伊豆諸島旅行第3日目。
3:58、起床。
手早く支度を済ませ、4時半前に民宿を出ます。
バスで岡田港へ。
5:15発東海汽船さるびあ丸に乗船。
伊豆大島から更に南へと向かいます。
取り敢えず、眠いので一眠り…
起きたら既に島が目の前まで迫っていました。
8:56、神津島港に到着。
黒い島から白い島へ。
神々の集いし島、神津島です。
送迎車で民宿に向かい、
荷物を置いたらすぐに出発。
車で送ってもらいました。
高処山展望台。
神津島の南端、多幸湾が見えます。
黒島登山口。
大島と同じく、離島巡りは山登りから。
という訳で、天上山に登ります。
少し登ると雑木林が早くも終わり、
灌木だけになって眺望が開けます。
良い景色だ…
スルジ山が思い起こされます。
更に登ると灌木さえも無くなり、
ゴツゴツした岩が姿を顕にしてきました。
標高400mちょっとで高山の如き様相を呈しています。
三原山は噴火後間も無いにも関わらず
結構植生があったけど。
30分程で山上に着きました。
神津島はテーブルマウンテンのような形になっており、
山上に辿り着くまでよりも
山上での遊覧の方が遥かに時間がかかります。
山上には鬱蒼とした林があります。
山体で強風が遮られるから?
千代池。
雨水が溜まって出来た池だそうです。
良く涸れないな…
とても日本の離島とは思えません。
モスタル郊外にあった山みたいです。
表砂漠。
最後の噴火から1,200年近く経っていますが、
未だに植生がありません。
天上山山頂に到達!
周囲360°遮るものが何も無いので最高の眺望です。
飛ばされんばかりの強風…
いやぁ、良い気持ちだ…
天空の丘から見た新東京百景。
寧ろ昔の東京百景には入っていなかったのか…
東京百景とか60個くらい島嶼部になるんじゃないか?
ここで時間がかなり押している事が分かり、
急いで下山する事に。
という訳で、神津島最高地点から海岸まで下ってきました。
手早く昼食を済ませます。
14:25発神津島村営バス赤崎遊歩道行きに乗車。
神津島最北の赤崎遊歩道バス停にやって来ました。
赤崎遊歩道は飛び込みが出来る場所として有名。
理Ⅰとは対極的な大学生達がウェイウェイしています。
飛び込んでやるぜー!
水着が無いのでパンツで飛び込み。
もう少しで脱げるところでした。
飛び込みを抜きにしても
景色が素晴らしい場所ではあります。
さて、実はこの赤崎遊歩道は僕が無理を言って
わざわざ訪れた場所です。
僕が行きたがる場所…そう。
廃線です!
伊豆大島には鉄道の類は一切存在していませんでしたが、
神津島名組湾には嘗て石材積み出し用のトロッコが
昭和17年から昭和30年代まで存在していました。
ほんの100mちょっとですが…
それでも惹かれるのが鉄というものです。
一応、案内の看板も立っているので、
忘れ去られた廃線という訳ではないようです。
かなり真新しい看板なので、
近年の鉄道趣味の盛り上がりを背景に設置されたのでしょうか。
石材を切り出していたのは後ろに聳える神戸山です。
トロッコまでは索道で運び出していたそうなのですが、
索道の跡は見付かりませんでした。
ここから石材が積み出しされていたのか…
僅かに枕木が残ってきます。
しかし、廃止後50年以上が経っているのに
これほどしっかりと残っているものなんだな…
時間が少し余ったので、
赤崎トンネルを抜け、更に先へと行ってみる事に。
大黒根トンネル。
ここで通行止めになっていました。
昔はもっと先まで行けたようです。
何処に通じていたのだろう…
今ではここの道はバスの転回場になっています。
16:20発神津島村営バス神津島港行きに乗車。
神津島の夕方。
てんこ盛りな一日だったな…
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