(無題)

模試後の束の間の休み。
という事で、以前行ったあの謎の緩衝地帯
今度はきちんとデジカメを持って行ってみました。

しかし、用途は謎である。
はい、やって参りました。
改めて見ると、我ながら良く通れると気付いたものだな…

すみません、以前「大江」と誤表記していました。
この橋梁、「成岩入江橋梁」という名前らしいです。
ここの地名は前潟町。
どう見ても陸地なのに何故「入江」なのか?
僕も半田市の市史を調べて初めて知ったのですが、
実はこれには深い訳がありました。

実は衣浦臨海鉄道も結構最近に出来た。
JR武豊線が開業したのは全国でも最古レベルの明治19年(1886年)。
当時にはこの橋梁の部分まで海が来ていたのです。
本当に入り江だったという訳です。
時が経つ事、実に126年。
衣浦臨海工業地帯の造成に伴い入り江は埋め立てられましたが、
この橋梁だけはその存在を後世に伝えているのです。
深いですねー。

振り返る事と立ち止まる事は違うっ!
歴史にちょっと感動したところで先に進みます。

まぁ、草を刈る必要性は皆無だが。
心做しか草が大分伸びているような…
こんなに高かったっけ?

草が生えているから毒は無いのだろうか…
あれっ?
貯水池の水ってこんなに澄んでいたっけ?
1ヶ月足らずの間に随分変わったな…

Higashinarawa Drain-Pumping Plant
この池は東成岩排水ポンプ場という施設らしいです。

空白地帯。
ここから先は未知の地帯です。
さあ、一体何が待っているのか…!

という事は、ここまでは車が乗り入れる想定なのか。
ん?
舗装路に変わったな…

※おじさんが居る場所は立ち入り禁止です。
池…
いや、釣りをしてるおじさんが居るから
ここは今現在も入り江なのか。
…あの橋梁はもしかして!

分岐線跡…?
これは…衣浦臨海鉄道半田線
こんな所に繋がっていたのか!
そう言えば、上り列車が来るのは丁度このくらいの時間…

元々貨物列車とはそういうものである。
来た!
あっ!今度はちゃんと貨物引いてる!

新たな撮影ポイント?
おー…
しかし、相変わらずのろいな…

区間快速名古屋行き
取り敢えず、橋梁まで戻ってきました。
貨物を引いている衣浦臨海鉄道を撮ってみようと思います。

意外と高低差がある。
来たっ!

架線柱…
武豊線を貨物列車が走っているって
何だか不思議な気分だな…
いや、武豊線の本来の目的は
東海道本線建設用の資材を運ぶ事なんだけど。

ソテツでちょっと南国チック。
という訳で、地元の歴史に触れた散歩でした。
何だかんだで意外と自分の故郷の事って知らないものですね。
あ、そう言えば今回はサイレンが鳴らなかったな。
1回パトカーが来たけど。

脚注
明治23年の成岩村の地図は大日本帝国陸地測量部によるものです。

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