おはようございます。
女満別空港の現在気温は30℃です。
オホーツクなのに暑いじゃあないか…
長年挑戦していたとあるアクティビティの予約を
今年遂に抑えることが出来たので、
急遽北海道に飛んできました。
北海道は年々公共交通機関が削られているので
今回は大人しくレンタカーを使います。
面白地名、岐阜。
岐阜県出身者が開拓したのでしょうか。
何気に人生で初めて来たサロマ湖。
思った以上に潮の香りが強いです。
地図上で見るとほぼ閉塞している汽水湖のように見えますが、
実際には殆ど海水と変わりないようですね。
記念切符集めで道の駅サロマ湖。
名前からするとサロマ湖の絶景が望めそうですが、
実際には林に遮られて全く見えません。
2km徒歩で登れば展望台があるそうですが。
時間が足りないので今回はパスで。
計呂地からは旧・国鉄湧網線の経路に沿います。
平成初期を感じさせる絶妙に古いデザインの看板が出迎える
計呂地交通公園には…
戦前生まれのC58型機関車が
旧・計呂地駅跡で静態保存されています。
このC58 139は戦時中軍に供出され、
メーター軌間幅1mで敷かれたレール用の造り。
日本の普通の鉄道は幅1,067mmなのでそれよりちょっと狭い。に改造されて泰緬鉄道に送られる直前まで行ったとか。
表の看板に「SLに宿泊」と書かれていた通り、
保存車両はライダーハウスとしても活用されているようです。
オタクっぽく細かいことを言えば、
宿泊するのは先頭のSL(蒸気機関車)ではなくて
SLが牽引しているこちらの客車だと思うのですが。
施錠されていますが中はこんな感じ。
当然ですが冷暖房設備は無く、
今の時間は熱気が籠っていてかなり暑いです。
その代わりに宿泊料金は大人1人300円/泊と格安ですが。
嘗ての駅舎が旧・国鉄湧網線の資料館になっているそうなので、
そちらの方も見ておきます。
何だこの背の低過ぎる跨線橋…
こちらが旧駅舎。
「駅長」こと管理人が詰めていて、
資料館を見たり客車に泊まりたい時には
その管理人にお願いする必要があります。
ちなみに、「駅長の家」ことこの駅舎にも泊まれるとか。
国鉄湧網線資料館がこんな感じ。
そもそもが小さな建物なのでごちゃっと詰め込まれています。
何と国鉄の制服と帽子がコスプレグッズとして置かれていました。
しかも写真撮影OK。
勿論記念撮影させて頂きました。
こちらは湧網線が裏を走っていたらしい道の駅愛ランド湧別。
先程の計呂地交通公園と同じ業者なのか、
昭和後期〜平成初期を感じさせる妙なレトロ感の看板です。
そもそも道の駅の名前がダサ過ぎる。
そして、「思いたったらオホーツク」って
そんなに気軽に来られる場所かな…?
空路の便を考えると、何なら下手な道南民とかよりも
都民の方が「思いたったらオホーツク」しやすそうなのが悲しい。
正確には、どデカい看板は道の駅のものではなく
隣にある遊園地「Family 愛 Land YOU」のことを指しています。
看板だけでなく名前までダサ過ぎて逆に清々しい。
バブル期のノリで造ったものなのでしょうか?
どういう歴史なのかとググってみたら、GoogleのAIは
「1911年に「宝塚新温泉」として開業し、
その後、一般公募で「宝塚ファミリーランド」と命名されました。
2003年に閉園しましたが、湧別町では、その跡地を活かし、
2022年4月29日に「Family 愛 Land YOU」としてリニューアルオープンしました。」
とかいう大嘘をいけしゃあしゃあと返してきたので結局謎です
(宝塚新温泉も宝塚ファミリーランドも兵庫県宝塚市にあった施設だし、
2022年4月29日は単に冬期休業が終わって2022年の営業を始めた日)。
湧網線跡は崖の下にあって全く見えませんでした。
観覧車に乗ってみようかとちょっと考えましたが、
まだまだ回りたい場所があるので次に向かいます。
湧別町の市街地にある道の駅かみゆうべつ温泉チューリップの湯。
看板の雰囲気に既視感が…
湧別町の観光施設の看板を一手に引き受けた業者でも居るのでしょうか?
ここは旧・中湧別駅の廃駅跡に造られています。
国鉄名寄本線から湧網線と名寄本線の湧別支線が分岐していた
オホーツク沿岸のターミナル駅でした。
周辺には家々が建ち並び、この地域にしては今も栄えている雰囲気です。
今でも鉄道が通る遠軽町。
10年振りにして初めて無雪期に来ました。
瞰望岩のリベンジをしようかとも思いましたが、
あと2つ道の駅を巡っておきたいのでパス。
道の駅遠軽森のオホーツク。
令和元年に延伸開通した旭川紋別自動車道の遠軽ICに隣接した、
事実上SAとしての役割も担う真新しい道の駅です。
新しいからなのか、湧別町ではないからなのか、
看板も今時な雰囲気です。
これもあと20年したらレトロダサい扱いになるんだろうか。
時間に追われているので、記念切符だけ買ったらすぐさま次へ。
本日最後の道の駅、道の駅おんねゆ温泉に
滑り込みで記念切符を購入。
何とか間に合った…
折角なので記念切符だけじゃなくてご当地牛乳も購入。
お隣置戸町のミルク工房MilRichです。
これは稚内牛乳に勝るとも劣らない…
いや、稚内牛乳超えが来たかも…!?
稚内牛乳より入手難度が高そうですが。
牛乳を飲んでのんびりしていたら、
道の駅の前の時計が鳴動し始めました。
案内看板曰く、世界最大級の鳩時計だそうです。
鳩時計と言う割に鳩が見当たらないような?
と思ったら、一連の動作のトリとして姿を現しました。
鳥だけに。
ところでこの道の駅、旧・留辺蘂町域にあって
北見市の中ではかなり外れの方に位置するのですが、
何故か北見市を代表してポケモンマンホールが設置されていました。
カーリング場の前とか、もっと適切な場所があったのでは。
それとも、この道の駅の裏に北きつね牧場があるから、
そこからロコンを連想したのかな?
留辺蘂と言えば…ということで
最後にちょっとだけ寄り道。
北見市立留辺蘂中学校の裏の砂利道ですが、
何があるかお分かりでしょうか。
ここです。
JR石北本線西留辺蘂駅です。
平成12年に北海道留辺蘂高校への通学用として
地元が請願して設置された石北本線で最も新しい駅なのですが、
その肝心の留辺蘂高校は今年度末での廃校が決定してしまいました。
パッと見では朝の通学時間帯に遠軽方面の列車が一切無く
北見市中心部からの通学には使えないように見えますが、
7:53着の西留辺蘂終着の列車がある為そこは大丈夫です。
また、下校時間帯は16:38着の事実上の送り込み列車があり、
16:57発の網走行きは西留辺蘂始発の列車になっています。
この西留辺蘂駅、1面1線の駅で側線など一切無いので
こんな駅で折り返しが出来るのか不思議になりますが、
ここから遠軽方面に3.5km行ったところに嘗ての金華駅、
現在の金華信号場があり、そこで折り返しています。
金華駅が健在だった頃は需要が一切無いはずの
謎の金華行きとして運転されていました。
ところで、何故この駅のスロープは
こんな中途半端な位置で途切れているんですかね。
あと3m頑張れなかったのか。
留辺蘂高校が廃校となったら西留辺蘂駅はどうなってしまうのだろうか…
留辺蘂町にまさかのご当地ファミレスがあったので、
夕食はここで食べます。
B級ご当地グルメのオホーツク北見塩やきそば。
中々美味しかったです。
夕食後にセイコーマートで明日の朝食を探していたら、
よつ葉乳業のジャスミン茶オレを見掛けたので購入。
さんぴん茶ミルクティーの北海道版じゃないか!
ジャスミン茶は緑茶ベースでさんぴん茶は烏龍茶ベースという
お茶自体の違いもあるものの、
それだけでは半分も説明出来ない大きな違いがあります。
八重山ゲンキ乳業のさんぴん茶ミルクティーは
盛夏に汗だくでがぶ飲みしたい爽やかさでしたが、
よつ葉乳業のジャスミン茶オレは
秋口にゆっくりと味わいたいコクがあります。
これだからご当地牛乳は面白い
(このジャスミン茶オレは全国販売だったようですが)。
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