(無題)

今日は天皇誕生日。
という訳で、皇居へ行く為に東京へ…
…嘘です、申し訳ありません。
はい、今日は冬休みの予定その1、
東京大学オープンキャンパスでした。

話は昨日の夜から始まります。
JR名古屋駅広小路口に同志10人が集合。
23:30発のドリームなごや6号に乗って東京へ。
人生3度目の夜行バス。
うーん、夜行バスってのはどうしてこう寝難いんだ…
安いものには安いなりの理由がありますね。
そんな感じで、今朝6:17に東京駅に到着。
眠い…
そして、それ以上に寒い!(気温2.8℃)
どの店もシャッターを下ろしているから、
店に入って暖を取る事も出来ないし…
始発から1時間半以上も経っているというのに。
日本の首都が聞いて呆れるぜ!
取り敢えず、朝食が食べられる所を求め、
大手町駅のガード下へ。
なか卯で朝食を摂りました。
「ティファニーで朝食を」ならぬ、「大手町で朝食を」。
…一気に庶民的になりましたね。
その後、KK達2人と別れ、
地下鉄丸の内線に乗って本郷三丁目駅へ。

赤門
着いた!
…誰もいないな。(現在時刻7:57)
仕方無い、待つか…
という訳で安田講堂へ。
8人でワイワイガヤガヤやっていたら、
広報部に取材されました。
もしかすると、次の東大新聞に載るかもです。

一番乗りで受付を済ませ、
志望学科毎に文系組(2人)、医学組(2人)、
そして理学組(4人)に分離。
僕は当然の事ながら理学組に。
IN、kuni、HYと東大を巡りました。
兎にも角にも、まずは理学部1号館へ。
この文理での集客に対する力の入れ様の差は何だ…
理学部は殆ど全て定員無制限、参加自由、
常時パネル展示等があり、模擬講義は全23回。
対する文学部は模擬講義2回、模擬ゼミ1回に見学2回、
法学部に至っては、質問コーナーと
模擬講演2回、それも事前申込み必須のもののみ。
お高くとまっているな…
理系離れは良く叫ばれているけど、
文系はそんなに安泰なのか?
あと、理学部には1号館入ってすぐの所に
「女子中高生のための相談コーナー」という
何だか切実なブースがありました。
流石は男子率91%の理科一類…

最初の講義まで少し時間があったので、
量子力学関係のパネル展示を見に
上田研究室を訪れました。
量子力学も面白そうだよな…
うーん、素粒子物理学か数学か、
将又量子力学か、悩ましいな…
ランダウアーの定理とかについて質問していたら、
いつの間にか時間がきていたので、
そのまま模擬講義の方へ。
最初に受けたのは「重力波で探る宇宙の始まり」。
予想外の人の入りで、まさかの立ち見でした。
理学部人気あるんだな…

次に「冪級数のはなし」の最後を垣間見ました。
「五次以上の方程式は『有限個の』四則演算、
冪乗、根号の組み合わせでは表せない」って
何か引っ掛かる言い方だな…と思っていたけど、
無限級数展開を使えば解けるという事だったのか!
いやー、良い事知った。

次に「宇宙の謎を探る素粒子の研究」へ。
理学部で唯一整理券が必要なイベント。
30分前の配布開始と同時に行けば大丈夫だろう…
え?もう無い!?
何と!理学部ってそんなに人気だったのか…
いや、決して理学部を侮っていた訳ではないのですが、
まさかこれほどまでとは…
仕方無く、別室で中継を見ました。
ヒッグス粒子の質量の算出方法って、
ただの内積だったのか…
目から鱗が落ちる思いでした。

息衝く間も無く次の講義へ。
今度は「宇宙における物質の生成と流転」。
げっ!これって第1部と2部で内容が違うのか!
しまった…第1部(ビッグバン直後)の方が良かった…
まぁ、仕方無いか。
超新星爆発に伴う元素生成のr-過程や、
不安定同位核の重イオンビームについてでした。

ここまで見た所で既に13時を回っていたので、
中央食堂で昼食を摂る事に。
中央カレー(カツカレー)を食べました。
その後、図書館を見学し、
その足で理学部最後の講演、
「理学部にしかできないこと」を聞きました。
かなり色々見たな…疲れた。
こういうのを見ると勉強しようという気が
より一層強まりますね。

そんな感じで、東京大学オープンキャンパスは終了。
ここで皆と別れ、一人帰路に就く。
明日はピアノの発表会なので一刻も早く帰りたいのです。
という訳で、のぞみ49号に乗って名古屋へ。
人生7度目のN700系新幹線。
夜行バスに乗った後だと有難味が骨身に沁みます。
早さ、快適さ、寝心地、どれを取っても格が違う。
高いものには高いなりの理由がありますね。
流石は世界に誇る日本の高速鉄道です。
お陰でたっぷりピアノを練習できました。
普段は在来線派な僕ですが、
いざという時に新幹線は頼りになります。
ありがとう、新幹線。

コメント

  1. TKTK より:

    俺は物工の研究室見学してきた。
    学科長の話のあと、二つの研究室をみしてもらった。一方は半導体研究でもう一方は量子テレポーテーション研究だった^^ 
    前者は原子を絶対零度付近まで下げるための液体ヘリウムのタンクだらけで、とても人のいるような場所には見えなかったw
    後者もミラーが所狭しと配置されていてかなり圧倒された。実際に研究室の施設を見れたのは非常に貴重な体験だった。
    ホールの講義を受けようと思ったらやはり満席で、太陽光発電やLED研究のパネルの先生と50分もしゃべってた。電子機械工学にはそんな興味なかったけど、エネルギー準位とかプランク定数とか出てきて聞いてて面白かった。
    研究者って話し出すと止まらないな(*^_^*)

  2. sou16 より:

    理系の研究室はそういうのが多い。装置もガムテープで止めてあったり、ダンボールが挟んであったりと、結構手作り感満載だったりする。
    研究者は自分の研究について誰かに話したくて仕方が無いからな。少なくとも理系に関しては。
    研究者だって人間だ。