(無題)

山陰旅行第3日目。
今日は隠岐島前の西ノ島へ向かいます。

6:15、起床。
支度を済ませて駅へと向かいます。


富士見町駅から7:04発JR境線普通境港行きに乗車。


7:48、境港駅に到着。


凄い立派な駅舎に見えますが、
後ろにある建物は駅舎では無くフェリーターミナルです。


境港駅前にある水木しげるの銅像。
昨夜は鬼太郎の横に謎のおばさんが座っていて
銅像かと思ったら喋って滅茶苦茶ビビった。


8:17発隠岐連絡船接続バス七類港行きに乗り換え。


平坦な弓ヶ浜半島から険しい島根半島に渡ります。


七類港に到着。


竹芝埠頭よりも立派なフェリーターミナルです。
結構人が居るな…


乗船券を購入。
まさかの硬券です。
僕が山陰を旅行すると言って
どうせ鉄道ばっかり乗ってるんだろ?
とか思っていませんでしたか?
これでもP会離島班班長です。
境港まで来て隠岐に行かない手はありません。


9:30発隠岐汽船フェリーくにがに乗船。


七類港から出航。
ちなみに、隠岐の船の行き先は港の名前になっており
島の名前にはなっていないので注意。
船内放送でも多くの場合港の名前しか流されません。
対応
菱浦港―海士町―中ノ島
別府港―西ノ島町―西ノ島
来居港―知夫村―知夫里島
西郷港―隠岐の島町―島後


一眠りしたら島前の島々が目の前に迫っていました。


12:06、別府港に到着。


隠岐島前の西ノ島です!
おがさわら丸の船内で読んだ本の写真を見て以来、
いつか行ってみたいと思っていた島です。


まずは腹拵え。
塩ラーメンならぬジオラーメン。
隠岐のジオパーク認定記念だそうで、
山芋の上のアカモクで隠岐4島を表しているそうです。
昼食を終えたら島を観光します。
さて、何で巡ろうか…
路線バスは絶景ポイントまで行かないらしいし、
観光バスはかなり混んでいそうだし、
かと言ってレンタカーは高いし…


という訳で、レンタサイクルにしました。
名勝国賀海岸を目指して島特有の坂道を走ります。
錆びたママチャリでは辛い…
島は狭いしレンタサイクルは便利そうとか思っている人、
島はそれ自体海底から突き出た山みたいなものなので
珊瑚礁由来でも無い限りは基本坂がキツいです。
自転車慣れしてからにしましょう。
ましてやレンタサイクルは間違い無くママチャリです。


イカ寄せの浜。
年末年始になるとイカの大群がやってきて
籠で掬ったり、手掴みで捕れるほどだとか。
伝承では、由良比女命が芋桶に乗って海を渡っている際に
イカがその手を引っ張り、
それ以来非礼を詫びる為イカが押し寄せるようになったとか。


道路のすぐ傍に牛が放牧されています。
知らずに通るとビビる。


更に坂が急になってきたので
諦めて手で押して歩く事に。


牛馬止めの金網がありました。
うん?車道のど真ん中にあるけど、
どっちからどっちへ行く事を防いでいるんだろう…
というか、この置き方って車道を歩いてくる前提…?


と思ったら、2頭の馬が車道の脇で草を食んでいました。
ここから先は車道も含めて放牧ゾーンなのか…


振り返ると絶景。
素晴らしい…


カーブに何やら脇道のような獣道が。
脇道に逸れるの大好き人間なので
迷う事無く行ってみます。


何処に繋がっているんだろう…


結構先まで続いているな。


まるで整備されている登山道のようです。
案内とかは一切無いし、地図にも載っていないけど…
道に残っている足跡を見るに牛馬が作った道?


突端からの絶景。
この景色を独占出来るなんて何と贅沢な…
この場所に通じる獣道の入口の近くに
自動車を停められる場所やバス停は無いので、
徒歩か自動車でやってきた者のみに許される景色です。


上の写真だと壮大な絶景ですが、足元はこんな感じです。
文字通り糞まみれです。
現実とはそういうものです。
某花の都だって糞まみれなんです。
それを鑑みても素晴らしい景色ですが。
糞まみれの絶景を堪能したら再び坂に挑みます。


振り返ると一々絶景だなぁ…


そして、眺めの良い場所にはほぼ確実に牛馬がいます。
牛馬達も眺めを楽しんでいるのかな?


車道の行き止まりまで来ました。
ここからは歩きます。


この先は完全に牛馬達の世界。
寧ろ人の方がお邪魔させてもらっている立場です。


旧日本軍の監視所跡がありました。
日本海のロシア海軍を監視する目的だったようです。
島国日本にとって離島は国境最前線の事も多いです。
父島にも戦跡がありましたね。


という訳で着きました、摩天崖です!


高さ257mの断崖絶壁。
高過ぎて下が良く見えないほどです。
この写真に写っている絶壁では無く、それよりも更に高い、
この写真を撮っている僕が立っている場所です。


良く分からないので、摩天崖から伸びる遊歩道で下ってみます。
やはり足元は糞だらけだな…


うーん、結局良く見えない。
全貌は海からでないと見えなさそうですね。


牛、馬、それにカラスは我関せずと佇んでいました。
今度は海岸を見るべく坂道を下ります。


超爽快!
苦労して登った甲斐があったというものだ!


あっと言う間に下ってきて国賀海岸に到着。
ここは奇岩が連なる場所として有名です。
今にも折れそうなほど尖った観音岩が見えます。
尾張弁で言えばトッキントッキンです。


こちらは通天橋。
隠岐は知識人が良く流刑された場所だけあってか
格好良い名前が多いです。


まるで意志を以って生み出されたかのような奇岩…
自然は偉大です。


満足したので自転車を返しに行きます。
しかし、ここ国賀は別府港とほぼ正反対の位置。
車でも片道20分はかかる距離を
片手では数え切れない数の峠を越えて港を目指します。
着いた時の達成感は一入です。
ソフトクリームが美味しい!


17:20発西ノ島町営バス浦郷経由西小前行きに乗車。
国賀荘前バス停で下車して宿へ。


宿では隠岐の海鮮が惜し気も無く出されました。
やはり出たな…隠岐名産サザエ。
実はサザエを食べるのは初めてです。
でも、カキみたいに旅先だと食べられるかも…
…案外美味しいな。
これでサザエ嫌いを克服出来たかも?
この後は疲れも相俟って
島の早い夜に合わせて寝ました。

コメント

  1. sou16 より:

    西ノ島にも電動自転車はあった。
    高いから借りなかったけど。

  2. NY より:

    気持ちはわかるが北海道でそれは通用しない
    今回は同行者もいたわけだし

  3. sou16 より:

    ロードバイクこそ至高、はっきり分かんだね。
    しかし、北海道を自転車は辛そうだな…
    広過ぎて飽きそう。

  4. NY より:

    別の友人が北海道を自転車旅行してたなあ。
    俺もやってみたいものだ。