(無題)

バルカン旅行第3日目。

6:58、起床。
昨夜はベッドで一旦横になったのを最後に
記憶が全くありません。
そんなに疲れていたのか…
朝食は付いていない宿なので、
朝食をとるべく街へと繰り出します。


Dubrovnikの朝。
夜に比べて人が少ないな…
Dubrovnikの朝は遅い。
世界遺産ではありますが、
今も普通に人々が暮らしているので
ゴミ収集車なんかも走っています。


Dubrovnikで朝食を。
間違い無く今までの人生で最も優雅な朝食です。


朝食を済ませたら要塞へと向かいます。
Dubrovnikには要塞が多くあります。
今回はその中でも一際存在感のある
Tvrđava Lovrijenac(ロヴリイェナツ要塞)を目指します。


ありゃ、通り過ぎてしまった。
ここはここで景色が綺麗ですが。


となると、この裏路地しかないけど…


あ、着いた。
こんな分かり難い場所に…
まあ、要塞を分かり易い場所に造っちゃ駄目か。


登ってみます。


要塞の上から。
海風が気持ち良い!


何故か市街の方を向いている砲台もあります。
反逆者用?


ついでに要塞近くのビーチ(?)へ。
アドリア海は思ったよりも温かいです。
泳ぎたかったなあ!


要塞を見終えたら昼食をとり、
街でお土産を買ったりした後、
市バスでバスターミナルへ。
東京に住んでいるというクロアチア人の方に会ったりしました。


バスターミナルでSplit(スプリット)行きの切符を購入し、
15:00発Split行きのバスに乗車。
運賃は146Kn。


さらば、Dubrovnik…!


アドリア海に沿って北上します。


Ploče駅(プロチェ駅)に続いていると思われる線路。
嘗てはSarajevo駅から直通列車があり
本当はそれを使うつもりだったのですが、
現在は国境手前のČapljina駅までの運行となっており、
Mostarで列車を降りてバスでDubrovnikへ、
という経路にした次第です。
MostarもDubrovnikも素晴らしかったので
結果オーライですが。


途中から高速道路に入ります。
果てし無く雄大な高速道路です。
こんなところを走ったらさぞかし気持ち良いだろうな…


街が見えてきました。


18:32、Splitに到着。
1本前のバスに変えたら、
予定よりも1時間も所要時間が短くなったな…
高速バスだったのかな?


まずはSplit駅(スプリット駅)を見てみます。
街路樹や露店に隠れていて、
通りからは凄く分かり難い場所にあります。
HŽというのがクロアチア国鉄
“Hrvatske željeznice”の略称です。


時刻表。
ハンガリーのBudapest(ブダペスト)行きの
国際列車なんかもあります。


構内。
現在定期列車が運行されている駅としては
クロアチア国鉄最南端の旅客駅です。
予定よりも1時間半も早く着いた所為で
乗る列車の発車までかなり時間があるので、
Splitの街を観光してみます。


Splitはアドリア海最大の港町。
アドリア海の離島への船便の拠点になっており、
イタリアからも便があります。


そんなSplitの見所は何と言っても、
Dioklecijanova palača(ディオクレティアヌス宮殿)。
ローマ皇帝ディオクレティアヌスが退位後に住んだ宮殿です。
ロマネスク様式を主としながらも、
エジプトやトルコの影響も強く感じさせる
正に文化の要衝たるバルカンに相応しい宮殿。
YR(社会科学科)が興奮していました。


大聖堂。
この鐘楼は上る事が出来るらしいのですが、
残念ながら既に閉まっていました。


宮殿内で夕食。
黒トリュフのペンネ(Fuži)が絶品でした。
トリュフはイストラ半島の名産品です。


夜のSplit。
アドリア海の街は綺麗だな…


駅に戻ります。
構内の端の方でカップルが熱いキスを交わしていました。


22:01発824列車Zagreb glavni(ザグレブ中央)行きに乗車。
人生4回目の夜行列車です。


今回は一等車。
アメニティグッズが置いてあったり、
ミネラルウォーターがサービスされたり、
部屋に洗面台が付いていたりと、
台湾ベトナムの寝台車とは比べ物になりません。
流石はEU圏と言ったところでしょうか。


連結器の衝撃も無く静かに発車。
Splitを後にします。


アドリア海が見えます。
昼間に通ったら綺麗だろうな…
この後はまた泥のようにねむりこけました。

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