慣習を超えて伝統となるか(書きかけ)

早いもので今日で令和7年も終わりです。
今回も行きます、恒例の初日の出遠征です。
早生まれの僕を含めて全員が30代となり、
ライフステージも変わってきました。
学生の頃に始まった恒例行事がここまで続いているというのは
手前味噌ながら素晴らしいことだと思いますが、
悲しいかな人というのは生きるほどにしがらみが纏わり付いて
どんどんと行動が制限されていくものです。
それを「大人になった」と誤魔化して
自分の気持ちに蓋をしている人の何と多いことか。
勿論、それに本当に満足しているのなら問題無いと思いますが、
そうでないなら限界まで存続の道を探り続けたい。


前置きが長くなりましたが、
新横浜始発のひかり533号で福山駅にやって来ました。
去年から始まった新幹線アプローチの第5期です。
岡山県は1年で飛び出して早くも広島県に入りました。


しかし、今回はただ県が変わったというだけには留まらない
極めて大規模な変革があります。
初めて旭丘高校出身以外の人、
具体的に言えば結婚した面子の配偶者が参加するのです。
独身者は自由気儘なので年末年始に放浪しようが無問題でしたが、
所帯を持ってしまうとそうも言っていられません。
持続可能な形でこの行事を続けていくには
ご家族の理解を得ることが必要条件。
そういう訳で、今回奥様方の心象を良く出来るかどうかが
今後の初日の出会の運命を決めると言って良いでしょう。


いつも通り観光から行きたいと思います。
まずは福山市勤務のFRが教えてくれた神勝寺へ。


お寺を名乗ってはいますが、
ラコリーナ近江八幡みたいな雰囲気です。
実はこのお寺、古くからあるものではなく
昭和40年に地元の常石造船の社長が造ったもので、
隣にある遊園地みろくの里と実質セットみたいなところがあります。


臨済宗の寺院としてちゃんと禅道場などもあります。
有料の座禅体験に参加しないと見学は出来ませんが。


四季桜が咲き誇る小径を抜けると…


フィナンシェみたいな外観の奇抜な建物が現れました。
これが神勝寺一番の名物、洸庭です。


中は撮影禁止でしたが、水面に浮かぶ光条で
25分間の瞑想体験を出来るという施設でした。
ちょっと江之浦測候所を思い出した…ような?
アオコは細胞内のタンパク質合成を表しているんだと評したり、
はたまた僕は原始惑星形成の暗喩だと言ってみたり、
そんな感じの映像作品(?)でした。


敷地内にはうどん屋があったので昼食はうどんで。
精進料理仕様で椎茸と昆布を揚げたものが付いていて
これが結構美味でした。


お次は県境を越えて岡山県笠岡市の伏越港へ。
神勝寺は奥様方に配慮して比較的メジャーどころとして選びましたが、
とはいえ忖度してばかりで初日の出会の真の姿が伝わらないのも
それはそれで本意では無いので、
いつも通りのマニアックな観光地も織り交ぜてみます。


5段の階段状になった珍しい岸壁。
瀬戸内海西部は有明海に次ぐ国内有数の干潮差のある海で、
笠岡では4mにも達することがあります。
その為、その時々の潮位に合わせて
どの段を使うか変えているものと思われます。


今回は下から2段目の段でした。
14:20発笠岡フェリー大福丸に乗船。


宇宙船みたいな謎の施設が現れました。
こちらカブトガニを模した笠岡市立カブトガニ博物館です。
笠岡湾がカブトガニ繁殖地に指定されたことから
世界で唯一カブトガニ専門の博物館を造ったそうです。
今日開館していたら神勝寺じゃなくてこっちに来たかった。
ちなみに、カブトガニの青い血液は
極微量の毒素にも反応してゼラチン状に固まる性質があり、
それを利用したリムルス試薬という医療品があります。
製造工場では大量のカブトガニから血液を抽出する
非常にディストピアンな光景が話題になっています。
日本に生息するカブトガニは個体数が少ないので
カブトガニ血液抽出工場があるのは米国らしいですが。

To be continued.

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