今日は昨日とは打って変わって晴天。
夏を感じさせる陽気です。
梅雨の中休みを日曜に合わせてくれたお天道様に感謝。
これで出掛けなかったら
神への叛逆としか言いようが無いでしょう。
という訳で、初夏の陽気に誘われて
久し振りにサイクリングする事にしました。
9:46、出発。
今回は荒川を遡上します。
意外にも今までやった事の無かった経路です。
陽光と微風の調和が気持ち良い!
サイクリング日和で大賑わいの荒川サイクリングロードを
球児達のファールボールに気を付けながら走ります。
荒川サイクリングロードという通称ですが、
実際は作業用車両や緊急用車両の為の道なので
普通のサイクリングロードとは比にならない高規格です。
信号は勿論の事、分岐や障害物の類も殆ど無く
極めて走り易いのですが、
走り易過ぎて逆に休憩するタイミングが分かりません。
まずはサクッと戸田橋に到着。
今まで到達した事のある最上流地点はここです。
勿論、今回はまだまだ先に進みます。
埼玉県に入ると本当にサイクリングロードになり、
分岐や曲がり道が増えてきます。
このサイクロップスのゴーグルみたいな水門は何だろう…
河川敷が田んぼになり、
サイクリングロードは堤防の上へ。
河川敷に田んぼって、台風が来たら全滅するのでは…
さいたま市に入った辺りで左岸に移り、
堤防が工事中とかで秋ヶ瀬公園内の迂回路を走る事に。
田んぼの中を走り、ひんやりした木のトンネルを潜り…
時折セミの鳴き声も聞こえたりして
6月にして気分はすっかり夏休みです。
東京の都会で荒んだ心が癒やされていきますよー。
生きてるって感じだなぁ…
これぞ人生。
入間川との合流地点で橋を渡って再び右岸に。
山が近付いてきていますね。
更に細い道になってきました。
…ところで、昼食はどうしよう。
お弁当を持ってきてあるんだけど、
適当な場所が全然見当たらない…
結局、この近くで土手に腰掛けて食べました。
ピクニック。
エネルギーを補給したら再び走ります。
ここはさくら堤公園。
両脇に桜が植えてあります。
春は綺麗だろうな…
川幅日本一(2,537m)なるポイントがありました。
荒川の中流域が日本一だったのか…
その雄大な姿とは!
これです。
…川が見当たらない。
どうやら、ここは洪水時の遊水池であり
普段は大半が水面の上になっているようです。
日本は川の流量の年較差が大きいですからね。
ただ、その論理だとガンジス川の川幅とかどうなるのだろう…
送水管。
…特に意味はありません。
送水管の少し先でサイクリングロードは堤防を離れ、
荒川から離れて北西へと逸れます。
堤防を離れると急に整備のやる気が無くなってるな…
川沿いのサイクリングロードにはある欠点があります。
それは道沿いに店や自動販売機が一切無い事。
既に下宿から持ってきていた水は飲み干した為、
飲料水を確保しなければならないのですが、
川沿いのサイクリングロードではそれが出来ません。
漸く川から離れたので飲料水が確保出来る…
と思いきや、予想外に何も無い田舎道。
店が一軒も見当たらない。
埼玉県ってこんな場所だったのか…
飲料水問題さえ無ければとても楽しい道なのですが…
工事現場前の自動販売機で何とか水を買えました。
サイクリングロードの終点、武蔵丘陵森林公園に到着。
ここからはルーファイしなければなりません。
県道だけだとそこそこ回り道になるので、
裏道も活用しつつ進みます。
そこそこアップダウンが増えてきました。
関東平野の終わりが近付いています。
と、途中で埼玉県農林公園なるものを発見。
「直売所」の文字に惹かれて入ってみました。
旅先で地元のものを食べるほど楽しい事はそうそう無い。
濃厚バニラジェラート。
越生の丸ごと梅ジュースと迷いましたが、
小腹も空いていたのでこっちにしました。
地元色があるのか分かりませんが、
深谷市観光協会は認めていました。
まあ、美味しかったから良いんじゃないですか(適当)
埼玉県産の牛乳を使っているようですね。
とてもジェラートとは思えぬ濃厚さでした。
あと、越生特産の梅がどうしても気になったので、
梅玉なる飴も買ってみました。
東京都心意外では積極的にお金を落としていくスタイル。
休憩を終えたら再び走ります。
ゴールは目前です。
当初の目的を忘れかけている感がありますが
ここで合流します、荒川です。
さて、暫く見ていなかった間にどんな変貌を遂げているのか…
これが荒川の今の姿です。
下流でのあの淀んだ流れが信じられないほど
滔々とした流れとなっています。
でも、これだけ登ってきた割にはまだ大物感があるな…
多摩川だったらもう源流に達するくらいの距離なのに。
流石は荒川と言うべきか。
荒川はここからいよいよ平野を抜けて
源流に向けて一気に登っていくのですが、
源流まではここが大体折り返し地点なくらいなので
とても今日中に行ける距離では無く、
キリが良いので今回はここで終いにします。
寄居駅に到着。
JR八高線、東武東上線、秩父鉄道が乗り入れる要衝ですが、
八高線は高麗川駅までと思われている節があり、
東上線は小川町駅までと思われている節があり、
秩父鉄道はそもそもそれ自体が…
という感じなので、そんなに存在感は無い気がします。
しかし、東武東上線のれっきとした終点であり、
お安く帰れるのでここから輪行します。
走行距離は91.2kmでした。
17:40発東武東上線普通小川町行きに乗車。
荒川を渡る。
上の写真でも東武東上線がちらっと見えています。
この東上線、名前が中々謎な事で有名です。
「東京の上の方に行くから東上線?」
みたいに思われているのかどうなのか分かりませんが、
実は、「東上」と言うのは東京と上州の頭文字なのです。
寄居では飽き足らず高崎まで行く計画だったのです。
八高線に先を越されたからなのか結局行きませんでしたが。
「上」は上越だという説もあるとか。
長岡まで行く計画もあったから凄まじい。
ただ、会津若松まで繋げる計画は
野岩鉄道・会津鉄道を介して成し遂げた東武だから、
上越線が第3セクターだったら
ほくほく線も合わせて糸魚川まで行っていたかも知れない。
小川町駅で17:58発東武東上線急行池袋行きに乗り換え。
日没。
この付近から通っている理物の友達も居ます。
僕の高校時代並の通学をしているんだな…
池袋駅で19:23発JR山手線外回りに乗り換え、
西日暮里駅で19:39発東京メトロ千代田線我孫子行きに乗り換え、
19:45、北千住駅に到着しました。
今迄は埼玉県と言うと大宮や春日部のイメージだったのですが、
こんなに良いところもあるんですね。
と言うか、秩父も埼玉だという事を今更認識しました。
群馬だと思っていた…
これからは埼玉と聞いたら秩父地方を思い浮かべる事にします。
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