頭文字です。
10機での編隊飛行か…
期待が高まる!
と思ったら、視界不良の為に6機が戻ってきて
4機での編隊飛行となりました。
やはり飛行機は天候の影響を最も強く受けるな…
T-4が戻ってくるまで30分あるというので
その間はUH-60JとU-125Aの救難展示。
UはUtility(汎用機)の頭文字、
HはHelicopter(ヘリコプター)の頭文字です。
会場の正面に遭難者が居るという想定での展示。
U-125Aが救難物資を投下し…
UH-60Jから自衛隊員が降下して遭難者を収容します。
9月に起こった関東・東北豪雨でも活躍したとか。
救難展示が終わると4機のT-4が戻ってきました。
編隊飛行を初めて生で見る僕にとっては
4機でも十分に魅力的です。
ダイヤモンド形やフィンガーフォーなど
様々な編隊を見せてくれました。
ただ、編隊を組み直す際に一々洋上に出ていたので
その都度20分くらい掛かっていました。
編隊を組み直す際に失敗して
住宅街に墜落する事を想定しているのかな?
T-4の編隊飛行が終わると午前の展示飛行は終了。
昼食がてら地上展示されている機体などを見に行きます。
先ほど機動飛行していたF-15J。
現在の航空自衛隊の主力機であり、
米軍のF-22(ラプター)に次ぐ強さを誇るそうです。
お値段は1機120億円也。
これ1機でGT-R1,000台分以上なのか…
N700系新幹線だと3編成分くらい。
平成のゼロ戦と呼ばれるF-2。
色々政治的にきな臭い話があって
国産では無く日米共同開発ですが。
これまた1機120億円也。
JR常磐線の快速列車8編成分ですね。
世界に4機しかないE-767。
しかも、その4機全てがここ浜松基地にあるそうで、
つまりは世界でここだけにしか無い機体です。
早期警戒管制機というタイプの飛行機で
上に飛び出している碁石みたいなものはレーダーです。
練習機T-7。
航空自衛隊のパイロットが初めて操縦する機体だそうです。
何処と無くレトロな見た目なので
一昔前に使っていたものなのかと思ったら、
12年前に運用開始したばかりだとか。
そうとは見えないほど味があるな…
お値段ぐっと抑えてたったの2億3000万円也!
ちなみに、とっても近未来的なF-15Jの運用開始は34年前です。
哨戒機P-1。
何故か航空自衛隊のホームページには紹介が無い機体。
一昨年に運用開始したばかりの最新型です。
展示してあるのは機体だけではありません。
地上装備もあります。
これはペトリオット(パトリオット)ミサイル。
地上から戦闘機やミサイルを撃墜します。
何かと話題になるイージス艦は宇宙空間を飛ぶ
中間段階の弾道ミサイルを撃墜するのに対し、
こちらは落下してくる終末段階のミサイルを撃墜します。
結構小さいんですね。
装備品の展示もあります。
自衛隊特有のノリの良い解説付き。
さて、予定通りならそろそろメインの編隊飛行の筈だけど…
流石にこの天気では無理なのかな…
まあ、一応行ってみるか。
えっ、やるの!?
こんな視程で出来るものなのか!
そう、今や航空自衛隊で最も有名になった舞台、
ブルーインパルスです!
ジェットエンジンの轟音を轟かせて発進していきます。
エンジンをかけてすぐに出発する訳では無く
入念に点検を行ってから出発するので結構耳が痛いです。
6機のT-4が離陸していきます。
ブルーインパルスの曲技飛行の始まりです!
手始めに4機で編隊飛行。
ぶつかっているんじゃないかと思うほど近い。
これを800km/hという速度でやっているのだから凄い。
ヤシの葉状に広がる5機。
ブルーインパルスは市街地上空でも編隊を組み直せるのか、
新たな編隊に組み替えて戻ってくるまでが断然早いです。
分かり難いですが、上下逆さまで飛んでいます。
頭に血が上らないのかな?
ただでさえ対Gスーツで下半身に圧をかけているのに。
この技術って実際の戦闘で役立つのだろうか
と疑問に思うのは無粋でしょうか。
4機仲良く逆立ち。
スモークで大空に描かれたハート。
曇天なのでちょっと見え難い。
かなり大きくて描き切る前にスモークが消えかけていますが、
飛行速度を考えるとこれでも凄い加速度がかかっているんだろうな…
6機で五角形型の編隊。
自衛隊なのにペンタゴンとはこれ如何に。
いやー、しかしこれだけの技を
いとも簡単にやってのけるって格好良いな…
飛行機も良いものですね。
この後は交通機関が混み合う前に早めに帰りました。
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