(無題)

今日は期末試験前日…
であると同時に、JR武豊線電化の日でもあります。
やはりJR東海と言うか、何と言うか、
昨日の京成3300系引退みたいな
大々的なイベントは一切無く、
半田駅にもさわやかウォーキングの案内以外
それらしい掲示物は全く見当たらないのですが、
JR東海のホームページには
6:40頃から大府駅で出発式を執り行うとの事だったので
半田市民として行ってみました。


半田駅から6:14発JR武豊線普通大府行きに乗車。
(写真は乙川駅。)
これは電車では無く気動車のキハ75系です。
どうやら、電化は初列車からでは無く、
7:00以降順次電車に置き換えるようです。


6:37、大府駅に到着。
既にホームは人でごった返しています。
2,3番線ホームの端は報道陣以外立ち入り禁止になっており、
しかも舞台は報道陣の方を向いているものだから
2,3番線ホームに居る一般人には殆ど見えません。
出発式はあくまで報道向けのものであって
一般向けのものでは無いという姿勢のようですね。


2番線には既に電車が控えています。
遠目には車内照明がちょっと明るい程度の違いですが、
ちゃんとパンタグラフが付いています。


そうこうしている内に式典が始まりました。
地元代表として挨拶しているのは半田市長。
武豊線の電化で最も恩恵を受けるのは
武豊町では無く半田市亀崎地区と東浦町なので
当たり前と言えば当たり前ですが。
(平成24年度の1日あたりの乗車人員は
半田市4,947人、東浦町4,731人、武豊町698人)


乗ってきた列車の折り返し列車、3504Dが発車。
武豊方面の気動車最終列車です。
「ありがとー!」と叫ぶ人は2人くらい居ました。


沿線2市2町のゆるキャラ達も駆けつけています。
半田のだし丸くんしか知らない…
もし山陰本線が全線電化したら
沿線21市町のゆるキャラが集うのかな?


その間にも両隣の1,4番線では
東海道本線の列車がバンバン発着し、
側線には貨物列車が行き交っています。
武豊線しかない半田駅でやるべきだったと思うんですけど。


テープカットと共に電車としての初列車、
7:03発普通武豊行き3506Mが発車していきました。
気動車のブオォォォという音ではなく
電車のウイィィィンという音で発車すると
武豊線ではなく東海道本線に向かっていくような気がする…
感慨も何も無くあっと言う間に加速して視界から消えました。


出発式を終えるとゆるキャラ達は退散。
と言っても、あの巨体では改札を抜けられないだろうし、
そもそも階段を上れるのだろうか…?


その後ホームに現れた仕切りに囲われた謎の一角。
中では一体何が行われているのか(すっとぼけ)


2番電車、7:28発普通武豊行き3508Mに乗車。
今迄のキハ25と何処が違うんだとかは言わないお約束。
静かだ…
実に静かな走行音だ…


亀崎駅にあった看板。
「武豊線複線電化・高架早期実現」
この手の看板にしては珍しく電化は達成されましたね。


同じく亀崎駅で武豊線の気動車最終列車
快速名古屋行き5509Dと行き違い。
これで武豊線から気動車が消えたのか…
ディーゼル機関車はまだ走りますが。


7:58、半田駅に到着。
半田駅発のさわやかウォーキングが開催されるとの事でしたが、
生憎の雨模様なので止めておきました。
徒歩で自宅へ。
単線電化が達成されて大騒ぎしている
最多で毎時4本になった最大4両編成のJR武豊線のすぐ隣で、
複線電化で高架化も成し遂げた
最多で毎時9本、最大8両編成の
名鉄河和線が粛々と列車を走らせている光景は、
しとしとと降る雨も相俟って
空間の捻じれでも越えたかのような印象を受けます。


さわやかウォーキングには参加しませんでしたが、
武豊線の電化と合わせて(?)
今日限り開店した「くらカフェ」なるものがあるそうなので
旧小栗家住宅に行ってみました。


半田市内お菓子屋さんが集って
自慢の品を持ち寄っています。
店内のレトロな雰囲気も良かったです。
さわやかウォーキングじゃなくて
こっちをもっとちゃんと宣伝すべきだったと思うんだけどな…

そんな訳で、開業から129年という
世界でも類を見ないレベルの時間を経て電化された
JR武豊線の非電化最終日、
そして、電化初日が終了しました。
あと、ついでに僕の春休み前半も終了しました。

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