(無題)

台湾旅行第6日目。
果たして、無事日本へ帰国出来るのか?

周りが動き出した気配で起床。
今の時刻は…?
…5:37!?
台北到着予定時刻は5:22だった筈!
まさか、最悪の状況で寝過ごしてしまうとは…!
と思いきや、幸運にも列車は遅れている様子。
た、助かった…
…いや、待てよ。
これはひょっとすると寧ろまずい状況なのでは…


5:43、定刻より21分遅れて台北駅に到着。
やはりヤバい…!
乗る飛行機は桃園8:15発。
往路のバスは1時間以上かかっていた。
そして、次に乗れるバスとなると台北駅6:30発…
これはもう四の五の言ってはいられない!
タクシーを使おう!
が、ここで新たな問題が。
何と、手持ちの台湾ドルが残り234元しかない。
バス代でさえ125元するというのに
こんなお金では松山国際空港さえ行けない!
(東京で言うところの羽田国際空港的な空港。)
イギリス旅行の時のポンドは余りまくったのに…!
7,600元も両替してこれだけしか残っていないとは
我ながら惚れ惚れするような読みです。
…このトラブルさえ無ければ。
タクシーの運転手さんと交渉して
日本円での支払いを許してもらう事に。
助かった…
高速道路を120km/hでかっ飛ばし、
6:25に桃園国際空港第2ターミナルへ到着。
が、支払いの段になって最後の問題が。
手持ちに1万円札しかない…
…仕方無い!
日本円で払う迷惑料込みだ!
釣りは要らねえ、とっときな(1万円札を出す
と思ったら、お釣りで1,000元をくれました。
忝ない…


8:15発CI154便中部国際空港行きに搭乗。


さらば台湾!
またいつか…!
うーん、見渡す限り雲で何も見えない。


11:48、中部国際空港に到着。
こうして、今回の台湾旅行は終了しました。

我ながら改めて振り返ってみると、
良くもまあこんな杜撰な計画で海外旅行したものです。
普段の日本旅行以上にキツい行程でした。
それでも無事帰国出来たのは
偏に台湾の方々の支えのお蔭です。
以前は台湾の人は人情に厚いと聞く度に
それはその人が合った台湾人が
偶々そうだっただけだろ…
とか思っていましたが、
大半の人が本当に優しかったです。
ちょっと困った様子を見せただけで
すぐに助け舟を出してくれます。
何度助けられたか分かりません。
台湾でなかったら行き倒れていた自信があります。

困った様子を見せていなくても、
大きなザックに首から引っ提げたデジカメという
旅行者丸出しの格好をしているだけで
積極的に話し掛けてきます。
海外一人旅とか殆ど喋らないんじゃないか
と出発前に親から心配されましたが、
実際にはいつに無く多くの人と話した旅行になりました。
また、台湾の人は優しいだけでなく語学も堪能です。
道端のお婆さんでも普通に英語が話せるとは…
英語の便利さを痛感させられました。
英語教育の積極的な推進には懐疑的でしたが、
何だかんだでやっぱり英語は出来た方が良いです。

最後に、台湾では鉄道文化も浸透している!
運行形態や駅員の配置、使用車両などは
日本の旧国鉄に近い雰囲気の台鐵ですが、
鉄道の観光化に対して非常に積極的です。
鉄でなくても普通に楽しめると思います。

人は優しい、食べ物は美味しい、
鉄道文化は広く浸透している。
台湾最高!
またいつか行きたいです。

コメント